「福祉を、明るく華やかに」をミッションに掲げ、全員がおしゃれを楽しめる様に体現し続ける、平林景様へインタビュー!【後編】

誰もがオシャレを楽しめる世界へ。平林景氏インタビュー 後編

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この度、「福祉×おしゃれ」を理念に、障害に対する理解向上や、福祉業界へのイメージを明るく華やかにすることを掲げて活動されている、平林景さんにインタビューさせていただきました!

平林さんが今最も力を入れている事業のミッションは、『おしゃれなおむつ』の開発です。

2025年6月24日、大阪・関西万博に出展され、平林様が代表理事を務める、日本福祉医療ファッション協会主催で、「O-MU-TSU WORLD EXPO」を開催しました。

前編では、『O-MU-TSU』の反響についてや、開発のきっかけ、デザインや機能性、販売の予定や、今後の開発について興味深いお話を聞くことができました。

前編の記事はこちらです→

後編では、おむつの意外な活躍の場についてや、おむつの未来について、そして、平林さんの今後目指すことや、読者へのメッセージをいただきます!

最後までぜひご覧ください!

おむつの意外な活躍の場

青と黒が基調のおむつ

おむつの利用方法については、長距離マラソンなどのスポーツ選手も使用すると言いますが、それ以外でもおむつが使える場面がたくさんあるそうです。

アイディアの例として、おむつの吸水帯を全体に薄く付けることで、汗を吸収し汗ばむ時期にもベタつかないサラサラパンツを作ることができるのではないか?という話も出ました。

「そうなってくると、スポーツだけなのか?という話になるぐらい活用できる範囲は広くなるんじゃないかなと思います」

平林さんの頭の中では、既に色んな活用の場面が浮かんでいるようでした。

また、災害時でもおむつは活躍すると言います。

「震災の避難グッズの中におむつを入れてる方って、まだ少ない気がするんですけど、ニュースでも被災地のトイレ問題が注目されていますし、普段はけるレベルのデザインのものになってきたら間違いなく、一家に人数分のセットを備蓄として入れるようになるんじゃないですかね?」

また現在、災害時のプライベートおむつとしても使えるおむつも開発中だそうです。

「災害用でいくんだったら、まずは最低ラインとしては普段はいているおむつのデザインとほぼ変わらないクオリティのデザインのものができることですね。

それよりさらに上を行くんだったら、アウター型のものがあったら、脱ぎ着しなくてよくて、漏らしたら捨てたらいいだけなので、相当楽で使えそうなアイテムになるんじゃないかなと思っています」

災害時ではおむつは必需品になっていくと思います。

その中で、普段と同じクオリティでかつ、デザインや形も進化したおむつがあれば、きっと、活躍してくれると思います。

おむつの可能性

紫と黄色が基調のおむつ

平林さんは、インナー用やそのまま外出できるおしゃれなおむつなども開発されています。

そんな中で、まだ構想中だけど、実現したい未来についてのお話も聞けました。

「あったら欲しいなと思うのが、便とか尿を出しても、全部イオン分解して無臭化・肥料化してくれたり、おしりも洗ってくれる機械じみたオムツがあったら最強だなと思いますね。

ディスポンサーみたいな感じで、便も全部分解して、肥料に変えてしまうみたいなのがもし開発できれば、宇宙でもそれをはけるんじゃないかなって、ずっと思っています」

確かに、毎回取り替えないといけない手間を考えると、交換を必要としないおむつは画期的です。臭いや汚れの問題も解決されれば、本人や介護の負担も随分軽くなることでしょう。

まだ見ぬ未来のおむつの姿まで、平林さんの頭の中には描かれていました。

また、おむつ×スポーツのように、未来を変えていくアイデアとして平林さんは音楽業界に注目しています。

「ミュージシャンとか、長いことライブされてる方で、オムツをされる方もいるそうです。スポーツもそうですけど、音楽って世界共通で、あまり壁がない業界なので、結構面白いんじゃないかなと思います」

