青い救急車を開発!~色覚障害でも見やすい車両へ~

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はじめに

わたしの住む久留米市は、とても救急車の通る街です。

理由としては、大学病院や大きな総合病院がいくつもあり、「医療の街」としても知られているからです。

救急車のサイレンが聞こえると、赤色灯とともに救急車が道路を、急いで走っていく。そんな光景をよくみます。

そんな救急車ですが、今回「青色の救急車」が開発されたのはご存知でしょうか?

青い救急車ができた理由

救急車や消防車の開発を手がける東京のベルリングは、「色覚障害がある人」でも見やすいようにと、青色を基調とした救急車を開発しました。

従来の救急車は、白地に赤いラインが入ったものですが、「赤が見えにくい人には通常のワゴン車との見分けが難しいと言われています。

今回、青色にしたのは、見慣れない配色で目立たせ、緊急時に道を譲ってもらいやすくする狙いもあるとのことです。

車体は、現代アーティストの山口歴さんが、空や海をイメージしてデザインしており、青色をベースに白色や水色の模様を描いています。

画像引用:緊急車両への優先意識向上を啓発するコンセプトカー「青い救急車」を制作 今後、民間救急への導入を目指す

色覚障害とは?

色覚障害とは、色の認識や違いの識別が正常の人とは異なり、異常があることをいいます。

具体的には、色の違いが分かりにくかったり、違う色でも同じ色に見えたりすることが代表的な症状です。

引用:色覚異常とは|原因や症状、見え方の違い、検査方法を徹底解説

例えば私たちの見えているピザの画像でも、色覚障害の方にはまったくちがう見え方をしています。

画像引用:色覚障碍(色覚多様性)と言ってもいろいろな見え方がある。タイプ別にみる物の見え方 : カラパイア

 

SNSでの厳しい意見

今回の「青い救急車」の開発ですが、様々な意見があるようです。

 

コメント
なんでちょっと迷彩っぽくしたのでしょう?色覚障害がない人の場合は逆に見えづらくなってるような気がします。

 

コメント
サンプル写真だけで感じたのだけれども、空の色に馴染んでしまって目立たなさ過ぎない? 車の狭い窓から至近距離で見たら、空が見えてると思う。

そのほかにも、実際の色覚障害の方の意見で「迷彩にされると見えづらく感じる。」などの声もありました。

さいごに

まだまだ、改善点がありそうな車体ですが、実際に色覚障害を持っている人の見え方を見ていただいたら、十分な需要はあるのではないかと思われます。

現在は、救急車の車体は法令で白と決まっており、実用化はまだ先になりそうですが、まずは啓発イベントでの活用や、緊急性の低い患者移送を担う民間救急での導入を目指すそうです。

 

参考サイト

緊急車両への優先意識向上を啓発するコンセプトカー「青い救急車」を制作 今後、民間救急への導入を目指す

色覚障碍(色覚多様性)と言ってもいろいろな見え方がある。タイプ別にみる物の見え方 : カラパイア

「青い救急車」開発 色覚障害でも見やすく – 産経ニュース

https://news.yahoo.co.jp/articles/1ae44ad2d3f410afd0f226818388d06c3277d4b6

 

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TANOSHIKAライター。うつ病、AC(アダルトチルドレン)、機能不全家族育ち。現代詩を勉強中です。セクシャルマイノリティ当事者。読みやすい、わかりやすいをモットーに様々な記事を書いていきます。