『ももさんと7人のパパゲーノ』。〜今生きづらさを抱えて生きている人に捧ぐドラマ〜 

落ち込む女性

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

日本では令和3年の自殺者数は21,007人となり、対前年比74人(約0.4%)減で、男女別にみると、男性は12年連続の減少、女性は2年連続の増加となっています。また、男性の自殺者数は、女性の約2.0倍となっています。

私も毎日生きづらさを抱え、ライターとして記事を集中して書き続けることで、そういう概念を一時的に消し、何とか自分を保っている1人です。そんな生きづらさを抱えている方に観て頂きたいドラマが、2022年8月に放送します。今回はそのドラマについてと、かなり長いですが私の持つ生きづらさについてお話しします。

俳優の伊藤沙莉さんがNHK総合で2022年8月20日(土)23時から放送の特集ドラマ『ももさんと7人のパパゲーノ』に主演されます。伊藤さんは本作がNHKのドラマで初主演となります。また、伊藤さん演じるももが旅の途中で出会う7人のパパゲーノ=「死にたい気持ちを常に持ちながら、その人なりの理由や思考で“自分から亡くなる以外”を選んで生きていこうとしている人」に、山崎紘菜さん、染谷将太さん、中島セナさん、平原テツさん、野間口徹さん、浅野和之さん、池谷のぶえさんも共演します。さらにももの彼氏を橋本淳さん、そしてももの母を堀内敬子さんが演じます。

あらすじ

ももさんには友達もいる。少し離れた所に住む両親とは時々ご飯を食べるし、特に付き合いたくないゾーンではない彼氏とデートを重ね、宅飲みをする。職場で理不尽な得意先の電話にちゃんと謝るし、飲み会では社会人としてのスルー力が毎分毎秒試される。そんな“一般的”な日々の中で、ももさんは自分が「死にたい」気持ちを抱えているなんて気付きもしなかった。ももさんにとって「死にたい」は、自分なんかが言ってはいけない言葉だった。

ある夏、月曜日の朝が来ることが耐えきれず、会社を休んだももさんは、SNSでつながった“死にたい”気持ちを抱えながら生きる人=「パパゲーノ」たちを訪ねて旅に出る。彼らと出会い“死ぬ以外”の選択肢を知っていくももさん。しかし、あるパパゲーノの言葉をきっかけに、ももさんの心に再びざわめきが生まれる。

引用:伊藤沙莉、NHKドラマ初主演 “死にたい”気持ちを抱えながらも生きていく物語に「真摯に向き合い、挑戦したい」<ももさんと7人のパパゲーノ> WEB ザテレビジョン(2022年)

本作のコンセプトと、パパゲーノとは?

本作は、よるドラ[きれいのくに]を手掛けた加藤拓也によるオリジナル作。NHKが運営するサイト「自殺と向き合う」に毎日の投稿の「死にたい」という悲痛な声や、当事者への取材をベースにしたドラマ。伊藤沙莉さん演じるひょんなことから旅に出た25歳のOL・ももさんは「死にたい」気持ちを言葉にできないまま毎日を過ごしていましたが、それぞれに生きづらさと向き合う「パパゲーノ」を抱える7人と出会っていくうちに「死にたい」自分を肯定して生きていける1週間のストーリー。

「パパゲーノ」とは、「死にたい気持ちを常に持ちながら、その人なりの理由や思考で“自分から亡くなる以外”の選んで日々を生きている人」のこと。オーストリアのメディア研究によれば、こうした経験を抱える人の想いを伝えていくことが、死にたいと思っている人への自殺を思い留まらせる抑止力に繋がることも発表され、これを「パパゲーノ効果」と称されています。

なぜ主人公の名前が“ もも”なのか?

「もも」という名前は、NHKが運営するサイト「自殺と向き合う」に、日々寄せられる「死にたい」「生きるのがつらい」という投稿の中で、最も多く使われるニックネーム。本作では、主人公・ももさんの人物像や、ももさんが出会う「7人のパパゲーノ」たちの生きざまを、寄せられた投稿や、当事者の方々への取材を元に描きます。

引用:伊藤沙莉さんNHKドラマ初主演!特集ドラマ「ももさんと7人のパパゲーノ」制作開始 NHK.JP(2022年)

私もかつて凄く死にたかった。

小さい頃は「左耳が聴こえないだけだから、後は大丈夫」と思いながらも、「何で人よりも出来ないんだろう?上手くいかないんだろう?」と思って生きていた。

20歳で発達障害と分かって、ホッとした気持ちより、「ああ、又他の人とは完全に違う道を歩んでいかなきゃいけないんだな」と絶望したら、更に生きづらくなった。その後複数の病気を併発したりとかが、さらなる追い打ちに。

20代の頃はずっと「死んでやる!早く死んでやる!!」が口癖で、家出を繰り返し、当時の主治医からも良い主治医ではあったものの、「●さんは希死念慮が強いけど、どうやったらそれを取り除いてやれるか分からない」と毎回通院の度言われていた。ずっと「あのマンションに忍び込んで、屋上から飛び降りようか」、「電車に早く飛び込みたい」とか、実際に川に行き、「泳げないから溺死でもするか」とか、常に死というものが頭から離れなかった。

そんな中でもA型に行ったけど、1ヵ所目は「マナーが、礼儀が、仕事もなってない」と、サビ管と社長からこてんぱてんに言われ続け、極度のうつ状態で、入院が必要になる一歩手前の、完全に壊れたおもちゃになり、ドクターストップがかかり退社。

2ヵ所目は前から気になっていたA型ではあった。最初は楽しかったけど、派閥というか上下関係がうるさくて、仕事も自分の特性に合っていなくて仕事が出来ず、辞める前はずっと「疲れた、もう仕事行きたくない」が口癖になっていた。

精神的にも追い詰められ、10年間お世話になった精神科の主治医も退職して辞めたので、もう頭もパンパンで泣きながら、仕事を辞める1ヵ月前に同じ日に2回いのちの電話に電話した。自分の生きづらさを全部話した後、「もう生きていたくないです、死にたいです」と泣いた。

すると対応していた方から「貴方は十分頑張ってる、頑張ってるから。いつかきっと貴方の頑張りを認めてくれる人に出会えるから、だから絶対に死なないで!!」と言われて、1回目は1時間話した。2回目は少し頭スッキリして、お礼を言いたくてかけたけど、1回目と同じ人にはならなかった。

それから3ヵ月後憧れの場だったTANOSHIKAに入社して、ライターとして今だけかもしれないけど、コンスタントに記事を毎日書いている。ずっと書き続ける事が元気の源になっていて、「あの記事を早く書きたい」と思って、体調が多少悪くても毎日仕事に行って、あんなに前のA型では休みがちだった私が、今では皆勤賞も貰える様になって、少しずつ自分の中の希死念慮が薄れていった。

私はどういう人、どういう世代の人が私の記事を読んでいるのか知りません。どなたか分かりませんが、読んで下さってありがとうございます。これからも頑張って記事を書くので、又読みに来て下さい。

かなり長くなりましたが、この記事の私の感想はここで終了です。お読み頂き、ありがとうございました。

noteでも書いています。よければ読んでください。

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ABOUTこの記事をかいた人

左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も2交代制で担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。