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こんにちは、翼祈(たすき)です。
厚生労働省は2023年7月7日、7月2日までの1週間に全国およそ5000ヵ所の定点医療機関から報告されたインフルエンザによる患者さんは、1医療機関当たり1.26人でした。7月まで流行の目安(1人)を超過する状態が持続したのは、現在の集計方法に切り替えた1999年以降で初となります。
九州7県で前週より増加し、35都道府県では1を下回りました。
休校や学年・学級閉鎖があった小中学校などは、日本各地で193ヵ所に上りました。
この様に、7月になっても猛威を奮うインフルエンザ。そんなインフルエンザが、将来軽症になりやすくなる人が増えるかもしれないという研究結果が、明らかになりました。
インフルエンザの重症化と腸内細菌の機能の関連性に関して、東京大学医科学研究所の一戸猛志准教授と、順天堂大学大学院医学研究科総合診療科学の内藤俊夫教授、慶應義塾大学先端生命科学研究所の福田真嗣特任教授らによる研究グループがマウスを使用して実験をした結果、基礎体温が高いほど腸内細菌「二次胆汁酸」が活発化し、重症化しづらくなったとする研究結果を明らかにしました。
この研究は、2023年6月30日、イギリスの科学雑誌[Nature Communications]オンライン版に掲載されました。
今回はインフルエンザを軽症に変えると期待が持たれている、この研究についてお伝えします。
基礎体温が高いと、インフルエンザが軽症?研究詳細。
画像引用・参考:発熱がウイルス性肺炎の重症化を抑制するメカニズムを解明 PR TIMES(2023年)
前述の研究グループでは、基礎体温の高いマウスはインフルエンザウイルスに感染しても重症化しづらいことに着目し、マウスの血液に含まれる、とある物質を詳細に解析しました。
すると、基礎体温が一般的な体温よりも1度高い38度より高くなる様に飼育していったマウスでは、炎症を抑制する機能がある「二次胆汁酸」が血液中で大幅に増えていることが判明しました。
「二次胆汁酸」は腸内細菌が合成する物質で、基礎体温が高いマウスでも人工的に腸内細菌「二次胆汁酸」の機能を抑制したら、インフルエンザの感染で死ぬマウスが増加に転じたことも確認が取れました。
参考:インフルエンザ重症化抑制に腸内細菌関係か 東京大学など発表 NHK NEWS WEB(2023年)
研究グループでは、それ以外の感染症でも腸内細菌「二次胆汁酸」の機能が重症化の抑制に結び付く可能性が秘めているとし、研究を実施した一戸准教授は「今回は動物を使用した研究でしたが、これから先、ヒトでも腸内細菌『二次胆汁酸』と重症化の関連性を明らかにし、新しい治療法の開発ができたら」と説明しました。
母とインフルエンザ。
もう何年か前の話です。私の家族で、母だけ2回インフルエンザにかかっています。1回目は私が高校生の時に学校で貰って来ました。
母は、「恐らくあれをしたから、かかったんだ!」と言って今はしませんが、髪を切った後、近所のスーパーで小腹が空いたからと、試食をして帰りました。
次の日何回か寒気がしました。試食から2日後隣組の集まりに出席していると、どんどん悪寒がし、その夜発熱とガタガタと震えが止まりませんでした。
母が体調悪く寝ていて、私はその時家になかったスポーツドリンクを、自転車で寒い冬の中、リュックと自転車のかごに入れて、買って来ました。
親族に母の様子を電話で話すと、「病院に行った方がいい」と言われました。母に、「タクシーで夜間だけど、病院に行こう」と言っても、「パジャマで行きたくない」と言って聞きません。
その後タクシーを呼び、半ば強制で病院に母を連れて行きました。検査をすると、「インフルエンザですね」と言われました。
その後薬を処方して貰い、治りました。母だけ2回かかったことて、「寒気が酷かったりとかキツかったし、二度とインフルエンザにはかかりたくない」と言っています。
この記事を書いて、2023年は7月になってもかかる人が多いことに気付きました。
私はコロナ禍になり、低かった基礎体温が1度上がりました。逆に高かった母は、基礎体温が低くなったそうです。
去年打ったインフルエンザの予防接種は、4月に効果が無くなっています。だからこそ気を付けねばと、気が引き締まりました。
noteでも書いています。よければ読んでください。
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