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はじめに
今回私はギャンブル依存症の当事者としてギャンブルの怖さを記事にしていきたいと思います。
私がギャンブル依存症になった経緯を説明します。私は20歳まで貯金が趣味でギャンブルとは無縁の生活を送っていました。そんな私がなぜギャンブル依存症になるまで嵌ってしまったというと、21歳だった頃会社の先輩に「パチンコにいかないか?」と誘いを受けたのです。初めは断ろうと思いましたが会社の先輩からの誘いということもあり「少しだけならいいかな」という安易な気持ちでパチンコに行くことになりました。
その時は給料もよい会社に務めていたので5千円だけ付き合って後は休憩所で待っておこうというと思ったのですがなんと千円で大当たりをして10万円という大金になったんですよ。
10万と言ったら当時私が稼いでいた額の約3分の1が座っているだけで稼いでしまいそこから「あの日の勝った快感を味わいたい」と思う様になりその後もパチンコに通うようになりその頃には金銭感覚もわすれすっかりギャンブル依存症なりました。
ギャンブル依存症とは?
1977年にWHOに認定された依存症のひとつである。研究していくうちに辞められない原因はアルコール依存症や薬物依存などと似ておりそのためにギャンブル障害として依存症という位置づけに認定されました。
症状としてはギャンブルが辞められない、負けた金額をギャンブルで取り返そうとする、ギャンブルを理由に嘘をついて借金をするなどがあります。
ギャンブル依存症になる原因
ギャンブルをする人は誰でもギャンブル依存症になる可能性があります。主にストレスの対処が上手ではないまたは身近にパチンコ店がある私の場合は田舎で遊べるお店がパチンコ店しかなかったのが要因の一つです。
また今どきのパチンコはアニメやゲームなどのパチンコが増え後一歩で当たる演出など豪華なもので
ドーパミンにより脳が活発になり負けていても勝ってるかのように錯覚をおこされ脳内の報酬系が活発になりその状態が忘れられなくて依存症になるまで辞められなくなることがあります。
ギャンブルで失ったもの
会社が休みの時にパチンコに通うようになって私は200万貯金であったのですがパチンコを続けていくうちに無くなりついにクレジットカードで現金をおろすまでになり借金は総額30万円になりました。借金をしていることは親にも友人にも言えませんでした。
負けた後に違う事にお金や時間を使えばよかったと後悔しているのですがお金も時間も戻ってきません。そしてそれでも辞められない自分が嫌になり変わりたいと思うようになりパソコンで調べてみました。
次に私が実際に行った対策を説明します
まずは周りに相談しました
上司には自分が借金があることを打ち明けた後はパチンコの話も誘いもしないで下さいとお願いしました。その後パチンコの話題もしなくなり誘いもなくなりました。
親にも相談して最初は驚いてましたが1人で辞められない事を言ったら協力すると言ってくれました。(借金自体は後に自分の給料で完済しました)
現金をもたない
親に給料のお金を管理して貰って現金を1日ずつ貰い最低限しか持たない生活をしました。勿論クレジットカードなどは持ってません。持つとまた借金してでもギャンブルをしてしまうからです。
これはギャンブルから離れて十年たった今でもおこなって貰ってます。
治療
私の場合1人ではギャンブルを辞める事が無理だったので医療機関にも頼りました。カウンセリングを受ける事で気持ちも楽になりまた他では話せないことも自分と同じ境遇の方々が居る場で話せることや、スタッフさんの話や他の方々の体験談や近況を聞いたことが自分のプラス材料になりギャンブルに行くことはなくなりました。
最後に
治療によりギャンブルに行くことは無くなりましたが10年経ったいまでもまたギャンブルに嵌ってしまうのではという不安があります。一度依存症になると、脳には一生その回路が残ります。やり始めるとあっというまに元通りになります。それほどギャンブルの依存性は強いのです。
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