取材班のゆたから音楽フェスなどでの活用についても尋ねられると、このように返ってきました。

「音楽フェスだと、実際にはいてる方が結構いらっしゃったんで、もっと増えるんだろうなと思います。それこそ、フジロックとかコラボしたらいいのにと思いますね」

また、平林さんは、ライブで長時間トイレに行けない悩みや、推し活をする人のためにカラフルなおむつも開発されようとしています。

開発のきっかけについて、平林さんから興味深いお話を聞かせていただきました。

「結構0→1を生み出しているように思われるんですけど、実は0→1ではあまり生み出していないんです」と語る平林さん。

「こんなのがあったらいいのにな」という当事者の方の話を聞いて「確かにそれ、面白いけどないですね、今度作ってみます!」という流れで生まれることが多いそうです。

黒がバズった時も、色んな声が1000件ぐらいコメント入ってきてたんですけど、その中には、『勝負の赤が欲しい』とか、『私のテーマカラーは黄色なんです』とか、色んな声があって、『面倒だ、レインボーでいこう!』みたいな(笑)」

黒く塗ったおむつ

翼祈:これがライブの公式グッズで販売されたり、自分の好きなアーティストが身に付けてたら、その人が身に付けているから欲しい!ってなったり、SNSで拡散されると思います。

七色のおむつとカラフルなお花 

「僕も絶対、そうなると思います。なので、多少高くてもそういうイベント系のパンツとして、アウターのおむつが出てきても全然アリじゃないかなと思います。

日常的にはくものというよりも、イベントの日のみんな安心して漏らせ!その場から離れんな!みたいな感じで、めちゃくちゃ盛り上がりそうな気しますけどね(笑)」

おむつのイメージが変化して行く中で、イベントや生活の一部におむつが関わってくるとこんな未来が訪れるかもしれません。

それが決して夢物語ではなく、すぐそこまで来ているんじゃないか、そう思わせるほど、平林さんの言葉は楽しそうで、周りをワクワクさせる力があると思いました。

おむつの未来を考える

黒がメインの、赤とシルバーが基調のおむつ

O-MU-TSU WORLD EXPO 2025トークショーでは、テリー伊藤さんはおむつに対して「古いよね、ペーパーブリーフって呼び方に変えてもいいな」というお話がありました。

取材班のゆたは、そのお話について、このような質問をしました。

ゆた:平林さんはおむつという言葉を変えていきたいですか?
それともおむつという言葉を残しつつ、今の固定概念を変えて行きたいですか?

「意識とかを変えるのに、名前を変えることが必要なのであれば、変えてもいいだろうな、とは思うんですけど、ただ、変えるというよりも、別の名前を増やしていくっていう感覚の方が近いかなと思いますね」

おむつ、という言葉そのものにマイナスの要素があるのではなく、呼びたい人が呼びたいように呼んでいけばいい。

そして、時代の流れや時間の経過である程度、基準が決まっていくのだと平林さんは語りました。

話の中でテリー伊藤さんの会場での発言について、平林さんはこのように補足しました。

「テリーさんも会場で言われていたんですけど、おむつという言葉をなくしたいとかっていうんじゃなくて、こういう呼び方もいいじゃん、っていう呼び掛けなのかなと思います」

続いて従来の白いおむつに対しても、このように話されています。

「おむつも別に白が悪いなんて一切思ってないですし、むしろ白がいいっていう人も全然いますからね。正直、それはその人達への冒とくや否定でもありますから。

そうじゃなくて、 選択肢増やしていくっていうのは、別にデザインだけの話じゃなくて、名前にもかかってくる話なのかなと思います」

白い虎模様のおむつ

選択肢を増やす

それは従来の形を否定せず、世の中へ”提案“していく平林さんらしさが凄く伝わってくる言葉だと思います。

他にもトークショーの中では、「大谷選手がおむつをはけば価値観が一気に変わる」というテリー伊藤さんからの言葉がありました。

おむつのイメージを変えていくための戦略について、次のような考えを示されました。

「僕らとしては、戦略ではなくあくまでも世界の目を集めた上での”提案“なのかなと。
 自分たちが売っていくというよりも、今後メーカー側がビジネスを仕掛ける上でしっかり考えて売っていかないといけないところじゃないかなと思っていますね。

例えば、若者に向けてのアピールとしては、インフルエンサーのパワーを借りるというのも、やった方がいいだろうなって思います」

平林さん自身について

おしゃれなメガネをかけた男性

以前、ラジオ関西トピックスでのインタビュー記事で「色々な方に自由に使ってもらうことで、時代が変わることが1番なので、権利はフリーでやらせていただきます」と平林さんは話していました。そのことについても真意を尋ねてみました。

「僕たちの団体は、別にビジネスはする気がないというのが本音で、そうと決めたのであれば、自分たちの面白いと思うことを追及したいなと思います。

自分たちの団体のメンバーが面白いと思うのは、『どうやったら世界が変わるのか』ということにしか興味がないので、その上で権利を主張するのって、足かせにしか正直ならないんですね。ビジネスやお金のことが絡みだすと、突然、面白くなくなっちゃうんですよね。

そうした方が絶対的に早く自分たちが求めているような時代が来るだろうな、っていう部分があったんです。権利を放棄したって話したのは、そういうことです。」

紫系のおむつを履いている、マネキン

そこで驚いた取材班のPinkはこのような質問をしました。

Pink:商標登録もされていないということで、周りからは何か言われませんでしたか?

