知ってほしいイヤーマフ~聴覚過敏の必需品~

ヘッドフォンをしている女性の後ろ姿

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知ってますか?「イヤーマフ」

パッとみて、ヘッドホンのように見えますが、これは「イヤーマフ」と呼ばれる物です。

イヤーマフ

イヤーマフとは、耳全体を覆うタイプの防音保護具です。イヤーマフは、もともと工事現場や飛行場、射撃、モータースポーツなどの騒音が大きい場所で、それらの仕事に携わる人の耳を守る道具として使用されてきました。

引用:聴覚過敏に対処するためのイヤーマフの選び方とイヤーマフのオススメ4選をご紹介【LITALICO発達ナビ】

今回、ご紹介したい「イヤーマフ」は、聴覚過敏などで「音に苦しんでいる人たち」が使用している例です。

聴覚過敏とは?

聴覚過敏と聞くと、大きな音が苦手なだけかと思われがちですが、聴覚過敏には様々な症状があります。

聴覚過敏とは感覚過敏のひとつで、周囲の音が激しい苦痛や不快感を伴って聞こえる状態を指します。現時点で明確な定義はなく専門家によって定義はさまざまです。

てんかんや顔面神経麻痺など他の病気や不安や抑うつ、疲労などの心理的な要因などで年齢を経て現れることがあります。一般的に、発達障害のある人に合併する場合が多いようです。

たいていの人にとって普通に感じられる程度の周囲の音が、異常に大きく感じたり、苦痛を伴って感じられることがあります。耳の奥が痛くなったり頭痛やめまいなどを伴うこともあります。

引用:聴覚過敏とは?原因や症状、日常生活や仕事できる対策を紹介します

私の場合

私自身も、聴覚過敏があります。症状がでるのは、疲れているときや、精神的に落ち込んでいるような時に、周りの音が苦痛でしかなくなるのです。

他人の話し声が、気にしないようにしてもずっと聞こえてきて、気になって気になって仕方なくなったり、大きな声の人のそばにいると、動悸がしたり息苦しくなったりします。

なので、仕事中は常にヘッドホンをしています。好きな音楽を聞いていると、人の声が気にならなくなるのです。

通勤途中でも、たまに人の声が気になるときは、イヤホンを耳栓代わりに使っています。

子どもとイヤーマフ

発達障害や、何かしらの障がいがある子どもたちの中には、聴覚過敏の症状がある子どもが一定数います。

そんな子どもたちの必須アイテムが「イヤーマフ」なのです。

音が苦痛であるにも関わらず、うまく伝えられない子どももいます。どう聞こえているのかは、本人しかわかりません。

誤解されるイヤーマフ

イヤーマフは、その形からヘッドホンと勘違いされがちです。食事中も装着していると、「行儀が悪い。」と勘違いされたり、ジロジロ見られたりするという偏見もあります。

イヤーマフは、音楽を聴くためにしているわけではありません。

見た目はヘッドホンと変わりませんが、音から自分自身を守るためにしているのです。

イヤーマフを使用することによって、聴覚過敏がある人は生活の質が向上する可能性があります。学校や職場など、その使用を受け入れてくれるコミュニティは増加していますが、使用に際しては丁寧に必要性を伝え、相互に理解しあうことが重要です。

理解しあうことが大切

もし、街中でイヤーマフをしている人や子どもがいたら、音楽を聴いている訳ではなく、「聴覚過敏などのハンデがあるのだな。」と少しだけでかまいません。

頭の隅で理解してもらうと、イヤーマフを付けている人たちの助けになるかもしれません。

 

参考サイト

音に苦しむ「聴覚過敏」知ってほしい | 未来スイッチ!課題解決で暮らしやすい社会へ|NHKニュース

聴覚過敏に対処するためのイヤーマフの選び方とイヤーマフのオススメ4選をご紹介【LITALICO発達ナビ】

聴覚過敏とは?原因や症状、日常生活や仕事できる対策を紹介します

イヤーマフって何ですか? – 成年者向けコラム

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ヘッドフォンをしている女性の後ろ姿

2 件のコメント

  • 初めまして
    私は現在比較的静かな地方都市に住んでおります 都内に住んでいたときはある場所で工事が終わったらいつの間にか別のところで始まっている感じでした ですから現在は近隣で工事をやっていることはあまりなく、工事音よりは冬期にやってくる灯油の巡回販売が最大の難敵です 特にコロナの頃は家から出られず苦しい思いをしました ところが最近になってカンカンカンカン金属の打音が聞こえるようになりました 結構聞こえるので近くなのかと思って音の出どころを探して歩いてみたら結構遠い場所で、マンションかなんかのビルを解体しているということでした 今は足場を組むために打音が響くのだそうです 自分が聴覚過敏であるかどうかは医師の診断を受けてないので断言はできませんがその傾向があることは間違いないと思います 実は音自体より「音が来るかもしれない」と身構えてしまい緊張状態が続くのがきついです 何とかしたいと検索をかけてこちらにたどり着きました 前置きが長くなってしまいました 前述のように都内在住時には頻繁に工事音に悩まされておりましたので、イヤーマフやノイズキャンセリングヘッド歩ン、耳栓などを複数試しました 結論としては決定打は見つかりませんでした ノイズキャンセリングヘッドホンは高価な物を買えば違ったのだと思いますが、それなりの金額のものでは特に効果は感じられませんでした 耳栓は耳が痛くならないからとずっとシリコン製のものをしていましたが、使用限度を超えていたのでしょう 耳の中で粉々になってしまいました 可能な限りかきだしましたが、以降恐ろしくて使えなくなりました しばらく経って頭を振ると耳鳴りのような音が鳴るようになりました 常時ではないので放置していましたが一向におさまらないので耳鼻科に行きました すると先生がシリコンの欠片を取ってくれました それ以降耳鳴りはなくなりましたが、耳の中はひどい状況のようで、骨が見えているということでした 多分耳栓などいろんなものを耳に入れたことも影響していると思います 素人の私にはよくわかりませんが、耳にゴミがたまりやすいそうで、定期的に耳掃除に耳鼻科に通っています 直接的に悪いところに薬を塗るとかすればいいのではないかと思わないこともありませんが、それは難しいのだと思います 最後にイヤーマフですが、年々改良されていると思いますので、私の話はいささか古いかもしれませんが、音をより遮断する=すき間を少なくする=締め付けがきついという印象はなかなかぬぐえません 逆にいえば頭や耳が痛くならない=締め付けが弱い=多少のすき間ができる=防音効果が低い これは私が指摘するまでもなく、イヤーマフを使ったことがある方の多くが感じておられると思います
    これを何とか克服するイヤーマフはないかとそれなりに探しましたが、なかなか思うようなものは見つかりませんでした もちろん私の頭の大きさとかも関係していると思いますが、イヤーマフには大抵遊びがあり、頭の小さい人はそのサイズでの締め付けがゆるいかきついかが問題となり、それは頭の大きな人でも同じだと思うのでそこを克服というか、いい妥協点を見出してくれるイヤーマフが欲しいなと工事のカンカンカンカンという音を聞きながら感じました
    かなり長くなってしまいました 掲載には向かないと思います 読んでいただいたことに感謝申し上げます

    • MEIJI様
      コメントありがとうございます。いろいろと試行錯誤されているのですね、
      MEIJI様に合うイヤーマフが見つかること祈っております。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    TANOSHIKAライター。うつ病、AC(アダルトチルドレン)、機能不全家族育ち。現代詩を勉強中です。セクシャルマイノリティ当事者。読みやすい、わかりやすいをモットーに様々な記事を書いていきます。