「頭痛の原因は頭痛薬の飲み過ぎが原因の可能性がある?」

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皆さんこんにちは。Pinkです。日々片頭痛に悩まされている私に、驚く記事が目に止まりました。

頭痛薬の飲み過ぎが頭痛を引き起こしている可能性がある」というのです。

片頭痛の人は多いと思いますが、その原因として、気圧の変化・睡眠不足・ストレスと様々な要因が引き金になっているといわれています。

私も雨天時は特に片頭痛がひどくなります。皆さんはどうですか?

片頭痛で通院している人は、頭痛薬の服用である程度の痛みは我慢して、通院していなくても頭痛がある多くの人は、市販の頭痛薬を内服することで痛みが治るのを待つのではないでしょうか。

また、仕事や生活に支障が出ては困るという人は、片頭痛が起きる前の予防として、事前に痛み止めを内服する人も少なくないと思います。

以前書いた「片頭痛に悩まされる日々-困りごと確認ツールを使って検証」(関連記事参照)では、専門の診療科を受診して薬を服用し、身体だけでなく精神的にも気持ちが晴れるようなことを見つけて、如何に痛みを軽減させるかと考えました。

ところが、痛み止めを使いすぎると、かえって頭痛が起こりやすくなると警鐘を鳴らしている病院があります。

まさに目から鱗な言葉です。

糸魚川総合病院

新潟県にある「新潟県厚生農業協同組合連合会 糸魚川総合病院(以下、糸川病院)」です。

痛み止めを毎日のように使うことにより脳が痛みに敏感になります。そうすると、益々頭痛が悪化してしまうそうです。目安としては、月に10回以上痛み止めを飲んでいる場合に、その症状が表れる傾向にあるとのことです。

糸魚川総合病院 脳神経外科糸魚川市 健康増進課の研究チームは、能生国民健康保険診療所仙台頭痛脳神経クリニックとの共同研究で、痛み止めの使い過ぎ(薬剤使用過多による頭痛、薬物乱用頭痛)で頭痛になっている人がどのくらいいるのか、アンケートを実施しました。

アンケートは次の通りです。

アンケート内容

① 対象者 糸魚川市民 

② 年齢 15歳~64歳(生産年齢人口)

その結果、痛み止めの使いすぎによる頭痛の有病率(ある一時点において、疾病を有している人の割合)は2.32%であることが報告されています。

50人に1人程度ということになるのですが、こうした調査は今まで日本で行ったことはなく、諸外国と同程度の割合とのことです。

これからもっと調査を続けることで、適切な薬の使い方がわかるのではないかと思います。

参考サイト:15-64歳の2.32%が痛み止めの使いすぎによる頭痛(薬剤使用過多 …

引用画像:15-64歳の2.32%が痛み止めの使いすぎによる頭痛(薬剤使用過多 …

片頭痛について

日本における片頭痛の年間有病率は8.4%で、20-40歳代の女性に多いと言われていて、片頭痛を含めた頭痛の殆どは、命に関わることはなく軽く見られがちですが、片頭痛による欠勤や休業・学業や労働の効率が低下するなど、間接的経済損失は1人あたり176万円/年と言われているそうです。

片頭痛の多くの人は
①痛い時に飲む「痛み止め」の適切な選択と内服 

②痛くなって困らないように頭痛の重症度や頻度を改善する「予防薬」の内服

この2点で生活への支障を最小限に調整出来る為、月に2回以上頭痛があるなど、頭痛により普段の生活に支障をきたす場合は、医療機関で適切な治療を受けることが生活の質の向上及び日本の経済発展のために重要です。

しかし日本では、片頭痛患者の約7割は医療機関を受診せず、市販の痛み止めを使ったり我慢をしたりしているのが実情です。

さらに②のように頻繁に痛み止めを使用すると、かえって頭痛が起こりやすくなってしまいます。

痛み止めを毎日のように使用した結果どうなるかというと、脳が痛みに敏感となり、どんどん頭痛が悪化してしまう状態となり、痛み止めの使い過ぎによる頭痛(薬剤使用過多による頭痛薬物乱用頭痛)と言います。

参考サイト:15-64歳の2.32%が痛み止めの使いすぎによる頭痛(薬剤使用過多 …

頭痛の対処法のこれから

日本において片頭痛に対する社会の認識は微々たるもので、片頭痛による社会的経済的損失は重大です。

頭痛は適切な治療でその生活への支障を最小限にすることが可能な病気である為、今回の調査をきっかけに、片頭痛への理解・医療機関への適切な受診・痛み止めの使い過ぎによる頭痛の予防・啓発が広まることが期待されます。

参考サイト:15-64歳の2.32%が痛み止めの使いすぎによる頭痛(薬剤使用過多 …

最後に

今回「頭痛薬」についてとても考えさせられました。というのも、日頃から複数の薬を服用している自分としては「薬は絶対」という考えがあったからです。

しかし、飲み過ぎることで逆に悪くなるということもあるということを知ったので、今回は「頭痛薬」についてでしたが、もしかすると他の薬にも言えることかも知れません。

これからは病院の先生ともよく相談して、必要最小限の薬の服用で済むようにしていきたいと思います。

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noteでも記事を書いているので、よかったら読んでみて下さい!

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