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こんにちは、改めましてM. Jです。
この記事をご覧の皆さんは、大型連休と聞いて何を感じますか?
「大型連休バンザイ!」という方には、「あまーーい!それだけではありません!」と言わせてください。
大型連休の高速道路などの渋滞の状態は、年末年始、お盆、ゴールデンウィーク、シルバーウィークで、これらのニュースは毎年のように流れています。
連休の時期、高速道路は車で「渋滞」し「速度20キロ以上ではなかなか走行できない」状態です。
今のまま何も「行動」を起こさないと、連休時の高速道路などの「渋滞」はずっと続きます。このことにより温暖化が進めば、人間が「地球に住めなくなる危険性」は高くなると考えられます。今は社会全体で「地球環境の問題に対応する必要性」があるのです!
まずはこのような大型連休時の「渋滞」を何とかして「分散」できないものでしょうか!
そもそも「みんなが同じ日に休む必要性」があるのでしょうか?
このことについて、国民全体で考えていく時期がきているのではないでしょうか!
特に、中間管理職以上の皆さんには対策を考えていただきたいと思います。
今回は「大型連休のデメリット」という視点で考えて書いていきます。
- 高速道路の渋滞について
- 渋滞による悪影響
- 高速道路の渋滞はSDGsに悪影響
- 海外での休暇分散について
- 連休ずらしを取り入れてみよう!
- 環境破壊:大型連休バンザイは甘い!
高速道路の渋滞について
大型連休時、自動車で出かけようとしても「渋滞」というものに巻き込まれます。
これに巻き込まれると、速度20キロ以下で走行しないといけない状態が続きます。
大型連休の「渋滞」は次のような状態で起こります。
①渋滞の半分はサグや上り坂で発生
- サグとは、下り坂から上り坂に差し掛かる凹部のこと。
- 渋滞の理由は、約8割が交通集中による渋滞で、工事や事故による渋滞は少ない。
②詰めすぎた車間距離によって渋滞が発生
- 交通量が多くなり、自動車の車間距離が縮まると後続車はブレーキを踏む。
③渋滞中の車線変更は危険!→更なる渋滞を招く。
- 渋滞の中に入ってしまったら、どの車線も進む速度は同じ。
④渋滞が始まるのは右の追越車線から→追越車線に自動車が集中して渋滞が発生
- 渋滞の多くは「早く走りたい」という考えから始まる。
⑤渋滞時の速度は「時速20キロ前後」の状態
- 都心部では渋滞になると、一部の区間を除き時速40キロ以下の低速走行となる
この記事をご覧の皆さんも、渋滞はイヤだと思います。
まず「渋滞の悪影響」からしっかり考えていきましょう。
高速道路の渋滞について学びました。
次の項では、渋滞による悪影響について触れていきます。
渋滞による悪影響
渋滞によって「どのくらいの悪影響があるのか」という視点で見ていきましょう。
渋滞による「悪影響」は次の通りです。
①大都市では、約40%の一般道路でピーク時に渋滞が起こっている
◆混雑時の速度が20キロを下回る一般道路は、42.7%である。
(混雑時速度→朝2時間、夕方2時間の速度の遅いほうの速度を指す)
②移動時間の約40%は、渋滞によって生まれる無駄である
◆標準的にかかる時間を1ヶ月あたり:60時間。
→これに加えて渋滞によって損出する時間は約40時間ある。
③渋滞による経済損出額は、約12兆円である
◆日本の渋滞による損出は、日本の自動車の総輸出額に等しい。
→日本のGDP(国内総生産)の2%になる。一大都市の総生産と同じ。
④自動車から排出されるCO2は、渋滞で約50%増加する
◆40キロで走行した時に比べ、20キロで走行するとCO2は約50%増加する。
⑤渋滞で救急車が遅れると、生存率が50%下がる
◆急変者の目撃のあった時間〜救急隊員が心配蘇生をした時間
→5〜10分が12.6%の生存率、10分〜15が8.3%の生存率。(1ヶ月あたり)
こちらに、渋滞になることによる環境への影響について詳しく書いてあります。ご覧になっていただけると有り難いです。
いろんな意味で、渋滞は「かなりの悪影響」を及ぼします。
「時間の浪費」「経済の損出」「CO2の過剰な排出」に加え「救急車到着の遅れ」など、ハッキリ言って渋滞は「悪の要素」が多いです。
特に「救急車到着の遅れ」はなくしていかなければなりません。
渋滞の「大きな悪影響」について考えた時、自動車が同じ日の同じ時間に集中しないようにして、「渋滞を少なくする」という考え方は重要なのではないでしょうか?
