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こんにちは、金次郎です。
以前書いた記事で「現在の様にマスク越しでの会話だと、相手の声がこもってしまい聴き取り難くいので、何回も聞き直したりします。」と書きました。
「デフサポ」聴覚障害者も働きやすい社会を目指して
特に買い物などで、お店のレジ係の方との会話では、金銭が絡む事なので相手の言っている事を確実に理解しなければいけませんので大変です。
しかし、そんな難聴者の買い物を助けてくれるお店が現れました。
全難聴の取り組み
一般社団法人全日本難聴者・中途失聴者団体連合会は、2年前の令和2年7月に国内にある全てのコンビニエンスストア会社に「コンビニエンスストアのレジにおける配慮について(お願い)」と言う文書を送付しました。
お願いとは
・受付(レジ)に「耳マーク」の表示板または耳マークポスターの掲示
・接客するには、透明マスクの利用や場合によっては筆談に応じて欲しい
と言う2つのお願いをしました。
「耳マーク」
参考記事:(全難聴)コンビニエンスストアにレジにおける配慮を依頼しました。
「お願い」に答えたコンビニエンスストア
上記「お願い」に対して、先ず対応してくれたのは「ローソン」でした。
全国13,989店舗(ローソンストア100を除く)において、「耳マーク」の表示と「指差しシート」を8月30日(火)からレジカウンターに設置しました。
ローソンでは、聴覚に障がいを持つ社員をはじめ、加盟店のオーナーやスタッフからも意見を聞いて「指さしシート」の内容を決めたそうです。
参考:(ローソン)レジカウンターに「耳マーク」を表示した指差しシートを設置
「車イス」マークの正しい意味
皆さんが一番良く見るのは「車イス」マークだと思います。
このマークは「国際シンボルマーク」と言って、世界共通のマークです。
「車イス」の絵だから、車イスに乗っている障がい者の方のみ使用できるのかな?
と言うと違います。
「国際シンボルマーク」が対象としているのは「すべての障がい者」です。
ですから、この「車イス」マークが有る場所は
・「障がいをもつ人が利用できる建築物や施設である」ことを示し
・対象は「すべての障がいを持つ人」です。
参考記事:(株式会社 フジタ)知ってほしい車椅子マークの正しい意味
日本独自のマーク
日本独自ですと警察庁では、ドライバーが身体障がい者や聴覚障がい者である事を示すマークを作っています。
これらのマークを貼った車に幅寄せや割り込みを行うと、道路交通法違反となり罰せられます。
また、厚生労働省は、連れている犬が「盲導犬・介助犬・聴導犬」等の身体障がい者補助犬を示すマークを作っています。
補助犬はペットではありませんので、公共施設や交通機関は無論、デパートやスーパー、ホテル、レストランなどの民間施設でも、身体障がいのある人が補助犬を同伴するのを受け入れる義務があります。
これ以外にも、それぞれの障がい者を支援する法人や自治体独自で作ったマークがあります。
(内閣府)障害者に関係するマークの一例
終わりに
こちらが、住んでいる自治体に有るローソンで許可を取って撮影した、入口の「耳マーク」と
レジに有る「指さしシート」の写真です。
また、福岡県に有る私鉄の西日本鉄道(通称:西鉄)では、特急や急行が停車する駅には足の不自由な方や高齢者の為にエレベーターを設置しています。
流石に普通しか停まらない駅まで全てにエレベーターを設置するのは難しいでしょうが、普通しか止まらない駅は高架駅では無い所がほとんどなので、一部の駅ではホームに上がるのに階段以外にスロープを設けている駅もあります。
この様に、社会全体が障がい者が利用しやすい環境を作る動きがもっと広まれば、障がいを持っている人の社会参加の機会も今よりもっと増えると思います。
参考記事:(BCNr)ローソンでレジカウンターに「耳マーク」を表示、聴覚障がい者の買物をサポート
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記事を読ませていただきました。
障害者に優しくなってきているように思います。
聴覚障害者やそれ以外の障害者に優しくなったら使いやすくなるのではと思うことができる内容です。
これからも記事を楽しみにしています。
コメントありがとうございます。
このマークが出て以降、ローソン以外のコンビニもチェックしていますが、未だ対応していないですね。
私が住んでいる自治体のローソンには、オーナー自身が障害者のお店も有るんですよ。