池江璃花子選手白血病の報告で世界中が驚く!

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こんにちは、金次郎です。

 来年の東京オリンピックでメダル獲得が期待されている、水泳の池江璃花子選手自身による「白血病にかかりました」との突然な報告。
 オーストラリアで合宿をしていたのですが、タイムが出ないどころか妙に身体が疲れるからおかしい?との事で、一人日本に帰国して精密検査を受けたところ、医師から白血病にかかっている事を言われたそうで、本人も「未だに信じられません」とコメント。
 この報告は、水泳界だけでは無く日本国内さらには世界中のアスリート達を震撼させ、2月12日の午後以降はあらゆるメディアでこの事を取り上げていました。

各界から励ましの声

 
 東京都の小池百合子都知事は「先ずは、治療に専念して」と声明を発表、ソウルオリンピックの平泳ぎでバサロ泳法と言う変わった泳ぎ方で金メダルを複数獲得した、現スポーツ庁長官の鈴木大地氏も「白血病にかかっても治癒し、見事に復活したアスリートもいるから、しっかり治療して、また元気な泳ぎを見せて」と発言。
 自身も2度白血病にかかっており、その都度仕事を全て休んで治療に専念し病を克服した俳優の渡辺謙さんも「昔は不治の病だった白血病も、今は治療方法が色々と確立されて来て早期発見ならばちゃんと治療を行えば治らない病気では無くなった。焦らずゆっくり養生して」と応援。

私の世代、白血病で思い出す人


 夏目雅子さんと言う女優を思い出します。
デビュー当初は、中々売れない女優さんでしたが、二十歳の時に化粧品会社のキャンペーンガールに選ばれ、そのCMが大ヒットして一躍トップスターの仲間入り。
 堺正章さんが孫悟空を演じる「西遊記」と言うテレビドラマでは、女性ながら三蔵法師役に抜擢「美しくて神々しい法師様」と評判になり、以後順調にテレビ出演が増えました。
 しかし27歳の時、舞台の練習中に体調不良を訴え大学病院で検査したところ急性骨髄性白血病と診断され、7ヶ月の闘病生活後、わずか27年の生涯を閉じました。

 先に書いた渡辺謙さんは、東北地方の有名な戦国武将「伊達政宗」の一生を描いたNHK大河ドラマ「独眼竜政宗」で主役の伊達政宗を演じて一気に人気が出て、今や国際的に活躍する俳優です。
 しかし大河ドラマから2年後、1回目の急性骨髄性白血病にかかり一時期は命すら危ぶまれましたが1年に及ぶ闘病生活を経て復活します。
 5年後白血病と言う病魔はまたしても渡辺さんを襲いますが、今回も入念な治療を行った結果、再び復活し現在に至ります。

そも白血病ってどんな病気?


 一言で言ってしまえば「血液のガン」です。
血液は背骨の中の骨髄に存在する造血細胞によって作られますが、その造血細胞の遺伝子が突然変異して正常な新しい血液の生成が行えなくなる病気です。
 正常な新しい血液が作られないと、やがて体内の色々な臓器が機能しなくなり死に至ります。
 ガンの一種ですから治療は抗がん剤を投与する治療がメインですが、難治の場合は骨髄移植(親族以外で、患者の造血細胞と型が一致する人)や臍帯血(さいたいけつ)移植を行います。
 臍帯とは、女性が妊娠している時のみ存在する臓器でして、赤ちゃんのへその緒とお母さんを繋いでいます。
 提供を申し出たお母さんの分だけなので沢山はありません。
 骨髄も若い新鮮な造血細胞しか治療効果が現れないとの事で、日本骨髄バンクには18歳~55歳までの人しか登録できませんし、登録条件を満たすか?の健康状態の厳しい審査があります。
 今回、池江さんが白血病と公表した事で、日本骨髄バンクには「登録したいが、どう言う手続きをすれば良いか?」との問い合わせが相次いでいるそうです。
 池江選手の治療が無事終わり、元気な姿がまた見られる様に祈っています。

参考
・日本骨髄バンク  https://www.jmdp.or.jp/

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