果たして、この問題に対して指をくわえて待っていることは正しいことでしょうか?
次の項では、SDGsの観点から高速道路の渋滞について触れていきます。
高速道路の渋滞はSDGsに悪影響
高速道路の渋滞とSDGsの関係について触れていきます。
【SDGsとは】
◆「サスティナブル・ディベロップメント・ゴールズ」から生まれた言葉。
◆「持続可能な開発目標」のこと。→日本語での解釈
◆「自然環境や資源を大切に守りながら利用していく」という意味もある。
◎人類がこの地球で暮らし続けていくために、2030年までに達成すべき目標として17のゴールを挙げている。
今回の内容に適している部分は、以下の要素です。
《目標11と目標13》
◆交通や自然環境を整える・大気汚染がひどくならないようにする
◆二酸化炭素(CO2)の発生を減らす
◆地球の温度を、これ以上上昇させないようにする→異常気象などを防ぐ
高速道路の渋滞は、地球環境に「大きな悪影響」を及ぼしており、大型連休のデメリットとして考えていくべき課題として、あえてSDGsについても触れました。
自動車の排気ガスによって、CO2が多く発生しています。
最近は、海面の上昇や今までにない高温など、異常気象の状態がひどくなってきています。
このままでは、日本を含めた地球に住むことが難しくなるかもしれません。
どうにかして対応することが必要だと思います!
ところで現在、海外での「休暇分散」はどのようになっているのでしょうか?
次の項では、海外で行われている休暇分散について触れていきます。
海外での休暇分散について
日本では、あまり積極的に行われていない「休暇分散」ですが、海外ではどのようになっているのでしょうか?
ヨーロッパでは、バカンス期間中「極端な交通渋滞」や「混雑」は発生していないようです。
理由として、地域ごとに休暇期間をずらす「休暇分散」を徹底しているからです。
例①:ドイツの場合→法定祝日や学校の夏季休暇を州ごとに「ずらして」います。これによって、混雑を回避しています。
例②:フランスの場合→夏季休暇を地域ごとに分散しています。
海外で行われている「休暇分散」のメリットは、多くあるようです。
【休暇分散のメリット】
◆高速道路の渋滞緩和
◆電車・飛行機などの混雑緩和
◆宿泊施設の予約が取りやすくなる
◆割高なバカンス料金の値下がり
◆観光業界→コンスタントな集客が見込める
海外、特にヨーロッパでは「休暇分散」の制度が実現されています。ドイツやフランスの国民の多くは休暇分散の「メリット」を感じているようです。「高速道路の渋滞緩和」「電車・飛行機などの混雑緩和」などさまざまな「メリット」が実感されているようです。
一方、日本では2010年頃「休暇分散化」の議論がありました。国土交通省が「休暇分散化」の法律「国民の祝日に関する法律」改正案をまとめていました。
しかし、経済界から「強い反発」を受け、法案はお蔵入りとなってしまいました。
果たして「仕事上支障が出るから反対!」という意見だけでいいのでしょうか?
このような理由だけで「休暇分散・連休ずらし」に反対していると「SDGsの目標は永遠に達成されない」でしょう。
地球環境の状態悪化は「急速に進んでいる状態」です。温暖化も進み「今後、地球に住み続けることができるのか」かなり不安です。
反対の意見の中には「休みが減ることが嫌だ!」という意見があります。ですので、日本の場合は「休暇分散」よりも休みの日を減らさない「連休ずらし」のほうがいいのかもしれません。実際の「イメージ」が見えづらいので「反対」という意見もあると思います。
そこで、M.Jは提案していきたいと思います!
