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こんにちは、nonoです。7月も下旬に差し掛かって、いよいよ本格的なサマーシーズンの到来ですね!
夏といえば花火大会や夏祭り、海水浴、キャンプなど楽しいイベントが浮かびますが、忘れてはいけないのが熱中症対策。近年の酷暑により、熱中症での救急搬送者数は10年以上前と比べると約2~3倍にも増加しているのです。
また、熱中症の患者が増えやすいのは、梅雨の合間や梅雨明け直後などまだ体が暑さに慣れていない時だと言われています。つまり、梅雨明けが遅い今年は今の時期が要注意!
ということで、今回は基本的な熱中症の対策と対処法について紹介します。これを参考にして、しっかり熱中症に備えてくださいね!
熱中症予防の3か条「日よけ」「涼しい服装」「水分補給」
熱中症を防ぐには、暑さ対策と水分補給が必要不可欠です。
外出の際にはなるべく日陰などを歩いたり、日傘や帽子で直射日光対策をしましょう。また、熱がこもりにくく、汗を吸い取ってくれる通気性と吸水性に優れた素材の服を選ぶことも大切です。帽子はつばが広く通気性の良いもの、衣服は熱を吸収しやすい黒色以外のものが適しています。
水分補給はのどが渇いていない時でもこまめに行い、塩分も忘れずに補給しましょう。ただし、利尿作用のあるビールやお茶はかえって水分を体外に排出してしまうため逆効果です。夏場の水分補給はスポーツドリンクか、水と塩分タブレットなどを併用して行うとよいでしょう。
屋内での熱中症に注意!
熱中症は屋外のみならず、屋内でも発症するおそれがあります。湿度が高く熱のこもりやすい場所に長時間いる場合は注意が必要です。また、運動をしていなくても入浴中や就寝中に汗をかくことで脱水症状になる可能性があるので、外に出ないからといって水分を控えるのはよくありません。
特に小さい子供や高齢者は熱中症になりやすいため、冷房を我慢せずしっかりと水分補給を行うようにしましょう。
熱中症になりやすい条件は?
熱中症は体内の水分とナトリウム(塩分)のバランスが崩れたり、体温調節機能がうまく働かなくなったりして体に熱がこもることで起こります。
そのため、脱水状態にある人や病気・体調不良で体温調節機能が鈍っている人、乳幼児、高齢者、肥満の人、また厚着の人や普段から運動をしない人は熱中症になるリスクが高いのです。
熱中症対策のためには脱水症状を防ぐのはもちろんのこと、健康状態などにも気を配るようにしましょう。
熱中症になった場合の対処法
もしも熱中症になってしまった場合、あるいは熱中症になったと思われる人を見つけた場合は、早めの処置が必要です。
熱中症は症状の重さによって、Ⅰ度からⅢ度までの区分がされています。それぞれの区分と症状は以下の通りです。
Ⅰ度(軽症) | めまい、失神、筋肉痛、こむら返り、大量の発汗 |
Ⅱ度(危険) | 頭痛、気分が悪くなる、吐き気、嘔吐、手足に力が入らない、ぐったりする |
Ⅲ度(非常に危険) | 意識がなくなる、けいれん、歩けない、体温が高くなる |
熱中症は進行が早く、処置が遅れると命の危険もあるため、症状が軽いうちに適切な処置をすることが大切です。
熱中症の疑いがある場合はすぐに日陰など涼しい場所に移動して体を冷やし、水分・塩分補給を行いましょう。自力で水分を摂取できなかったり意識がなかったりするようならば、すぐに病院へ連れて行くようにしてください。
まとめ
・熱中症対策には日傘・帽子と涼しい服装、こまめな水分補給が重要
・屋内でも熱中症になるリスクがある
・幼児、高齢者、病気や体調不良の人は要注意
・熱中症の症状が出たら早めの処置、重症ならすぐに救急車を呼ぶ
何事も「備えあれば憂いなし」。しっかり熱中症対策をして、楽しい夏を過ごしてくださいね!
参考元:厚生労働省 政府広報オンライン 環境省 熱中症予防情報サイト
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