アクティブ・バイスタンダー(行動する傍観者)。「児童虐待」などを許さないと動く人たち。

児童虐待

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

まずは、この記事の本題にも関わってくる、2023年度の「児童虐待」の統計データを示したいと思います。

2025年3月25日、2023年度、児童相談所が対応した子どもへの虐待の件数は22万5500件ほどで、2022年度より1万件ほど多く、今までの集計では過去最多となったことが厚生労働省の調査で判明しました。

参照元:朝日新聞デジタル 増える子どもの虐待相談 23年度22.5万件、前年度より1万件増(2025年3月25日公開)

年々被害を受ける人数が増えていることや、その多さに、恐怖も感じますし、凄く嫌だなと思っています。

私が本題で紹介したいのが、恐らく相談元の中に含まれているであろう、「アクティブ・バイスタンダー(行動する傍観者)」という人たちです。

この人たちを取り上げながら、「児童虐待」について、考えていきたいと思います。

「アクティブ・バイスタンダー(行動する傍観者)」って、どういう人たちを指しますか?

「アクティブ・バイスタンダー」の概要のイラスト

アクティブ・バイスタンダー(行動する傍観者)とは、ハラスメントやさまざまな暴力や差別が起きたとき、その場に居合わせた第三者が被害を軽減するために、状況に応じてできる行動をする人のことです。

画像・文章引用元:(PDF)アクティブ・バイスタンダー (行動する傍観者)とは、

◉5D「アクティブ・バイスタンダー(行動する傍観者)」が行える5つの介入方法

「アクティブ・バイスタンダー」の5つの介入方法

①Distract(関心を逸らす)→加害者の邪魔をしたり、関係のない話をしたりする

②Delegate(第三者に助けを希望する)→周りにいる先生や大人などの介入を希望する

③Document(証拠をひとまず残す)→写真などで状況を残し、取り扱いにも注意する

④Delay(後で応じる)→被害を受けた後に、声がけなどをして、支援やフォローを申し出る

⑤Direct(直接介入する)→「それはハラスメントだ!」と、直接注意を訴える

傍観者が加害者に言い訳を与えてしまうと、被害者に罪悪感や恥意識、無気力感を持たせ、誰にも言えずに一人で抱え込んでしまい、孤立を深め、深刻化していきます。

「アクティブ・バイスタンダー(行動する傍観者)」が増えていくことは、被害者が声を出しやすく、状況悪化を阻止したりなど、色んなハラスメントや暴力、差別などを発生させる予防線にもなっていきます。

参照元:(PDF)アクティブ・バイスタンダー (行動する傍観者)とは、

また、性暴力やハラスメント、差別などが発生しそうな時に、周囲にいる第三者がその場で介入し、対応したりすることで被害を予防して、事態悪化を阻止する「アクティブ・バイスタンダー(行動する傍観者)」を育てる協会もあります。

詳しくは、参考元をご覧下さい。

参考元:アクティブバイスタンダー協会

「児童虐待」も様々な背景や、大人になったのちに影響が出ることがあります。

虐待を受けて育った方が、予期せぬ妊娠をした際に、実家から逃げていたりして親を頼れず、誰にも言えずに抱え込んで、産婦人科にも行けず、自宅などで一人で出産して、遺棄してお母さんが捕まるケースもあります。

生まれて間もない子が犠牲になる時は、本当にお母さんが10代、20代前半など、若い人が多く、本当に頼る人が居なかった結果起きた、悲しい事件だと思います。

それでも、生まれてきたばかりの尊い命を奪われることは、よくないことです。

予期せぬ妊娠は複雑な家庭事情が背景にあったりするので、まずはその人たちを救うことが、小さい頃に「児童虐待」を受けてきた女性だったり、数を減らしていける第一歩なのではないでしょうか?

本当に「児童虐待」は多すぎる…

「児童虐待」は、受けている本人の通報はもちろん、近所の人や周りの人が学校などで、「服がいつも汚れている」「ベランダで一人、泣いている」「ご飯を食べていないらしい」と気付いて、児童相談所への通報に繋がることが多いです。

それは、それに気付いた人が、「許せない」と感じたからです。

「アクティブ・バイスタンダー(行動する傍観者)」は、人によっては、「通報されなければ、バレなかった」と、逆恨みされるケースもあるなど、通報する側にも被害が及ぶことがあります。

それでも「あの子を助けたい」という想いから、通報をして下さる。

昨今の「児童虐待」の件数を見ていると、「アクティブ・バイスタンダー(行動する傍観者)」という人たちが居ないと、発見や通報が遅れたりして、救える命も救えなくなるかもしれません。

「児童虐待」は、何度児童相談所が家庭訪問をしようとしてもご両親から断られて、結果重大な事件が起きてしまった、痛ましい話も多く聞かれます。

こんなに勇気があって、果敢な人は、もっと名前や顔は個人情報の観点から出さなくても、知られて欲しいなって、昨今の「児童虐待」を受けて、そう改めて思いましたー。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、高眼圧症、脂漏性皮膚炎、右手人差し指に汗疱、軽く両膝の軟骨すり減り、軽度に近いすべり症、坐骨神経痛などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。