難聴の若者増加と加齢性難聴 -全ての年代で起こっている聴力の低下について-

ヘッドフォンの本体と伸びるコード

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こんにちは、金次郎です。

 3月3日は、語呂合わせで「みみ(耳)の日」と言う事で、今年も色々と耳に関するニュース記事が出ています。
 今年も出ました「イヤホン難聴」のニュース。

参考元:(Yahooニュース オリジナル)ヘッドホンやイヤホンで難聴に? 耳を守る音との接し方とは #こどもをまもる(2025年03月02日)

以下は、私が3年前に書いた記事です。

 この記事でも若者の難聴が増えている事を書いていますが、記事の中からリンクを貼っている
  ・「
ヘッドホン難聴(イヤホン難聴)って、知っていますか?」
 と言う記事は、もう5年も前に書いた記事です。

 近年若者の難聴者が増えている理由は、ワイヤレスイヤホンを着けてスマートフォン等のネット接続できる機器で、大音量で動画や音楽などを見たり聞きいたりし続けている事が大きな原因です。
 詳しくは、Yahooニュースを読む、または私の過去記事を読むでも構いません。

 個人差は有りますが、大きな音を聞かずとも、歳を取れば男女関係なく誰でも聴力は落ちて行きます。

 今回は、耳の健康を保つ為にする事について書いてみます 

歳を取れば、誰でもなる難聴

 歳を取って行けば、体力が落ちる様に耳の機能である「聴力」も衰えてきます。
 これを、「加齢性難聴」と言いますが、実は聴力の低下は40歳を過ぎた辺りから始まっていると言われています。

研究によりますと、歳を取ると共に
 ・先ず、高音が聞き取り難くなって来る
 ・女性よりも男性の方が早く起こる
と言う事が分かっているそうです。

※音域 ・低音 2000ヘルツ 人の話し声
    ・中音 4000ヘルツ 携帯電話のアラーム音
    ・高音 8000ヘルツ 鈴が鳴る音

しかし、この研究データを2010年以前・2011年以降のそれぞれ10年間で比べてみますと近年では
 ・高音域での聴力は全年齢で、改善傾向

なのに対して
 ・中音域では40歳以下の年齢でも、聴力低下が認められる

 との事で、若い人は日常的にイヤホンなどで音楽や動画の音を聴いている環境が聴力低下に影響しているとの事です。

参照元:(一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会)加齢に伴う聴力変化

聴力の衰えを感じたら

 「ヒアリングフレイル」と言う言葉をご存じでしょうか?

 ・ヒアリング = 聴覚
 ・フレイル  = 機能の衰え

 つまり「聴力の衰え」の事ですが、
 ・歳を取ったら、誰でも聞こえが悪くなるのは当たり前
 と放置してしまうと、身体の他の部分も衰えて来てしまいます。

 しかも、聴力の衰えから会話で聞き違いなどを頻繁に起こすと「認知症の傾向が有る?」と誤認されてしまう事がありますので「ヒアリングフレイル」の早期発見が大事になって来ます。

 国立長寿医療研究センターもの忘れセンターの佐治直樹・副センター長によりますと

・加齢性難聴は一般的に周波数の高い音域から聞こえなくなるのが特徴で、周波数が高い子音
 が聞き取りにくくなる

引用元:(産経新聞)「子音が聞き取りづらい」対策急務の高齢者の難聴、認知症と誤解されることも(2025年03月02日)

との事です。

※ 子音とは「あいうえお」をアルファベットに直すと、「a・i・u・e・o」と母音のみですが、あ
   行以外は、「さ → sa」  「て → te」 「ひ → hi」 と子音と母音が組み合わされた言
  葉です。
 この様な、出だしが子音の単語が聞き取りにくいのが特徴です。

参照元:(産経新聞)「子音が聞き取りづらい」対策急務の高齢者の難聴、認知症と誤解されることも(2025年03月02日)

 以下は、静岡県袋井市の袋井市総合健康センター(はーとふるプラザ袋井)健康長寿課が発行している「ヒアリングフレイル」に関するパンフレットです。

 表面・「ヒアリングフレイル」の説明と予防法
 裏面・「ヒアリングフレイル」か?どうかのチェックリスト

 表面の予防法を取り入れて、少しでも聴力の衰えの進行を遅くしましょう。
 裏面のチェックリストの項目に1つでも当てはまる様であれば、耳鼻咽喉科で聴力検査を行いましょう。

参考元:(静岡県袋井市)知って得する!ヒアリングフレイルについて(pdf形式2ページ)

終わりに

 私が補聴器を着けだしたのは、新卒で入社した会社員時代の10年目くらいの年です。
 通勤途中の電車内でパニック発作を起こし、入院した年からは7年目辺りです。

 この頃は、「バブル景気」と言うとんでもない好景気が崩壊し、どの会社も新入社員の募集を停止していました。
 私の会社でも、退院後に配置転換を希望して配属してもらった教育課が「新入社員が入って来ないから必要なし」と言う事で無くなってしまいまして、毎年配属部署が変わると言う不安定な勤務状態の毎日でした。

 その会社を辞めてから30年。
 現在は、パニック発作時に有っためまい&耳鳴りから来る「難聴」に加えて、上記「加齢性難聴」も加わっていると思います。

 上記「ヒアリングフレイル」チェックリストの
  ・会話がうまく聞き取 れない
  ・会話をしているときに 聞き返すことが増えた
 が、私には当てはまります。

 高性能な補聴器を作れば、対応できるのではないか?と思ってはいますが、昔に比べて補聴器の値段も高くなっていますので、おいそれと新しい補聴器を作成できません。
 仲間や支援員さんとの会話に苦労していますが、現状このままでいくしかないですな。

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