「そうなんですよね。 みんなに言われましたよ、ばかじゃねーの!って、めちゃくちゃ言われました、だけど、むしろ、そこに時間を取られることの方が煩わしいと思っています。

ただ、本来普通にビジネスするんだったら、絶対やるべきだと思います」

世界を変えることに対して、ワクワクや興味は尽きない。
だけど、それはビジネスではない。

平林さんという人間とその団体に所属している人たちがどんな人たちなのか、それが色濃くわかるお話でした。

平林さんは著者の中で「どんなにできないことがあっても、どんなに「普通の人」でも、何かを成し遂げることはできると、その行動で示した。むしろ、ハンデがあったからこそ、多くの人が集まり、大きな志を成し遂げることができた」と書かれていました。

そのことについてもお話が聞けました。

「自分のやりたいと思ってることが大きければ大きいほど、1人ではできないんですよね。そうすると、周りと協力して進めていくと思うんですけど、その際にポンコツな方が意外と、助けられやすいなっていうのは、凄く感じていますね。

僕自身の能力があまりにも欠けてるということ、凡人もしくは、凡人以下であることに対する、メリットというかアドバンテージは、間違いなくあるなと思いますね」

万博のメインスポンサーである、一般社団法人 Dream Investment JAPAN(ドリームインベストメントジャパン)BAZZIさんは、平林さんにとって、親友、だといいます。 

親友であり、戦友でもあり、そして恩人でもある。かれこれ10年来の付き合いだそうです。

BAZZIさんは、平林さんはパリで活動されているときもメインスポンサーをしていて、その時も何度か、助けられたそうです。

二人はまるで少年漫画のように熱い関係なのでしょう。

様々な方の想いやつながりが、万博のステージを作り上げたことを知ることができました。

万博を経て

O-MU-TSU WORLD EXPO

平林さんは生涯をかけたミッションとして、『世の中の障害や福祉業界に対するイメージを明るく華やかにする』という、ビジョンがあります。

万博を経て、そのミッションに進捗はあったのでしょうか?

「ミッションは、自分はなんの為にそれをやるのか、何の為に生きるのかを示すコンパスなのかなと思っています。

極論、終わったことには実はそんなに興味がなくてですね。
次のやりたいことで頭がいっぱいになっているんですよ。
僕自身はそれ自体をやるということは、楽しいからもちろんやるんですけれども。

当日どうなったかということもものすごく大事なんですけども、終わった次の日がどうなるのかっていうことに対して物凄く興味関心が強い部分もあるんですよ。

なので、僕自身が1番興奮するのは、イベントの当日が終わった夜が1番興奮するんです。
当日の雰囲気とかはイメージできるんですけど、終わった次の日のイメージって、全くすることができなくてですね。

世の中がどう反応するのかとか、世界がどうそれを見て動いて変化していくのかは、全く想像がつかないので、それってそのことをやらない限りは、その日って見れないわけじゃないですか。 僕はそこに最高にエキサイティングしますね」

履物を履いた3つのマネキンと、女性が掲載されたパネル

今後、福祉おしゃれが発展し、障害を持つ人が当たり前におしゃれを楽しめるようになるために、我々ができることはあるのでしょうか?