会社員の「連休ずらし・休暇分散」について、真剣に考えてみてはいかがでしょうか!
次の項では、連休ずらしについて実際の「イメージ」を示していきます。
連休ずらしを取り入れてみよう!
会社員の大型連休の「連休ずらし」・・・まったく新しい概念ですのでイメージが湧きづらいと思います。実際に、どのようにして「連休ずらし」をしていくのでしょうか?
以下に、出勤表のイメージを示します。
◇12月〜1月の出勤表 〇〇市役所(仮)・〇〇株式会社(仮)
◆Aさん:休み→12月27日、12月28日、12月29日
◆Bさん:休み→12月30日、12月31日、1月1日
◆Cさん:休み→1月1日、1月2日、1月3日
◆Dさん:休み→1月4日、1月5日、1月6日
◆Eさん:休み→1月7日、1月8日、1月9日
上記のような感じになるのではないでしょうか?
公的機関、各企業で違いはあると思います。
しかし、全員が年末・年始に休みを取る必要性があるのでしょうか?
例えば、休みの取り方は、既婚者(子育て中の人)と独身者では変わっていいのではないでしょうか?
その結果、お客を相手にした仕事での「連休のマイナス面」は解消されていくのではないでしょうか?
1人1人の連休の日数は「維持」されるので「良い案」だと思います!
休日の在り方が変わるので難しいかもしれませんが「地球に住み続けることができる」という「大きな果実」を得ることができます!
この記事をご覧の中間管理職以上の皆さん「連休ずらし」についてより真剣に考えてみましょう!
環境破壊:大型連休バンザイは甘い!
以上大型連休バンザイは甘い!「休暇分散・連休ずらし」についてでした。
今回は、あえて「大型連休のデメリット」について見ていきました。
私自身、この記事を書く際「かなりの葛藤」がありました。
しかし「大型連休バンザイ!」だけでいいのか?という「疑問」がずっとあります。
大型連休の「高速道路などの渋滞」による「マイナスの要素」は、何らかの対策をしない限り続いていくでしょう!
異常気象などの「環境問題」が迫ってきており、今後「地球で暮らしていく方法」について考えなくてはならなくなりました。
現在の状態を「大きな危機」として、捉えていくことが必要不可欠です!
そのためには、今回の記事で挙げた大型連休の「高速道路などの渋滞」は見過ごすことができない問題だと思います。
高速道路の渋滞などの問題は「1人の行動」だけでは解決することはできません。国民全体の協力が必要です!
1人で「できること」は限られていますが、1人1人が、この状況を防ぐ方法として、大型連休中は「他の人と違う行動をすることを意識すること」がかなり大事なことです!
「地球環境の問題」を深く考えた時「休暇分散・連休ずらし」は必要だと思います!
効果は、実行してみないとわかりませんし、違った方法もあるかもしれません。しかし「前向き」に検討してみる価値はあるのではないでしょうか?
記事をご覧いただき、どうもありがとうございました!
今回の記事は、以下の文献を参考にしました。
交通エコロジー・モビリティー財団:運輸交通環境問題(PDF)
Pre STUDY:SDGsとは? 小学生向けに意味や課題を解説
みらいい:小学生のためのSDGs解説:それぞれの目標を学ぼう
国土交通省:事業所における「エコ通勤」実施の手引き(PDF)
スタンバイPLUS:休暇分散→日本でもやっているらしいので・・・
ITメディアビジネス:休日分散化の先進地域:欧州の事情を見る
今後について
興味があることや、今後書いていきたい記事のテーマとして、ヒールのある靴のデメリット、女性管理職を多く!、水分補給をしよう!血管の詰まりにご用心!があります。
皆さんに役立つ情報を届けていければと考えています。
今後ともよろしくお願いします!
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