『緊急避妊薬』医師の処方箋がなくても薬局で販売できるように。〜インターネットでの批判とその経緯は?~

小指を絡めて約束をしているような右手と左手

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こんにちは、どうも、ゆたです。

最近日本では、女性も働きやすく、生きやすい社会になるための動きが見られます。

法律や政策、制度の支援という面では、女性活躍推進法や男女雇用機会均等法、育児・介護休業法などが挙げられます。

参考元:(厚生労働省)女性活躍推進法 一般事業主行動計画を策定しましょう!!令和4年7月(PDF)

参考元:(厚生労働省)男女雇用機会均等法のあらまし パンフレット 令和6年10月 全体版(PDF)

参考元:(厚生労働省)育児・介護休業法のあらまし 令和7年3月作成 パンフレット全体(PDF)

過去、日本では男女間で確かに格差がありました。
その時代を全て否定するわけではありませんが、今を生きる私たちにとって、女性が活躍できる世の中を作ることは凄く大切なことであり、それに伴い、法律や政治の在り方、そして国民の常識さえも変えて行く必要があると思います。

今回の話題は、女性にとって安心材料になり得る内容ですし、男性にとってもいつか役に立つ話題だと思うので、皆さんと一緒に考えて行こうかなと思います。

『緊急避妊薬』医師の処方箋がなくても。

皆さんは『緊急避妊薬』というものをご存知でしょうか?

『緊急避妊薬』は、性行為から72時間以内に服用すれば、高い確率で妊娠を防げるとされています。

しかし、今までは医師の処方箋がないと購入することができず、72時間以内という制約があるのにもかかわらず、購入するのに手間がかかる薬でした。

そういった現状を変えるため、市民団体などから、よりアクセスしやすく、購入が簡単になる販売の仕方をしてほしいという声が上がっていました。

そして8月29日に専門家会議を開き、今後医師の処方箋なしに薬局やドラッグストアで購入できるようにする方針を了承しました。

結果として、購入がしやすい環境が作られました。

ただし、使い方を間違えればとても危険な薬でもあるので、販売できるのは専門の研修を受けた薬剤師のみとされており、未成年者であっても購入は可能ですが、服薬を手助けするように義務付けられています。

私は今回のニュースを見て、女性が望まない妊娠を避けるため、そして、女性の権利を守るための動きとしては、間違っていないのではないかと思っています。

ただ、SNS上では今回の『緊急避妊薬』についての話題について、違った見解もあるようなので、ご紹介します。

参照元:(NHK NEWS WEB)「緊急避妊薬」医師の処方箋なくても薬局などで販売へ【Q&A】2025年8月30日 

『レイプを許すつもりか』強く批判する人たち

スマホを見て落ち込む女性

『緊急避妊薬』というのは、その性能上、性行為をした後に服用することになります。

そのことで、今日本でもかなり議論されている、移民受け入れ問題や外国人労働者問題、観光客による治安維持の問題とひっくるめて、「外国人にレイプされた時に飲む薬だ」という意見があるようなのです。

実際、『緊急避妊薬』と外国人による治安悪化の問題は直接的に繋がりはありませんが、そう思ってしまうほど、外国人に対して、悪い印象が蔓延しているようなのです。

SNS上では迷惑な言動をしている外国人の色んな動画が拡散され、それに対して、兎に角批判が集まっています。

ここまで批判が集まる理由として、様々な要因がありますが、SNS上でよく見られるのが「外国人が日本で生活すると治安が悪くなるのではないか」「外国人は日本の制度を利用して、得しようとしているのではないか」という意見が多くあります。

ただ、その情報が実際に正しいのか、わかりません。

私の調べたところによると、実際に日本の制度を利用して外国人が得するような何かを見つけることができませんでした。

また、治安悪化に関しては、可能性は考えられるなと私は思いました。

ただ、治安が悪化する=外国人はレイプするというのは、少し飛躍した考え方かも知れません。

しかし、文化の違いは必ずあって、その齟齬で結果として治安の悪化に繋がるかなとは思います。

終わりに。

『緊急避妊薬』はその性質上、服用するタイミングがかなり重要であり、72時間以内とはいわれていますが、早い方が効果が現れやすいと言われています。

なので、薬局などで購入ができるようになることは、国民にとって意味があるものだと私は思います。

また、デリケートな問題ではあるので、未成年者であっても、親の同意なしに利用できるのは、とても良い制度だと思います。

こういった問題は、女性の身体のことなので、どうしても男性は関係がないと思ってしまいがちですが、男性にとっても大事なことですし、むしろ男性にこそ知っていてもらいたいなと思っています。

SNSでは過激な意見もありますし、何が正しいのか、判断は難しいかもしれません。

ただ、この記事を読んだ皆さんの中で、『緊急避妊薬』が薬局などで販売されることに対して、悪いイメージだけではない、ということが伝わってくれれば幸いです。

今回はここまで、以上、お相手はゆたでした。

noteもしていますので、良ければ遊びに来てくださいね♨

まとめ記事もあります、お時間がある方は是非!

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