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こんにちは、翼祈(たすき)です。
2025年4月13日より開幕した、大阪・関西万博は約2週間が経ちました。
2025年4月13日から19日までの万博の来場者数は、52万4937人でした。
参照元:読売新聞 大阪万博の来場者数、開幕1週間で52・4万人…「1日平均15万人」の想定に1日も届かず(2025年4月21日公開)
2025年4月23日に、来場者数が100万人を超えたと発表されました。
参照元:読売新聞 大阪・関西万博の来場者100万人…うち16万人超はスタッフや報道機関・万博協会職員ら(2025年4月23日公開)
万博で人気を集めているパビリオンの1つがアメリカ館です。
1972年に37億年前の物と推定される、アポロ17号が採取した玄武岩118gの「月の石」が展示されています。
参照元:毎日新聞 万博、米国パビリオンに予約制を試験導入 「月の石」展示で長蛇の列(2025年4月20日公開)
色んな企業のコラボアイテムがあったり、水など衛生面で安全性の高い日本だからこそ楽しめる海外の料理など、魅力もありますが、問題も色々抱えています。
2025年4月13日現在、2020年以降最も感染者数の増えているはしか(麻疹)もその1つです。人の出入りが多くなっている大阪が、最も感染者数の多い都道府県になっています。
この様な大きな繁栄とリスクの隣り合わせとも言える万博ですが、ここで紹介したいのが、群馬大学の板橋英之・副学長と前橋市のトキワコンクリート工業と小林工業が共同開発した、二酸化炭素削減のブロックです。
『減CO2(げんこつ)ブロック』は2016年に完成し、群馬県高崎市のGメッセ群馬などで使われていて、ドイツ館のアプローチやテラスで、掲示されているといいます。
2024年11月にドイツ館から群馬大学まで、「設置したい」と連絡を受けました。環境に配慮した『減CO2(げんこつ)ブロック』の商品価値が、「循環経済」をテーマに掲げるドイツ館のコンセプトと合致したことから採用されました。
今回は、『減CO2(げんこつ)ブロック』が開発されるまでのストーリーを紹介します。
群馬大学などは、なぜ『減CO2(げんこつ)ブロック』をどうやって開発し、使われている素材は?
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画像・引用元:群馬大学 群馬大学と地元企業が共同開発した二酸化炭素固定化ブロック 「減CO2(げんこつ)ブロック」が大阪・関西万博のドイツ館に導入されました。(2025年4月11日公開)
ブロックは、県内の間伐材を粉砕したウッドチップとモルタルで作られている。チップになる前の木が吸収したCO2をとどめるほか、モルタルが大気中のCO2を新たに吸収し、炭酸カルシウムとして固定化する。保水性があることから打ち水をすると周囲を冷やす効果が高く、銅と銀を吸着させているため、除草、殺菌、消臭効果などの機能もあるという。
凄く良いと思います
CO2に関しては、以前から、「このままでは、温室効果ガスが増えて、気温が上がりますよ」と言われていたのに、「そんなわけない」と言って、誰も聞く耳を持ちませんでした。
その代償は大きく、今日本でも3月で30度を超える日も出たりと、かなり暑い日が続いています。
2025年3月26日には、大分県佐伯市宇目と、宮崎県高鍋町高鍋で30.3度を記録し、全国の143地点で、3月としての最高気温を更新しました。
また、2025年4月、50代の男性が熱中症の疑いで倒れ、意識不明の重体だというニュースを観ました。
「暑熱順化」という言葉がありますが、急激に熱くなって、「半袖じゃないともう暑い」「日傘、差さなきゃ」とか思っていました。
ですが、その次の日に雨が降ったら寒くて、七分袖や薄い長袖を着たりと、昔の様に簡単に「暑熱順化」ができなくなっています。
今世の中を逆行しているのが、2025年1月にアメリカの政権が変わって、地球温暖化について、議論をする「パリ協定」を離脱すると、大統領令が出ました。
地球沸騰化の原因となっている石炭も、トップが変われば、『どんどん掘れ』と言います。かなり難しい世界情勢が強いられています。
先進国のトップでもあるアメリカが、その様に方針を変えることで、CO2を減らしていく社会実現がまた遠くなります。
非常に難しい世の中になっていくだろうと考えます。
この記事の本題の『減CO2(げんこつ)ブロック』は、未来に届けたい、最新技術を中小企業なども出展している万博だからこそ、この商品の価値が高まりますし、そのことで、ドイツ館が採用したと思います。
万博も190個のスタンプラリーや、珍しいお土産だったり、貴重なものが展示されていますが、こういうテラスなどにも、最新技術が使われています。
ただのブロックであっても、最新技術が使われていることで、また違った万博の楽しみ方ができるのではないか?と、考えました。

大阪・関西万博で関係者を悩ませていることとは?
感染症に限らず、混雑の問題や、これから夏が来ることで、暑さ対策もしないといけません。
特に関係者を悩ませているのが、全面禁煙となっているのに、万博で歩きながら、煙草を吸う人の多さでした。
喫煙所も東ゲート付近に2ヵ所しかない万博は、メタンガスがあることで、発生しやすい廃棄物の焼却灰が使われている万博の埋め立て地にはリスクが多くあります。
参照元:読売新聞 「いのち」「健康」テーマの大阪万博、全面禁煙のルール守られず…メタンガスに引火リスクも(2025年4月21日公開)
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noteでも書いています。よければ読んでください。
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