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今回もテーマに困っているichihimeです。
困ったときに頼りになるのは、病院の待合室にあるポスターや雑誌です。
今日も病院内をうろついていたところ、目に入ってきた情報がありました。
『パープルリボン』、リボンシリーズです。
今までのわたしの記事で、グリーンリボンやゴールドリボンを紹介しました。
当初ピンクリボンくらいしか知らなかったわたしは、バリエーション豊なリボン活動があることに驚きました。
そして今回のパープルリボン。
「あれっ?」と思うことがいくつかあります。
謎は解けるのでしょうか?
パープルリボンが持つ2つの意味
まずひとつは、「すい臓がんの早期発見のための定期健診の推進運動」と「すい臓がん患者とその家族への理解と支援」というモチーフです。
紫色は、治癒の力を象徴する色なのだそうです。
もうひとつは、「DV(ドメスティック・バイオレンス)をはじめ、個人間の暴力や虐待に関心を呼び起こすとともに、暴力の下に身を置いている人々に勇気を与えよう」と啓発する活動の象徴です。
一般的には、こちらがよく知られているようです。
①DV撲滅運動の象徴
アメリカで、レイプや虐待など被害者や、医療関係者・専門家、関心をもつ市民によって設立された団体により制定?され、日本でも紹介されたことがきっかけになり、広がりました。
NPO法人全国女性シェルターにネットによって展開されています。
東京タワーを紫色にライトアップしたり、コンサートが行われたり、全国で様々なイベントが開催されています。
今年も東京スカイツリーや京都タワーなど、全国でライトアップが実施されますよ。
令和4年度 女性に対する暴力をなくす運動 | 内閣府男女共同参画局 (gender.go.jp)
②すい臓がん撲滅の象徴
アメリカで、すい臓がん患者遺族が立ち上げた立ち上げられた膵臓がん患者支援団体、すい臓がんアクションネットワーク(Pancreatic Cancer Action Network)により制定?され、すい臓がん撲滅に向けて活動しています。
すい臓がんは、他の乳がんや前立腺がんなどに比べて、5年生存率が10%未満という、なかなか治療が難しいがんです。
早期発見・早期治療、進行がんでも根治する治療開発の大切さを訴えるシンボルとして広がりました。
「すい臓がんに光を当てる」がキャッチフレーズです。
ウォーキングやランニングなどのイベントが開催されていますが、ここ2,3年はコロナの影響で延期になっているようです。
「もっと知って欲しい」パープルリボンに込めたすい臓がん撲滅の願い 健診で問いかけよう!「私のすい臓は大丈夫でしょうか」 | がんサポート 株式会社QLife (gansupport.jp)
どうして2つの意味があるの?
では、なぜ1つの色に2つの意味があるのか…
結論は、「調べてもわからなかった」です。
謎は解けませんでした。
ただ、区別として、ピンクリボンなどのアウェアネス・リボン(端と端が交差している形)が表しているのが、すい臓がん撲滅の象徴らしいのです。
そうやって違いがわかるんですね~
…って思ってたら、もっと調べてみると、DV撲滅も同じ形をしているようです。
違う象徴、せめて形は変えようよ…
さらに調べると、パープルのアウェアネス・リボンには「てんかん」の象徴もあるのだとか…
どうも、パープルに関しては複雑なようです…
謎は解けなかったわけですね。
あれこれリボンにするのは、少し考え直したらいいのかもと思いました。
今回は見切り発車の、なんとも後味の悪い記事になりました…(泣)
アウェアネス・リボンとは 概要と色の意味一覧 Awareness Ribbon | アウェアネスリボンショップ (ribbon-shop.net)
一緒に押さえておきたい、オレンジリボンとは?
複雑ながら、パープルリボンにはDV撲滅の象徴の意味があると触れました。
そして、一緒に知ってほしいのが『オレンジリボン』です。
オレンジリボンは「子供の虐待防止」を象徴しています。
児童虐待防止全国ネットワークの活動として、子供が虐待されることのない未来と、虐待されている疑いのある情報の共有をテーマに活動しています。
併せて押さえておきたいですね!
オレンジリボン運動 – 子ども虐待防止 (orangeribbon.jp)
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