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こんにちは、ゆたです。
私はAKARIで記事を書くようになって、はや、1ヶ月が過ぎました。
私は決してコミュニケーションが得意ではなく、新しい環境に心底緊張していましたが、先輩方々が気軽に話しかけてくれて、多少は会話をすることもできるようになりました。
私のようにコミュニケーションが苦手な方って結構いらっしゃると思います。
しかし、今回紹介するASDについては、それとはまた違った角度でのコミュニケーションの難しさを感じているようです。
ASDの症状は子どもの時から現れる? ぶつかる壁とは。
「ASD」とは ”Autism Spectrum Disorder ” の略で、日本語では「自閉スペクトラム症」「自閉症スペクトラム」「自閉症スペクトラム障害」などと訳され、文脈によって使い分けられることもあります。
ASDの人は、学校や職場など社会の様々な場面で人とのコミュニケーションや関わりに難しさが生じることが多くあります。また興味や関心が狭い範囲に限られやすく、独特のこだわり行動や振る舞いが見られることもあります。
ASDの子どもの多くは集団生活が苦手です。
なので、学校での生活そのものが得意ではないのです。
それはASDの3つの障害の特徴を理解すれば、わかると思います。
ASDの『3つの障害』
ASDには3つの障害があります。
簡潔ではありますが、まとめていますので、良ければ、一読のほどよろしくお願いします。
社会性の質の違い …周囲の人たちと関わるときに適切なふるまいができず、相手との関係を築く、または維持することが難しい。 コミュニケーションの質の違い …相手が言っていることや感じていることを理解したり、気づくのが難しい。また、自分の言いたいことや感じていることを相手にわかりやすく伝えたり、表現することが難しい。 想像力の質の違い … 自分が見たり予想していた以外の出来事や成り行きを想像したり納得することが難しい。自分の興味のあることや心地よいパターンの行動に強いこだわりがあり、想定外の行動を取ることが極端に苦手。
ASDにはこのような特徴があります。
(詳しく知りたい方はこのURLから飛んでみてください、イラストやグラフなどもあるのでわかりやすいかなと思います)
参考:自閉スペクトラム症(ASD)とは?診断や特徴、子どもへの対応について
ここで、とあるASDの方の体験談を紹介します。
小学生の頃、クラスで文集を作る機会があったらしく、その時のことについてのお話です。
「小学校の頃、みんなで文集を作る機会がありました。テーマを分担し、一人ひとりで調べて書いて、それを持ち寄って作る形式でした。自分は大好きな『電車』というテーマを与えられたので、大喜びでした。夢中になって調べて書いて、完成したものを学校に持っていったら、クラスメイトから大ひんしゅくを買いました。『なんで100ページも書いてきたんだよ!』って言われたのですが、どうしてそれがダメなのか自分ではよくわかりませんでした」
確かにどれくらいの量を書いてくればいいのか、名言はされてなかったのかも知れません。
しかし、クラスの文集なので、ある程度周りを見て自分の役割を理解することができるようにも思えます。しかし、その方は100ページも書いてしまいました。
このようにASDの症状の一つに「場の空気が読めない」というものがあります。
このようなことが続けば、クラスメイトからどう思われるか。
最初はなんだ、こいつ、と怪訝な顔をされるだけだったのが、日を重ねるにつれて、いじめに発展することもあるかと思います。
ASDの子どもは集団行動が苦手で、場の空気を読むことが苦手です。
その特性上、学校生活では1人ぼっちになることが多々あるといいます。
ASDで悩んでいたというIさんは、子どもの頃を振り返ると、友達と遊んだ記憶がないそうです。
小学校生の時は消去的で大人しいこともあっていつもいじめに遭ってました。
小学4年生になると多少交流もありましたが、中学2年生ではもっとひどいいじめに遭ってしまいます。
内容は過激すぎるので、もし気になる方は、覚悟を持って、下記のURLから是非、その目で確認してください。
忘れられない記憶。
(ここからは少しショッキングな内容が含まれます。ご理解がある方のみ読み進めていただきますようお願いします)
ASDの方がいじめ問題において、加害者になることはほとんどないといいます。
いじめ問題では、加害者より被害者の方がよく覚えている傾向にありますが、ASDの方の場合、それの最たるものだと思います。
ASDの方の中には記憶力が非常に優れた方が多くいます。
過去の記憶も映像のように細部までしっかりと記憶されているようです。
正直、すごい便利な能力だと思ってしまいましたが、それは時と場合によります。
今回のようないじめられたという一刻も早く忘れ去りたい記憶もずっと覚えているため、フラッシュバックしてしまい、半永久的に苦しんでしまうのです。
その結果、心が病み、ある患者は「今でも(自分をいじめた)アイツが許せない。殺してやりたい」などと、現在進行形で小学校時代の恨みを語る人もいるようです。
あまりに鮮明に記憶してしまうばかりに時系列がわからなくなり、過去のことだから、そう切り替えることが困難になります。
終わりに。
私は過去にいじめとは違うかも知れませんが、友人と沢山喧嘩してきました。
その中には空気を読まず、身勝手な行動をする人を理由も聞かず、殴ってしまったこともあります。
私は小学生の頃、口下手だったのも相まって、直ぐに手を出してしまう傾向にありました。
今思うと、あの時の身勝手な行動をしていた彼はASDだったのかも知れません。
そう思うと自分のしてしまった行動に悔いが残ります。
私も必死でしたが、彼も必死だったのかも知れません。
今になって冷静に判断できますが、当時は俺が正しい、そう疑わなかったのです。
いじめ問題も含め、ASDやその他の発達障害の子どもたちが生活しやすい学校生活を送るには、やはり子どもだけではどうしようもなく、先生や大人の助けが必要不可欠なのだと私は思います。
私ももう、大人になりました。その責任をもって、子どもたちの未来が明るくなるよう、いざという時に助けてあげられるようにしたいです。
以上、お相手はゆたでした。また、次回の記事でお会いしましょう。
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