この記事は約 4 分で読むことができます。
こんにちは、翼祈(たすき)です。
私は、障害者である自分のことを受け入れられない自分がいました。
数年前まで自分は、かなり自己肯定感の低い人間でした。今でもそんなに上がった方とは言えないかもしれませんが。
「障害があるから、自分には他の人が持っているものは、何もないんだ」
「障害があるから、自分は何もできないんだ。それが当たり前なんだ」。
そう言って、自分の可能性を自分自身の手で潰していました。
障害があることで、技術や知識が身に付くのに、健常者の方より時間がかかる。
それでも、自分の可能性は、人からより与えて貰うより、自分を信じて、切り拓いていけば、無限に広がる、そう思える様になりました。
後ろ向きな発言ばかりしていた私は、少しずつ前向きな言葉を意識して述べています。
意識を変えることで、自分の人生が、良い方向に進む、そう信じたいからです。
そんな私が最近気になっている、スポーツ選手がいます。
この記事では、私と同じ聴覚障害を抱えながらも、Bリーグでプロとして活躍されている、津屋一球(つや・かずま)選手というバスケ選手について、自分の想いも綴りながら、述べたいと思います。
津屋一球選手は、どんな聴覚障害者のプロのバスケット選手ですか?
![]()
画像・引用元:津屋一球 | B.LEAGUE(Bリーグ)公式サイト
動画・引用元:B.LEAGUE 【津屋の日】津屋ってる!!キャリアハイタイとなる20得点の活躍!三遠#28 津屋 一球|第21節GAME1|2.8.2025 プロバスケ (Bリーグ)(2025年2月8日公開)
2025年2月、Bリーグ1部、三遠ネオフェニックスの津屋一球選手がバスケットボールの日本代表に初選出されました。
津屋選手の両耳には、小さな補聴器が入っていて、目をこらさないと気付かないほどだといいます。
聴覚障害を抱えている選手がプレーする「デフバスケ」の経験者では、日本代表の初選出は、初快挙でした。
津屋選手は、こう述べました。
「難聴を抱えていても関係なく、トップでプレーができる姿を観て頂きたいです」。
参照元:朝日新聞デジタル 難聴の選手が史上初のバスケ日本代表 リスク覚悟で挑戦やめない意味(2025年4月20日公開)
私が感じた、津屋選手へのリスペスト
素直に凄いなと思います。
私は、津屋選手の入れている補聴器は耳には入れていません。片耳難聴で、補聴器を入れると、逆に正常に聞こえる右耳も悪くなってしまうからです。
私が聴覚障害だなと感じることは、ものの距離感が掴めないことです。
別に意識が飛んでいたら、周りの音が聞こえていない瞬間もあって、人が接近していることに気付かなかったりします。
また、自転車は私が気付いていないことで、急ブレーキをかけて、その音が聞こえるまで、近付いていることも分からないことが多々あります。
それ位、自分の中の音の認識が、弱いのかもしれません。
津屋選手は、補聴器を着けていることで、もしかしたら重度の聴覚障害があって、補聴器がなければ、音が聞こえないのかもしれません。
それでも、周りの音が聞こえなくても、補聴器の力を借りて、他の選手のプレーを追って、バスケットボールに懸命に取り組んでいる。
本当に凄いことだと思います。
私が聴覚障害者だからこそ、目に留まった津屋選手。
改めて、障害は弱点ではない、自分が武器だと思えば武器に、強みだと思えば強みに、そう感じて、私も頑張ろうとそう思えました。
noteでも書いています。よければ読んでください。
コメントを残す