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こんにちは、翼祈(たすき)です。
共生社会とは障害が有る無しに関係なく、みんながお互いの人権や尊厳を大事とし、励まし合い、全員が活き活きとした人生を送ることが可能な社会を指します。
この言葉は今から6年前に起きた、1つの重大な事件から、この共生社会という言葉が考えられ、議論されて来ました。また、1年前に開催された東京パラリンピックでも、この共生社会という言葉が体現されました。今回はこの共生社会の在り方について、皆さんと考えていきたいと思います。
東京パラリンピックから1年
あの開会式のあった景色が、今も忘れることはありませんー。1年前の2021年8月24日、「WE HAVE WINGS」をテーマに提唱された東京パラリンピックの開会式の夜。東京都の中学3年生の女の子・和合由依さんは公募で選出され、パフォーマンス「片翼の小さな飛行機」の重大な主役の役割を果たしました。「世界で、周囲と相違があると人を切り捨てている人もいます。そういう思考を転換させていきたいと表現したのが開会式でした」。
1年が経過し、2022年8月24日、再び演技を披露する姿が、約4分間のミュージックビデオで公開されました。歌を歌うのは、一緒に同じ開会式の舞台に上がった武藤将胤さんが、あの開会式で感じた、瞳に焼き付いた景色を歌詞に綴った「FLY」という曲です。「もっと高く We can fly. もっと先へ More freely 自由に舞い上がってみるよ」。
武藤さんは先天的に手足に障害を抱えていて、下半身に力が入りづらく、脚を下に伸ばすのは非常に困難です。左腕は肩の位置までしか伸ばせません。そんな中でも、2022年7月下旬のMVの収録で、車椅子から身体を支えて頂く動きに取り入れました。
和合由依さん、武藤将胤さん出演のMV
1年前のあの夜、コロナ禍で無観客の東京都新宿区にある国立競技場で、演技をすることが自分を体現する方法だと理解しました。俳優という新たな夢も見つかりました。「障害を抱えていても可能なことがある」と体現したいー。「共生社会って、誰もが様々な人と共に生きること。全員が意見を発信出来る、そのことを体現出来たのがあの開会式の夜。あの景色が当たり前の社会へと実現すればー」。
武藤さんは開会式を使用された、電飾が施された「光るトラック」に搭乗して登場し、「ここで限界ではない。実際の社会において、多様な個性を磨いて世界に飛び立つ出発点だと感じた」と話します。
参考:「片翼の飛行機」パラ開会式の少女、MV出演へ 「やってみないと」 朝日新聞デジタル(2022年)
東京パラリンピックは夢溢れる世界でした。
私は東京パラリンピックの開催された1年前は、TANOSHIKAに入社するに向けて前のA型を辞めた直後でした。東京パラリンピック自体も割とリアルタイムや速報ですぐ体験し、その後の手話の付いた振り返り番組でも、ハイライトを観ていました。
オリンピックも良かったですが、パラリンピックは障害などハンデを抱えた人が出場するスポーツの祭典なので、私も障害者ですし、より選手の方が身近に感じられ、日本選手団の皆さんに熱い声援を毎日テレビ越しに届けました。
本当にパラリンピックって夢の祭典ですし、皆さんパラリンピックに出場する為に努力を重ね、選ばれし人々が技術を磨き、最大限の力を発揮して勝敗が決まる訳ですから、やっぱり迫力や見応えとかが違いますよね。
開催が危ぶまれた時はどうなるのか行く先が気になりましたが、無事開催され、初めて見た日本開催の夏のオリンピック・パラリンピックの醍醐味を凄く感じました。
実際に開閉会式に出場した人や選手の皆さん、テレビを観ていた私にも感じるものが大きかったので、共生社会に向けて、また一歩日本が近付けていけたと思いました。共生社会は心のバリアフリーだと言われていますが、更なる発展を期待しています。
noteでも書いています。よければ読んでください。
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