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皆さんこんにちは。Pinkです。最近寒暖差や雨などで片頭痛が特にひどく、悩まされる日々を送っている中、ForbesJAPANに気になる記事があったので、今回はそのことについて書きたいと思います。
片頭痛治療の新薬の記事になるのですが、皆さんの中に片頭痛にで悩まされている人はいませんか?辛いですよね。新薬とはいえまだ治験が完了した段階なのですが、これから先承認されることを願っています。
片頭痛治療の新薬「ザベジェパント」
皆さんも、コロナのワクチンで聞いたことがあると思いますが、米ファイザーが、片頭痛の治療新薬「サベジェパント」について、治療試験の最終段階となる「第3相治験」で良好な結果が得られたと発表しました。
米食品医薬品局(FDA)による審査も近く完了する見込みで、片頭痛を引き起こす「CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)」という物質の受容体結合を妨害する薬で、承認されれば鼻腔内に噴霧するタイプとしては米国初となるそうです。
点鼻スプレーということに私は驚きました。現在私が片頭痛の予防や頓服として飲んでいるお薬は錠剤です。点鼻スプレーというと、どうしても花粉症や鼻の病気などを思い浮かべるからです。なので、承認されれば米国発というのも頷けます。
治験結果は医学誌「Lancet Neurology」に発表され、査読も受けていて、ファイザーは発表文で「片頭痛の急性治療での有効性」が確認されたと述べています。
「ザベジェパント」は、ファイザーが買収した米バイオヘイブンが開発した薬で、昨年の5月に、成人の急性片頭痛薬として審査をFDAに申請していたものです。FDAは3月末迄に審査を終える見通しとなっているとのことです。
ようやく治験が終わった段階で、新薬が承認されるにはまだまだ時間がかかると思いますが、今後に期待したいと思います。
参考サイト:点鼻スプレーで片頭痛治療 ファイザーの「画期的」新薬が治験完了
治験について
ここで、治験についてまとめてみました。
① 1ヶ月間に複数回、片頭痛の被害を受ける1405人を対象とする
② 痛みなどの症状に対するザベジェパントの効能を評価
③ 被験者の半数に鼻腔内噴霧で薬を単回投与、残り半数にプラセボ(偽薬)を投与。2時間後の段階で、プラセボに比べ痛みの緩和効果が高いという結果
④ 吐き気や光過敏・音過敏など、患者を悩ませている別の症状の大半について、ザベジェパントのほうが効果的だった
⑤ ザベジェパントは投与15分後の痛み緩和や、投与後2〜48時間の緩和持続などで もプラセボより良好な結果
⑥ 薬を投与された人が副作用に耐えられる程度をさす「忍容性」も高く、とても重い副作用も報告されていない
⑦ 主な副作用としては味覚の変化・鼻の不快・吐き気など
薬には必ず副作用があるのは分かりますが、治験での副作用で私が気になったのは、味覚の変化でした。鼻の不快感は、点鼻スプレーでは他の薬でも感じている人は多いかと思います。また、吐き気については多くの薬で見られると思います。
しかし、味覚の変化は食に繋がるので、どの程度変わるのか分かりませんが、心配なところです。味覚が変わると、食べる物も変わったりしないのでしょうか。健康な体を保つ上で最も重要なのは、食生活だと思います。
こうした不安もありますが、片頭痛の痛みが低下するのであれば、将来この点鼻スプレーが承認され、日本でも認可が下りた時にはぜひ使用してみたいと思います。日頃から複数のお薬を服用しているので、錠剤を減らし、飲まなくて済む点鼻薬スプレーを使用出来れば変わることもあるのではないかと思います。
片頭痛について
正確な数は不明なのですが、片頭痛は10人に1人が経験していると言われていて、世界各地で健康障害の原因の上位に入ることも多いそうです。
また、発症が女性に偏っていることも知られています。全米頭痛財団によると、米国でも約4000万人が悩まされていて、そのうちの7割が女性とのことです。人数の多さ、また女性が多いことに驚きと疑問を感じました。
参考サイト:点鼻スプレーで片頭痛治療 ファイザーの「画期的」新薬が治験完了
女性に多いという原因は何なのでしょうか。ネットで調べてみると次のようなことがわかりました。ただし、なぜ女性に多いのかという理由はわかっていませんが、女性の片頭痛の中には、女性ホルモンが関係していると思われるものがあるそうです。
参考サイト:女性ホルモンと片頭痛の関係
片頭痛は本当につらい病気です。以前「片頭痛に悩まされる日々-困りごと確認ツールを使って検証」という記事(関連記事参照)を書いているので、合わせて読んで頂けるとより分かりやすいと思うので、宜しくお願い致します。
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noteでも記事を書いているので、よかったら読んで下さい!
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