暑熱順化を夏になる前から取り入れて、熱中症に負けない身体づくりをしましょう! 

暑熱順化

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

今年の春は暑いですね。この記事を書いた現在、4月だというのに30度超えと7月下旬並みの気温だと言います。今からこんなに暑いと、真夏はどうなるのか心配ですね…。

そんな時期に備えてぜひ取り入れて欲しいのが、【暑熱順化】(しょねつじゅんか)です。冬から春頃にかけたこの季節は、暑さに身体が慣れていないことで身体内の汗の量や血流が比較的少ない方になり、身体から熱が逃げにくいことで熱中症になりやすくなります。

【暑熱順化】とは、運動などによりこの様な身体の状態を落ち着かせ、暑さに慣らしていくことを意味します。実際に身体が暑さに慣れるまでには、数日〜2週間ほどかかると言われています。

日本気象協会は2022年から、「桜前線」や「紅葉前線」と同じ様に《暑熱順化前線》の公表をスタートしました。過去の熱中症や気象のデータをベースに、それぞれの地域でいつ頃から【暑熱順化】の活動を始めればいいのかの指標を示していきます。

今回は【暑熱順化】に効果的なトレーニング、特に【暑熱順化】を取り入れて欲しい人、その効果などを様々な視点でお伝えします。

【暑熱順化】に効果的なトレーニング

【暑熱順化】の身体になるには何をすれば良いのでしょうか?

日本気象協会によりますと、1番大事なことは「日々の暮らしで適度な汗をかく」ことです。例を挙げると、ウォーキングやストレッチ、ジョギングだと週5回、サイクリングだと週3回などを取り入れたり。最高気温が25℃前後に達した日は、軽いジョギングや早足ウォーキングを毎日継続すると良いでしょう。体力には個人差がありますので、“ややきつい”と体感するペースで、30分を目安に運動して下さい。すると2週間ほどで身体が【暑熱順化】に最適化します。

足腰が弱くてウォーキングが困難な人はどうしたら良いのでしょうか?

湯船に入る入浴は2日に1回程度行って欲しいといいます。専門家は「毎日する入浴でも【暑熱順化】の身体にすることが可能です。40℃前後の湯温の湯船に入ります。汗をかく身体に変えることが大事なポイントなので、汗が身体から出るまで入って下さい。時間は10〜15分が目安となりますが、身体の負担がかかる様でしたら時間を短くして下さい。これを継続してもおよそ2週間で【暑熱順化】に最適化した身体になります」と述べます。

なぜ発汗量が増加したり、汗の塩分濃度が落ちると、暑さに強い身体に変わるのでしょうか?

専門家は「運動を継続していることで、それほど体温が上昇しなくても汗が出やすくなります。汗をかけば皮膚の表面から気化熱が奪われることで、体温の上昇を予防します。熱中症は体温が上昇することでかかるので、汗をかきやすい身体になれば熱中症にかかりにくくなります」と話します。

では、汗に含まれる塩分濃度が落ちると、なぜ熱中症にかかりにくくなるのでしょうか?

「【暑熱順化】の身体になると、【暑熱順化】に適する以前に比較しても汗に含まれるナトリウムイオン濃度が30〜40%落ちることが言われています。血液中のナトリウムなどが含まれるミネラルが汗と一緒に大量に排出されたことで、意識障害やけいれんなど熱中症特有の症状が現れるので、汗に含まれる塩分濃度が落ちると熱中症にかかるリスクも同時に低下します」とも専門家は語りました。

日本気象協会の女性は「【暑熱順化】は意識して取り入れないと継続が困難です。帰宅時に1駅分歩いたりとか、ライフスタイルの中に上手く取り入れて貰えたら」と発信します。

参考:暑熱順化 熱中症ゼロへ。

【暑熱順化】を特に取り入れて欲しい人

▽「高齢者」にはしつこく感じる位「声かけ」をして下さい

年を取ると暑さを感じづらく、基礎代謝も低下することで、若い人より寒がりな体質となります。高齢者が体感に依存すると、「まだ暑くない」と判断して、熱中症の対策も遅れを取ります。