平林さんに聞いてみると、考えながらこのようなお答えをいただきました。

「これ全部に言えることかもしれないんですけど、否定からあんまりいい結果は生まれないと思うので、否定しないってことなのかなって。みんなが意識することについては、強いていうのであれば、変化を楽しむことですかね」

次は宇宙?!今後叶えたい夢や、将来の展望について

薄いピンクのおむつ

「この間もショーでも話したんですけど、宇宙は面白そうですよね。
宇宙空間ではおむつは不可欠なものなんだなってのも、改めて知ることができたので。

宇宙飛行士の話だと漏らしちゃうと前のほうから水玉がばばばって浮かんで、下から前から、水玉が出てくるんで、そんなのは嫌だから、おむつでしっかり止めるってのは大事なんですよ、と凄い熱弁されていました(笑)」

様々な挑戦を続ける平林さん。

叶えたい夢や、将来の展望について尋ねると、その挑戦の場は宇宙にまで及んでいました。

「宇宙空間に行くのは、宇宙飛行士じゃないと難しいかなとは思うんですけども、無重力に行くことは可能だなと思っています。

成層圏さえ出てしまえば無重力の空間に行くことはできるので、そこで車いすユーザーの人と一緒に浮きたいです。その空間でファッションショーできたら面白いなと思いますね。」

以前、日本で1基だけ成層圏に出られる飛行機を持ってる会社から、車いすユーザーがこの飛行機に乗ったという履歴は残っていないことを聞き、日本の車いすユーザーで、無重力空間に行った人はこれまで誰一人いないということを知ったそうです。

「ハンディキャップってその人にあるんじゃなくて、実は、環境が生み出してるっていうメッセージを届けるには1番分かりやすい場所なんじゃないかなと思うんですよ。

無重力の状態だったら全員、ランウェイできないですからね。歩けないので全員が障害に関係なく”フライウェイ“しかできないので、その空間の中でイーブンですよね。

その空間で未来のファッションというか、オムツもアウター化が普通になっているんじゃないかなと思うので、おむつと宇宙だからこそ、生きる服装というか、そういったものをコラボレーションしながら、車いすユーザーと浮いてみたいですね。」

そう未来を見据える平林さんの目はワクワクに満ちていました。

翼祈:宇宙飛行士の方は、いくつもの試験や訓練を乗り越えた末に乗られますが、車椅子ユーザーの方も、そういう訓練が必要になるのでしょうか?

「ロケットに乗るためには宇宙飛行士にならないといけないので、訓練も必要なんですけど、成層圏に出る飛行機に乗るだけなら、別に訓練はいらないんですよ。

色々縛りは出てきそうですが、話を聞くと乗せれないこともないという話だったので、それを実現して、そういうメッセージを掲げながら、その映像を全世界中に発信したいですね。

できるだけライブに近い形で発信することができたら、『そうか、重力があるから立ち上がれないのか』とか、『無重力は上下もなくなるから、立つとか関係ないもんね』など、障害というものに対する、根本的な考え方というか、何かが変わるきっかけにはなるんじゃないかなと思いますね。」

お話を聞いていて、車いすの方だけじゃなくて、寝たきりでベッドから動けない方なども、こうしたことができるんじゃないかなと、凄く可能性を感じたお話でした。

宇宙で生活するのが当たり前になっていったら、その人も地球で生活するよりも、向こうで生活した方が楽なことが多い可能性もあります。

「そういう意味では無重力、宇宙の未来は結構、面白そうだなって感じることは多いですね。こっちの当たり前が向こうで当たり前じゃなくなるので。」

宇宙の話は遠い未来のような気がしてしまいますが、平林さんの話を聞いているとそれはそう遠くない未来のお話なのかもしれません。

最後に平林さんから、この記事をご覧の皆様にメッセージがあります。

青がベースと白も入ったおむつ

「もし、皆さんが『これやったら世界変わるかもしれないな』っていうことを見つけたのだとしたら、それはあなたにしかできないことかもしれないです。

あとは、もしかしたら、見つけてる人はいるかもしれないんですけども、それを行動し始めた時点でもうあなたにしか、変えることのできない事案になってるんじゃないかなと思います。
ぜひ、勇気を持って、ワクワクしながらそれを行動に変えてほしいなって、凄く思いますね。

たまに偽善者とか、老人を食い物にするなとか、障害者を食い物にするかとか、売名行為だとか言われることもあるんですけど、はっきり言って、偽善者の方がよっぽどましだなと思ってるぐらいで、偽善者って善をしようとしてるわけじゃないですか。

僕ははっきり言って善をしようとしてないので、僕が楽しい、面白いと思うことをただ単に本当にやってるっていう、ある意味、最強のわがままかもしれないです。

でも、それでも良いじゃないですか。
結局、どんな気持ちでいるかよりも、僕はどんなことやるかの方がもっと救える人達は多いんじゃないかなと思っているので。
そこは人の批判とか、周りの意見とかは、別に気にせずって言ったら変なんですけど、別に良いことじゃなくてもいいんじゃないかなって思いますね」

