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こんにちは、金次郎です。
2年前に「将来、私はどうすれば?」と言うタイトルで、認知症になってしまった父の事を書きました。
将来、私はどうすれば?
更に、今年の6月には、生活習慣によっては65歳以下の人でも「若年性認知症」に罹る可能性が有る事も書きました。
「若年性認知症」とは?~「認知症」は、お年寄りだけの病気じゃ無いから気を付けて~
今回は、スマートフォンの見過ぎで起こる「スマホ認知症」について書いてみたいと思います。
「スマホ認知症」とは?
現代人の必須アイテムになったスマートフォン。
あなたは、毎日どのくらいの時間スマートフォンを見ていますか?
実は最近、病院の「もの忘れ外来」に多くの若者が訪れているそうです。
問診の内容を精査して見ると、皆さんスマートフォンの見過ぎと分かり、医療業界では「スマホ認知症」と名付けています。
症状と原因
「スマホ認知症」の主な症状です。
・集中力が無くなった
・注意力が落ちた
・書こうとした漢字が思い出せない
・言おうとした言葉が出てこない
これらの事に当てはまると「スマホ認知症」に罹っている可能性があります。
また、スマートフォンを見る為に夜更かしをして睡眠不足になり、学校の勉強や会社の仕事にまで影響を及ぼしてしまうと、もう認知症に罹る以前に「依存症」かも知れません。
「スマホ認知症」になる原因ですが、あなたは以下の様な事をしていませんか?
・夜、布団の中に入っても、スマートフォンを見ている
・トイレで用をたしている時も、スマートフォンを見ている
・友人と会話をしている時も、スマートフォンをいじっている
・仕事や家事の最中も、スマートフォンを見ながらしている
スマホ認知症の危険性
2020年に行った調査によると、50代のスマートフォン利用率は90%以上で、60代でも75%です。
最近は高齢者でも使いやすい様にした機種も増え、若者だけでなく高齢者の使用も増えています。
しかし、スマートフォンの見過ぎは過剰に情報収集をしますので、脳の処理容量がパンクしてしまいます。
何気なく見ているスマートフォンの画面でも、情報を処理するために脳は活発に働いています。
情報を取り入れて処理をしたら、外に吐き出すまでが脳の働きの流れですが、何気なく画面を見ていても脳に情報を取り入れており、情報が蓄積されて行きます。
ですから情報が溜まっていくと、脳の処理容量がパンクしてしまい、新しい情報を取り入れられなくなってしまい「もの忘れ」の原因になります。
また、スマートフォンのブルーライトも時間帯によっては身体に悪影響を及ぼします。
就寝前にブルーライトを多く浴びることで、睡眠ホルモンの分泌量が減少し、寝つきが悪くなったり途中で目が覚める「中途覚醒」を起こしたりと、睡眠不足や睡眠の質を落とす原因になります。
睡眠不足は、脳の情報処理能力を低下させてしまいますので、ますます物忘れに拍車をかけてしまいます。
予防方法
さて、ここまで「スマホ認知症」の原因や症状、危険性を書いて来ました。
現代社会に置いて、スマートフォンは切っても切れないアイテムになっている人も多いでしょう。
取り合えず、出来る予防法を書いて見ましょう。
使用時間を決める
スマートフォンの利用時間を決めて、その時間以外は触らない様にします。
例えば「食事の時間はスマホを触らない」とか「トイレにスマホを持って入らない」など、自分でルールを決めましょう。
休憩時間を作る
スマホ認知症を予防するためには、脳の疲労を取り除く必要がありますので、スマートフォンを見ない時間を作り脳を休ませましょう。
直ぐにスマートフォンに頼らない
現代では、スマートフォンやパソコンでキーワードを入力して検索すると、知りたい事が直ぐに見つかります。
非常に便利な時代ですが、逆に頭で考える習慣が減ってしまっています。
脳の機能を低下させない為にも、自分で考えて解決する事を試みてください。
デジタルデトックス(デジタル機器に触らない時間を作る)を行いましょう
「使用時間を決める」の応用ですが、人と会話する時間を設けましょう。
人との会話は、言葉を選び考えながら話しますので、人間に本来備わっている五感を取り戻す事にもなりますし、人とのコミュニケーションは脳の活性化を促す事にもなります。
終わりに
認知症の記事、第3弾は「スマホ認知症」と言う事で、スマートフォンに依存し過ぎている現代人に年齢関係無く罹りやすい、新しいタイプの認知症の症状や原因などご紹介しました。
しかし、スマートフォンに限らず現代会社では、ほとんどの職場にパソコンがあり、飲食店やコンビニ&スーパーもオートレジなどデジタル端末で会計処理をする時代です。
世の中が便利になって行く分、自分で考える事が少なくなり、それに伴って思考力が衰えていっています。
この様な時代だからこそ「自分の頭で考える」と言う動作を、もう一度見直して、たまにはデジタル端末から離れた日常生活を送ってみましょう。
参考:(健達ねっと)スマホ認知症とは?スマホ認知症の危険性や予防方法を徹底解説!
https://www.mcsg.co.jp/kentatsu/dementia/1332
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記事を読ませていただきました。
携帯電話ではいろいろな情報をみることもできます。考える力や想像力が乏しくなってきているのが残念でなりません。役にたつ記事を楽しみにしています。
毎度コメントありがとうございます。
現代は、駅のホームや電車に乗っている時も「何をそんなに見ているんだろう?」
と思うくらい、皆さんスマートフォンを見ています。
まあ、私もパソコンを使った仕事をしていますので、ちょっと気を付けようと思っている次第です。