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こんにちは、翼祈(たすき)です。
皆さんは、仕事や誰かと遊びに行く時に、メイクとかしていますか?
私が子どもの頃は主に女性がするものでしたが、今は男性もメンズメイクしたり、日焼け止めや日傘、美容などをする時代に変わりましたね。
こういうのがジェンダーレスというのでしょうね。
なぜこの話を冒頭にしたかというと、この記事は、メイクの話だからです。
それは、視覚障害者の方がする、メイク『ブラインドメイク』です。
2024年8月31日にも、福岡県北九州市で、視覚障害を抱える女性が、メイク術を伝える講演会を開講していました。
目や眉毛の形に合わせて、指を置いて、その指に沿ってブラシを動かすことで鏡を見なくても、視覚障害を抱えている人でも、メイクがしやすくなるらしいです。
今回は、視覚障害者の方がする『ブラインドメイク』について紹介します。
『ブラインドメイク』とは?
ブラインドメイクとは、視覚障害者のQOL向上に化粧が役立つことに着目した大石華法(公益社団法人 化粧療法協会会長)が、2010年に考案した化粧療法です。
日本ケアメイク協会は、視力に障害のある人が、鏡を使わずに自分でフルメイクができる”ブラインドメイク”の普及、および視覚障害者理解を広めるため2020年に設立されました。
画像・動画・引用:ブラインドメイクについて 一般社団法人日本ケアメイク協会
視覚障害の方であっても、メイクを楽しみたいというのは、変わらずあると思います。
そこに寄り添った商品で、今後も応援したいなと感じました。
動画もあるので、詳細はそちらでじっくりご覧ください。
私の初めてのメイク体験。
私が忘れられないメイク体験のお話があります。
私がメイクを誰かにして頂いたことは1回しかなくて、それはコスメ売り場の人ではなく、ハローワークにかつて勤務していた女性でした。
私が体験談の記事で書いた内容を詳しく説明すると、
私は1ヵ所目のA型事業所で初めて就職する時には、仕事に行くためのメイクの仕方を知りませんでした。昔はピンクのアイシャドウとかを塗っていた頃もあったのですよ。
初めて就職する時に担当だったハローワークの女性はとても親切な女性で、元々は少し働きたいという気持ちが芽生えたその数年前からの知り合いでした。
面接に行くと、「定員が一杯だから面接できない」と、面接に行った時に初めて言われて、それがショックで泣いて、そこから暫く立ち直れず、また引きこもりが続きました。
それから数年経っても、まだその女性がハローワークにおられて、「私がメイクの仕方、教えますよ。今度化粧下地だけ塗って、来て下さい」と言って、別の日にメイクをして頂きました。
その女性は、履歴書の書き方とか、面接の受け方など、「ここまで教えて下さるの?」と思う位、手取り足取り教えて頂きました。
あの時教えて頂いた履歴書の見本は、今でも取っていて、2ヵ所目のA型事業所、今のTANOSHIKAへの履歴書を書く時に、非常に役立ちました。
あまりに親切だったので、私は忘れていたことがありました。
それは公的な機関で働いている人だということです。
私は無事就職が決まった時、「お礼を言いたい」とものや手紙を渡そうとしました。
ですが、「受け取れない決まりで、ごめんなさい」と、受け取って貰えませんでした。
それから2ヵ所目のA型事業所に入社して暫くして、その女性はハローワークを退職しました。
感謝の言葉は伝えられても、手紙などでやり取りすることはできない。
そのことで、今その女性がどこで何しているかも、全く分かりません。
可愛くメイクして頂いたあの日。
何度試しても、あの女性がして下さったメイクを再現することはできません。
また、会いたいなって、あの日々を懐かしみ、その女性を思う気持ちがあるだけでも、良いことなのでしょうね。
noteでも書いています。よければ読んでください。
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