基準を設け、家族や周りの人が電話などをして、直接声がけして、クーラーの使用をしているかどうかを確認して下さい。

また、水分補給は食事の時以外にも、時間を予め決めておき、摂取することも大事な【暑熱順化】となります。

熱中症のメカニズムが専門の帝京大学医学部附属病院高度救命救急センターのセンター長の男性は「家族や周りの人が本人に電話をかける時は『室温は今何度?』と確認して、『28度に下がるまでクーラーを付け続けて』などと具体的な話をしながら、本人に伝えて下さい。その上で『2時間後にまた電話かけるからね』と継続して本人に確認をする意思を届けることも大事な行動です。しつこいかと思いますが、繰り返し本人に確認することで、クーラーを付けることが習慣化するのが望ましい判断です」と懸念します。

▽小さいお子さんの体調の変化に注意を払って下さい

また、小さいお子さんは体温調節の機能がまだ発達していないことで、身体に熱がこもりやすいです。

身体の異変を自分自身で上手く言えないので、周りの大人が体調の変化に配慮し、水分の補給などを促す必要があります。

参考:“暑さに慣れていない”時期の熱中症対策は 首都圏 NEWS  WEB(2022年)

【暑熱順化】の効果

「環境省の報告書によると、暑熱順化した体は、(1)発汗量が増え、(2)汗に含まれる塩分濃度が低下し、(3)皮膚血管が拡張し、(4)循環血液量も増加する、という4つの効果をあげています」

引用:熱中症に負けない体づくり、「暑熱順化」がもたらす4つの効果 ウェザーニュース(2021年)

環境省の報告書によりますと、皮膚血管が拡張し、循環血液量が増えると、暑さに強い身体へと変わるとされますが、それはどうしてなのでしょうか?

専門家は「身体が【暑熱順化】に最適化させると、体温がそんなに上昇しなくても皮膚血管が拡張し、放熱しやすい身体になります。さらに、環境省も報告書では循環血液量がおよそ10%増えることで、運動機能を向上させると同時に身体内の熱の放出を促進させます。【暑熱順化】とは、いわゆる人体の放熱器機能を向上させ、暑さに強い身体に変えるという原理です」と説明します。

最近は暑いので、

この記事を書いているのは冒頭でも書きましたが4月ですが、気温が高いです。本当に暑いです。本当にまだ4月ですか?と思う位。母は最近夜中の部屋の気温が高すぎて、夜中に何時間か起きていて、キツいと言っています。この暑さから、また寒波が来て気温が下がるなんて、とても信じられません…。

【暑熱順化】で思い浮かんだのは、祖母です。祖母は90代ですが、年齢的にも暑さを感じにくく、夏でも冬の分厚い服を着ていたり、周りが「暑い」と言ってクーラーを入れていても、何か室温が生ぬるく、部屋が暑いなと感じていると、祖母は「寒い」と言って、勝手にクーラーを切っていたりも何度もありました。

冬も勝手にこたつの電源を切っていたりと、祖母は体温調整が上手くできていないと思います。祖母の住む場所は夏はかなり暑く、冬はかなり寒いです。夏にダラダラ汗を流している私たちをよそ目に、祖母だけボタンも全部上まで閉じている冬服を着ている光景が、相反してあります。

祖母の年齢ですと、運動は厳しいですが、周りにいる私たちが【暑熱順化】のことを気にかけてあげなくてはと、思いました。

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体を暑さに慣れさせる「暑熱順化」で熱中症予防を ポイントは 首都圏 NEWS  WEB(2023年)

軽い運動や長めの入浴で暑熱順化を…熱中症への警戒呼びかけ 読売新聞(2023年)

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎、右手人差し指に汗疱、軽く両膝の軟骨すり減り、軽度に近いすべり症、坐骨神経痛などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。