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誰も傷つけない笑いについて考える
誰も傷つけない笑いについて考える
このような記事を書いておいて今更なのだが、「誰も傷つけない笑い」って本当に難しいねと思う。
アカデミー授賞式でのウィル・スミスの事件
アカデミー授賞式でのウィル・スミスがクリス・ロックを平手打ちした事件を例に取っても、病気の人に対しての心ないジョーク、それに暴力で対抗してしまったウイル・スミス。それを見ていたアメリカ国民の格差の問題に、クリス・ロックの学習障害などなど・・・・
いろんな問題が含まれていて、どこから突っ込んでいいのかわからない。
もともと、「笑い」とは差別的なものであると言っていたのは、漫画家の赤塚不二夫先生の言葉だったかな。「常識」を上げたり、下げたりして「笑い」を取るのが、「笑い」のテクニックの定石であると思う。
吉野家の牛丼 元常務の発言
日本でも、吉野家の牛丼元常務が講師を務める早稲田大学の社会人講座で、「田舎から出てきた生娘をしゃぶ漬け戦略」発言が問題になっている。
そりゃー、なんか不快に感じるわーと私も思う。
価値観が多様化して、全員に共通する「常識」ってモノが作りにくくなっているし、SNSの発達で、不用意な言葉や失言がいつまでも半永久的に残ってしまう。
人を傷つけてまで、「笑い」を取ろうとすること自体いけませんよ。それは私も思う。しかし、それならば、何も話せなくなってしまわないか?とも思ってしまう。
私もこのような「AKARI」というサイトで情報を発信する場を与えていただいている身にとっても、私の文章で誰かが傷ついていないか、とか考えてしまう。
私がここで書きたいことは誰かを少しでも勇気づけることであり、私の文章を読んで、何かをやってみようとか、こんなクダラナイこと書いている人でも楽しそうに生きているから、自分も楽しく生きないと損だなーと感じてもらえたりすることが私の狙いであり、願いである。
今後のどんはれ
何かと不安な世の中であり、そんな世の中だからこそ、何も考えずにケラケラと笑っていたいものである。そのような時間が必要だと思う。
しかし、そのように人々を笑わせるのも至難の業である。
それでも、懲りずに人を笑わせたいと思う。どうか間違った「笑い」を提供しているのならば、率直にお教えいただきたいと私は思う。
参考サイト
NEWS WEEK JAPAN ウィル・スミスを激怒させたクリス・ロックは「非言語性学習障害」だった
DIAMOND online 吉野家「生娘をシャブ漬け戦略」騒動、実は再発防止が難しい3つの理由
東洋経済オンライン「ウィル・スミス平手打ち」擁護に見る日米の差妻の外見へのジョークに対する暴力は愛の証か
noteでも書いています。よかったら、読んでみてください。
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