ウィーンに広がる駐車スペースを利用した住民主体の取り組みとは!

周りを高いビルに囲まれている場所、駐車した車が並んでいる通り。

この記事は約 4 分で読むことができます。

皆さんこんにちは。Pinkです。IDEAS FOR GOODのニュース記事を見て、素晴らしい取り組みだと思い、今回次の記事について紹介したいと思います。

駐車スペースを“近所のオアシス”に。ウィーンで広がる住民主体の小さな公園づくり

タイトルを読んだだけでも、「駐車スペースを近所のオアシスにする」という楽しい発想と、それを住民主体で行っているということにワクワクした気持ちになります。

小さな公園づくりとはいったいどのようなことなのでしょうか。

駐車スペースを「小さな公園」にする

都市の貴重な公共空間である道路の多くが駐車スペースとして車に占有されていると、市民が自由に使える場所は限られてしまうとのことです。

それは、日本でも同じことが言えるのではないでしょうか。沢山の建物が立ち並び、駐車スペースの確保さえ大変だと思います。

しかし、オーストリアのウィーンでは、その駐車スペースを市民自らの手で人々が集える「小さな公園」に変える計画が広がっているそうです。

住民ボランティアが、道路脇の駐車スペースに木製のデッキやプランターを設置して、車1台分ほどのスペースを「パークレット」と呼ばれる「小さな公園」に変える取り組みのことをいいます。

この取り組みは、ウィーンの住民なら誰でも公園作りに手を挙げることができ、2025年8月の時点では、ウィーン全域に100箇所以上の「パークレット」ができているそうです。

歩行者専用道路を歩く人々と、道路を横断する青いバックを持った女性

「パークレット」の始まり

2015年から始まったこの計画は、都市計画でありながら、ほとんど住民主体の働きかけにより成功しているのが特徴とのことです。

市の資金援助を受ける団体が、建設費用として助成金を提供したり、複雑な事務手続きを支援したりしているそうですが、都市計画を住民主体の働きかけで行えることがすごいと思います。

あくまでも、「パークレット」の建設に手を挙げるのは近隣に暮らす一般市民だということです。

建設時には、「なぜ駐車スペースをなくすのか」といった、取り組みを疑問視する声も上がったそうですが、徐々に賛同する人が増えていったそうです。

また、「パークレット」ができた地域では、普段話すことのない人々が会話を交わす新たな場所が生まれ、街の風景に温かい変化がもたらされたといいます。

さらに、ある「パークレット」には、近所の住民が不要品を交換できるボックスも設置されていて、地域内の資源循環も促しているとのことです。

2015年というと、今から丁度10年前になりますが、そんなにも前からこのような素晴らしい取り組みがなされていて、すごいと思います。

カフェの外のテーブルに座っている人々

参照元:(IDEAS FOR GOOD)駐車スペースを“近所のオアシス”に。ウィーンで広がる住民主体の小さな公園づくり 2025年10月6日

最後に

ウィーンと言えば音楽の街という印象を受けたのですが、「パークレット」の存在を知り、都市計画でありながら、ほとんど住民主体の働きかけにより成功している暖かい場所だと思いました。

店先に並べれれた、沢山の花々

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