餅での窒息事故の予防策や、喉に詰まった時の対応策とは? 

餅 窒息事故

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

お正月といえば、お餅ですよね。その中で気を付けて欲しいのは、餅を喉に詰まらせる窒息事故です。

東京消防庁は2023年1月4日、同1月1日〜3日の午前0時~15時に、東京都内(稲城市と島部を除く)で20~90代の男女9人(速報値)が餅を喉に詰まらせて救急搬送されたと発表しました。

20代の女性は軽症でしたが、男女9人は搬送された時、5人が意識不明の重体でした。90代の女性が1人、亡くなりました。このうち80歳代男性は午前8時頃、自宅で雑煮を食べた時に、餅を喉に詰まらせました。

例年、高齢者や赤ちゃんが搬送される事例が多く、東京消防庁は「お年寄りや赤ちゃんと餅を食べる時は、家族は注意を払って頂きたい」と言います。

今回は餅が喉に詰らせない予防策、詰まった時の対応策について、お知らせしたいと思います。

餅が喉に。予防策と対応策。

正月料理に欠かせない食べ物といえば餅。食べる機会が増加する年末年始は、高齢者の餅を喉に詰まらせたことでの窒息事故が各地で毎年の様に発生しています。福井大学医学部附属病院救急科総合診療部の教授の男性に、窒息事故を予防するポイントや餅を喉に詰まらせた時の対応策を聞いてきました。

消費者庁が2020年に発表した資料によりますと、高齢者が餅を喉に詰まらせた窒息死亡事故は1月、特に正月三が日に多い傾向です。加齢が進むと、▽歯の機能が衰えて噛む力が弱くなる▽ものを飲み込む力も弱くなる▽咳で異物を押し返す力も弱くなる―とし、窒息事故が起こりやすくなります。

予防策

  • 餅を小さめに切り、食べやすい大きさにする(1cmが目安)
  • 食べる前に、先にお茶や汁物を飲み、喉を潤してから餅を食べる
  • 急がず、ゆっくりとよく噛んでから飲みこむ
  • 赤ちゃんや高齢者と一緒に食事する時は注意を払う
  • 喉、首、横隔膜を鍛えて飲み込む力を身に付けておく(嚥下体操、大きな声を出して歌うなど)
  • 応急手当ての方法をよく頭に入れておく

対応策

対応策①

⒈激しく咳込んでいるが顔色はまだいい時のケース

咳や声が出るのは、気道が完全に餅がふさがっていない証拠です。まずは強めに咳をさせます。それでも餅が取り出せない時は、餅を詰まらせた人を前かがみにして、頭を身体よりも低い体勢にし、左右の肩甲骨の真ん中を手の付け根にある堅い部分で強く数回叩きます。

その時行ってはいけない行動は、体を起こしたままで背中を叩いたり、指を口の中に突っ込んだり餅を取ることです。餅がより気道の奥に入り、喉や気道を完全にふさがってしまう恐れが起こるからです。

咳込んでいる時はその人を1人にさせないことも必要となります。

対応策②

⒉咳や声が出ない、両手で喉を押さえている、顔色が真っ青になっているケース

気道が完全に餅がふさがって、呼吸が出来ないサインです。すぐに餅の除去を始めると同時に、119番通報を他の家族にお願いします。「腹部突き上げ法(ハイムリック法)」が有効な手段となります。

①餅を詰まらせた人を腕を回して後ろから抱えます。

②片方の手で握り拳を作り、親指側をへそとみぞおちの間にプッシュします。

③その握り拳の手をもう一方の手で包むように握り、みぞおちを圧迫するように素早く手前上に向けて、一気に引き上げます。1セット5~10回を繰り返し行います。

呼びかけに反応しない、意識がない時は心肺蘇生を行って下さい。

参考:もし喉に餅が詰まったらどうすれば…窒息事故は4分間が勝負 予防法や対処法、応急処置のポイント 福井新聞 ON LINE(2022年)

福井大学医学部附属病院救急科総合診療部の教授の男性によると、窒息が起こってから4分超経過してしまうと、脳が酸素不足でダメージを受け、救命率が急激に下がります。救命するためには、餅を詰まらせた人の近くにいた人は、適切な処置を行うことが非常に重大です。

両親がむせるのを観ると、

年を取ったなと感じます。普通に食べていて、ふとした時にむせていたりします。父の場合は、テレビを観ていて、食べながら観るからでしょうか。

母の場合はむせていて、「お茶を飲んだ方がいいよ」と言うと、「お茶を飲んでむせたから、意味がない」と言います。

そういうのは以前は感じられなかったので、やっぱり年を取ったんだなと思いますね。年齢的にもこれからそういうことが多くなる一方。私も一緒に生活しているので、ないに越したことはないですが、もし遭遇したら今回の記事のことを実践したいと思います。

noteでも書いています。よければ読んでください。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎、右手人差し指に汗疱、軽く両膝の軟骨すり減り、軽度に近いすべり症、坐骨神経痛などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。