ヘルプマークを持つこと~私の中の葛藤~

ヘルプマーク

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ヘルプマークへの葛藤

ヘルプマークはご存じですか?

ヘルプマークとは、目に見えない疾患などを抱えた人たちが、周りへの配慮を求めるためのマークです。

最近では、街中などで見かける機会も増えているように感じます。

私自身、精神疾患過敏性腸症候群を患っています。日常生活の中で、どうしても体調が悪いときや、おなかの調子が悪いとき、聴覚過敏の症状が出たときに、電車やバスの中で優先席に座りたいと思うことがあります。

しかし、パッと見は健常者と変わらないので、座りにくいと感じてしまうことも何度かありました。

こんな時に、「ヘルプマーク」を持っていれば、優先席にも気兼ねなく座ることができるのでは?と考えました。ですが、席に座りたいからといってヘルプマークを持つのはどうなのか?と私は非常に葛藤してしまいました。

ヘルプマークとは??

ヘルプマークは、義足や人工関節を使用している患者、内部障害や難病の患者、または妊娠初期の人等、援助や配慮を必要としていることが外見では分からない人々が、周りに配慮を必要なことを知らせることで援助を得やすくなるよう作成された東京都によるピクトグラムである。

引用:ヘルプマーク – Wikipedia

【AKARIの中でも「ヘルプマーク」についての記事があります。ぜひ、一読下さい。】

普通でいたい?手帳を持つことも葛藤した

私がどうしてこんなにもヘルプマークを持つことに葛藤するのか。それは、「普通でいたい。」という強い思いがあるからです。

ヘルプマークとは別に、精神障碍者手帳の3級を持っているのですが、この手帳を申請することも、非常に悩んだ過去があります。障がい者年金を貰っているので、手帳を持てることを役所の方に教えていただいたのですが、「障がい者」という言葉が私の中で非常に、重く感じてしまい、申請することに躊躇していまい、しばらくは申請せずにいました。

しかし、就労支援などの福祉サービスを受けるには、手帳が必要とのことで、悩んだ末に手帳を取得することとなりました。

ここまで、「普通でいたい。」という思いに固執するのは、家庭環境が原因なのかもしれません。私は、実の弟にすら精神障碍者手帳を持っていることは、いまだに言えていません。言いたくないというより、言えないという感情があります。

機能不全家族で育った私と弟は、今までたくさんの家族のもめ事や、問題を抱えていました。年月がたち、穏やかに過ごせるようになったのは、ここ数年かもしれません。

だからなのか、私は「障がい者の姉」ではなく、「だらしのないダメな姉」でありたいという思いがあります。

もめ事や、問題などを起こしたくない気持ちが強いのです。

しかし、いつまでも隠し通せることではありません。「どうやって生活してるの?今、仕事は?」と聞かれるたびに、誤魔化したり、苦しい言い訳をするのも疲れてきました。

ヘルプマークを持ったらどうなるのか?

実際にヘルプマークを持っている人たちの声が聞きたいと思った私は、支援員さんの助けも借りて、様々なサイトを覗いてみることにしました。

ブログやSNSを見てみると、私のように持つことに悩んでいる人もいました。

しかし、多くの方が「ヘルプマークを持ってよかった。」「ヘルプマークを持っていることで助けられた。」「他人の優しさを感じた。」などの暖かいエピソードがたくさんありました。

 

その中でも、「私が障害者手帳とヘルプマークを取得したワケ 」というコラムの中にあったコラムの一文が、私の考えをひっくりかえしました。

手を貸してもらってもいいんじゃない?

今の私は、少しずつではあるが、能力の低くなった自分を受け入れられるようになってきている。人間の価値は、「役に立つ」「役に立たない」ではない。きっと生きてるだけでいい。誰かの役に立てなくても私は、生きていていい。生きているだけで価値がある。だから自分が生きていく中での少し困る事、(発病して私にはこの困りごとが発生した)その困りごとを埋められるなら、何かを利用していいんじゃないかと思う。私にとっては、それが障害者手帳とヘルプマークだった。他にも様々な支援機関にもお世話になっている。

引用:私が障害者手帳とヘルプマークを取得したワケ – 成年者向けコラム | 障害者ドットコム (shohgaisha.com)

コラムを拝見し終わったあと、自然に「そうだよね。」と、納得ができたのと同時に、自分の中のヘルプマークを持つことへの葛藤が消えた感じがしました。

ヘルプマークを持ってみよう

コラムの一文があったことや、様々な情報を調べてみて、私は少し考えすぎな部分があり、何より「普通でいたい。」と思いが強かったように感じます。

思い悩むのではなく、「困っているのなら助けを求めよう。」と考えられるようになりたいです。

近いうちに機会があれば、役所でヘルプマークを貰ってみようと思います。

そして、それを付けて実家の弟宅にも行ってみようかと考えています。

参考サイト:

ヘルプマーク・ヘルプカード エピソード集 (tokyo.lg.jp)

私が障害者手帳とヘルプマークを取得したワケ – 成年者向けコラム | 障害者ドットコム (

shohgaisha.com)

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2 件のコメント

  • 記事を読ませていただきました。ヘルプマ―クをどんな人がもてるのかを知ることができました。私自身が今後もつかどうかはわかりませんが貴重な情報をありがとうございます。
    これからもいろんな情報の記事を楽しみにしています。

    • コメントありがとうございます。持つかどうかをどうしても、葛藤される方はいらっしゃると思います。でも、「困ったら助けを求める。」という簡単な考えでもいいかもしれませんね。 salad

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    ABOUTこの記事をかいた人

    TANOSHIKAライター。うつ病、AC(アダルトチルドレン)、機能不全家族育ち。現代詩を勉強中です。セクシャルマイノリティ当事者。読みやすい、わかりやすいをモットーに様々な記事を書いていきます。