自分の「取扱説明書」を作ろう~自分が障がい者枠で働く際に必要だった取り組み~

一般就労

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自分の取扱説明書を作る

昨年から本格的に一般就労に向けて動いていたのですが、無事に採用が決まり、今月でTANOSHIKAを卒業し、来月から新しい職場で働くことになりました。

そこで今回は自己分析して自分の取扱説明書を作る過程や実際に障がい者枠で仕事に就くまでの話を紹介していきます。

自分の実像

自分の強みと苦手な事がわかっているといろんなことに対処できますし、自信にもつながります。
向いている仕事などもある程度わかります。

自分の実像はなかなか、つかめないかと思います。苦手なことはある程度分かるのですが得意なことが自分ではわかりませんでした。少し気恥しいですが、身近な人に聞いてみるのもいいでしょう。実際聞いてみて、そういう一面があったのかと気づくことも多々ありました。

また、心理士の方に検査してもらうのもいいと思います。自分の場合はお世話になっている就労支援の方が機会を設けてくれてテストを受けました。わかったことは「事務的な作業の処理スピードが突出して苦手」ということ。「状況を視覚的に把握し推移を推理することや覚えることは自体は得意」だということです。

これまでの道のり、A型作業所で得られた気づき

今までA型作業所はTANOSHIKA含め2か所で働いたことがあります。
初めはB型で働きだしたのですが生活リズムや体調やお金をもらっているという責任感からほぼ休むことなく働けたのでA型に移行しました。
A型に2年ほど通い、次に半年位かけて仕事を探し一般就労の障がい者枠に就きました。
いろいろ事情があり1年で辞めてしまい、現在のTANOSHIKAに入りました。
2か所のA型作業所に通っていて気付いたことは、メンバー皆優しいということです。
困っていたら助け合いの気持ちを持って接する。
とても大切なことを学ぶことがいっぱいありました。

就労支援の方と連携

自分は就労支援を受けていて、二か月に一度くらい面談を重ねていて情報交換をしています。
担当の方が自分が興味のある職種、適性のある職種で仕事を探してくれていました。
今回たまたま縁があり実際に仕事場の見学、実習をさせていただきました。
実習では実際に一緒に働く方々と上司にあたる方に色々指導してもらいながら4日間、1日4時間程度体験させていただきました。1日の流れや大切なことはメモに取りながら頑張りました。
その後、実習の振り返りがあり、こういう点がよかったとか、もうちょっとこういうところは改善してほしいという評価表をいただきました。実習も踏まえたうえでこの仕事をやってみたいと思い面接を希望し何とか受かることができ仕事が決まりました。

一般就労に向けての準備

TANOSHIKAでは2020年4月から在宅でテレワークを行なっています。
テレワークによって体力や人がいるところでのストレス耐性がだいぶ下がったと思うので、今はなるべく体力をつけるように体を動かしています。

また、実習中に覚えたことをメモに取ったので時間があれば見るようにしています。

最後に

自分自身のことを知っておくと強みになります。自分の苦手なことを会社側に伝えて配慮してもらえることも働く上で重要だと思います。就職だけではなく悩んでいる時などでも自分はなぜこんな感情なのか深掘りすると原因が見えてきます。

今回、運がよく仕事が決まりましたが、前回違う仕事で一般就労したときは一年で辞めてしまいました。
そのあとやめてしまったことを何度も後悔しましたが、この経験を生かして長く勤められるよう努力したいと思います。

メンバーに向けて

2月から一般就労が決まりました。今までお世話になりました。
今思えばライティングしている時間は楽しい時間でもあり、生みの苦しみもあり、 自分と向き合う時間でもあり、記事の内容のことを深掘りして学ぶ勉強の時間でもあり、とても大切な時間でした。
記事をUPした後にああしていればよかったとか、こうしていればよかったとか反省したりもしました。 でも今まで書いた記事は僕の一部のような感覚でとても、いとおしい存在です。
皆さん今までありがとうございました!

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