この記事は約 4 分で読むことができます。
皆さんこんにちは。Pinkです。5月8日から「5類感染症」へ移行した「新型コロナウイルス」ですが、未だに感染の不安や「新型コロナ後遺症」に苦しむ人が多くいると思います。
今回は、アメリカの最近の研究で「新型コロナ後遺症」について分かったことを書きたいと思います。
新型コロナ後遺症とは
「新型コロナ後遺症」としては、倦怠感・呼吸苦・咳嗽・味覚・嗅覚障害などが主な症状で、20歳代以降の全世代で頻繁に認められていて、月単位(2~4か月後)で症状が長引くことが明らかになってきています。
また、回復後に出現する「遅発性後遺症」はウイルス後疲労症候群と呼ばれ、脱毛・記憶障害・睡眠障害・集中力低下などがあります。
さらに、後遺症には、医学的・社会的・経済的問題があり、これらは差し迫った課題でもあります。最大の予防法としては、新型コロナウイルス感染症に罹らないことであり、継続的な患者への啓発活動が重要とされています。
参考サイト:新型コロナウイルス感染症後遺症について – COVID-19有識者会議
他の病気もそうですが、回復後もこういった様々な後遺症があるというのは、感染症にかかった人にはとても辛いことだと思います。
関連記事に、メンバーさんが書いた「コロナ後遺症」の記事があるので、合わせて読んで頂けると、より分かりやすいと思います。よろしくお願いします。
閉塞性睡眠時無呼吸症候群とは
空気の通り道である上気道が睡眠中に狭くなる、または完全に閉じてしまい酸欠が起こり、睡眠が分断される状態を「閉塞性睡眠時無呼吸症候群」といいます。睡眠の質が低下し、様々な合併症を引き起こす可能性のある病気です。
垂直方向の重力で引き伸ばされた上気道は、高度な発声を約束し言語の獲得を可能にする一方、外圧に対して弱く、睡眠中に何らかの原因が加わると狭くなり、いびきをかいたり、閉じて呼吸停止を引き起こすという弱点を持っています。
主な原因としては次の3つが挙げられます。
① 肥満
② あごが小さい、後退している
③ その他
*その他には、扁桃肥大、鼻や喉の病気、アレルギー(鼻炎・蓄のう症・花粉症・ 鼻中隔湾曲)などが原因となることがあるという事です。
参考サイト:特集 閉塞性睡眠時無呼吸症候群とは何? その対策 | さくら病院
「閉塞性睡眠時無呼吸症候群」は知り合いがそうなので、調べてみてとても心配になりました。もし、皆さんの中にも気になる症状のある人は、病院の受診をお勧めします。
アメリカでの研究
「新型コロナウイルス感染症」にかかったアメリカ人約220万人のデータを調べた最近の研究で、「閉塞性睡眠時無呼吸症候群」の成人は「睡眠障害」のない人に比べて、「新型コロナ後遺症」の発症リスクが75%程高い可能性があることが分かりました。
その為、「閉塞性睡眠時無呼吸症候群」の人は、ワクチン接種を定期的に受けて、感染リスクを最低限に抑えるよう勧められています。
また、アメリカでは成人の約20%が「閉塞性睡眠時無呼吸症候群」を患っているとされ、「糖尿病」「肥満症」「高血圧症」といった生活習慣病との関連性も明らかになっているとのことです。
他にも、リスクの上昇は「肥満症」など別の病気と同時に抱えがちなこと関係している可能性があること等も分かり、肥満は「閉塞性睡眠時無呼吸症候群」と急性コロナ感染重症化の両方で、特に知られた危険因子だと言われています。
さらに、「閉塞性睡眠時無呼吸症候群」の患者を性別で見てみると、「新型コロナ後遺症」のリスクは男性59%に比べて、女性89%と女性の方が高いことが判明しました。
妊娠中・閉経期・閉経後「多嚢胞性卵巣症候群」になりやすくなる可能性があり、「閉塞性睡眠時無呼吸症候群」の女性においては、「多嚢胞性卵巣症候群」のリスクが上がる可能性があると言われています。
参考サイト:睡眠時無呼吸症候群の人、コロナ後遺症のリスク高 米研究結果
関連記事
ソニーが、「におい提示装置」を開発。嗅覚障害の残るコロナ患者の対応や、認知症などの早期発見に有効。
コロナ後遺症への光?~メカニズム一部解明~
noteでも記事を書いているので、よかったら読んでみて下さい!
→HOME
コメントを残す