今回のインタビューで、平林さんの人柄とどんな未来を想像して、どんな思いでイベントをしたのか、裏側までしっかりお伝えできたのかなと思います。

アフタートーク

ピンクのレースのおむつ

最後に取材班からの感想を平林さんにお伝えしました。

ゆた:僕が今回のお話を聞いていて思ったのが、否定をしない、どっちかを選択するんじゃなくて、どっちもいていいんだよ、存在していいんだよ、っていうことです。
先ほどのお話でも、おむつという言葉はどんな呼び方でもいいし、どんな意見も待っていいんだよという話は凄く心に残りました。
どうしても否定から入っちゃうと、もうそれ以上のことがなくなって、そこでシャットダウンみたいな、それ以上の未来がなくなっちゃうし、今回話聞いて、面白い未来の話というか変わっていく、世界の話が聞けて視野が広がったなみたいな感覚がありました。 

翼祈:平林様のことについて調べた時に、実際に平林様が100種類ほどの施策を重ねて、例えば、色を塗ったり使う素材を組み合わせているっていうのを見たりもしました。
おしゃれなおむつがデパートや百貨店で展示されたり、関西国際空港で、スカイおむつプロジェクトをされてたりとかして、凄く幅広いなと感じています。
もしいつかおむつを見られる機会があった時に、あの時の平林様のおむつだって、聞いてたら私としては、すぐ思うと思います。

今回凄く驚きだったのが、おむつの形を変えることに特許など色々制限がかかることです。私が万博の動画を見た時に、凄いカラフルでおしゃれでクールなおむつが多くて、それが実は形を変えてない状態でしていることを、今日お話を聞くまで知りませんでした。

平林さん:そうですね。変えてないものも多かったですよ。もちろん、特注でメーカーと協力して開発したものもありました!

翼祈:おむつを1つ考えるのも、それだけ凄く時間とか手間がかかるのが一番勉強になったことでした。 本当にお話が聞けて、嬉しかったです、ありがとうございました。

Pink:今日はありがとうございました。最後の最後で、これをやったら世界が変わるっていう言葉が凄く刺さりました。 こういう気持ちを持っていたらなにをするにも適応するって思います。

紙パンツの話が出た時に思ったことがあったのですが、日本の和紙って結構強くて、色んな修復作業に使われているので、例えば、和紙から作った糸を使って作ったおむつとか、結構丈夫なんじゃないかと思いました。

また、和紙を染めることについても、和紙の小紋とかパンツもあるので、和紙も素材として結構面白いんじゃないかなって感じました。

平林さん:和紙はジーンズに使われたりもするぐらいなので、相当丈夫ですもんね。面白い意見、ありがとうございます!

島川: 私、実は昔、どうしても仕事で一時間くらいトイレに行けない時間があって、おむつをはいたことがあったんですよね。その時は、「これをはいてることを誰にも知られたくないな」と思いました。
今開発されてるものだったら、むしろこんなデザインのおむつをはいているんだよって、見せたくなるような感覚になったので、こういう試みは本当に面白いなと感じました。

平林さん:そうなんですよ、逆転させて凄く面白い現象が起きて価値観が変わるんです。

島川:今日お話聞いてて、本当にビジネスとかじゃなくて、周りの人がどう言われても本当に楽しいこと、面白いことだけやりたいと思っておられることがわかったのが、凄く嬉しかったですし、感激いたしました。

僕も、いつかは独立して、色々やりたいなと思ってたので、今日は勇気を貰いました。
とても、素敵な機会をいただきまして、本当にありがとうございます。

『O-MU-TSU WORLD EXPO 2025』のロゴと二人の女性

平林様関連の公式ホームページや公式SNSの一覧

一般社団法人日本福祉医療ファッション協会のホームページ:https://wel-fashion.jp/

平林様の公式ホームページ:https://keihirabayashi.com/

平林様の公式インスタグラム:https://www.instagram.com/kei.hirabayashi?igsh=c2t6Z2kwOWVmZmw3

平林様の公式X:https://x.com/keihirabayashi?s=21

黒い蝶がデザインされた、紫のおむつ

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ABOUTこの記事をかいた人

左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、薬害で糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、高眼圧症、脂漏性皮膚炎、右手人差し指に汗疱、軽く両膝の軟骨すり減り、軽度に近いすべり症、坐骨神経痛などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。