LGBTQの葬祭ガイドブック~だれもが等しく望む弔いができる未来へ ~

棺桶の上の花束

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はじめに

LGBTQフレンドリーな葬送を目指すプロジェクト」(プロジェクト代表/大阪市北区/供養のカタチ 代表 石原千晶)は、「LGBTQフレンドリーな葬送」ガイドブックを2022年8月1日(月)にリリースいたします。

というニュースを見て、お葬式は誰にでも訪れるものだと考えました。

もし、身近な人が亡くなった時、遺された家族や友人、そして亡くなった本人も、納得できるような葬儀ができるのでしょうか?

LGBTQの「葬送」の現状とは?

近年では、各自治体でもパートナーシップ制度が広がり、それに伴って、同性カップル同志でも挙式できるウェディング会社は増えています。ウェディング業界は、LGBTQフレンドリーな業界へと進んでいる中、マイノリティ当事者を取り巻く、「葬送」の現状はどうなのでしょうか?

挙式と同じく、冠婚葬祭業界でも、お葬式となると、まだまだマイノリティ当事者に対する偏見や、閉鎖的な部分が多くあります。理解の広がりが遅れており、遺された家族やパートナーが、望むようなお葬式ができない方が沢山います。

LGBTQの「葬送」の現状

画像引用:「LGBTQフレンドリーな葬送ガイドブック」を作成!

平等な供養とは?

誰にでも訪れる❝終わり❞の時、それはお葬式だと思います。

私自身も、両親を亡くしているので、両親を送り出した経験はあります。

しかし、納得のできるお葬式だったのかと聞かれると疑問が残ります。

亡き父は、生前は「葬式はしてくれるな。」と強く言っていましたが、実際葬儀の時になると、家族だけの問題だけでなく、親せきなど遠縁の意見も色々と出てきます。

たとえ、亡くなった本人が言っていたことであっても、「世間体」があり、お葬式はするべきだと責められました。

そこは、遺された家族で話し合い、お坊さんだけは呼ぶことで落ち着きました。(父はそれすら拒否していました。)

一般的な家庭のお葬式でも、もめることや話し合うことが沢山あるのに、同性同士の葬儀では、どのような話し合いが行われるのでしょうか?

紹介したい動画~当事者の声~

実際に、10年一緒に暮らしたパートナーを亡くした「“たかしママ” こと脇坂さん。」にお話を聞いた動画があります

 

ガイドブックの内容

ガイドブックの内容

2種類作成

①LGBTQ当事者用

希望する供養を受けられる可能性を引き上げるためのガイドブック

②事業者用

知識・理解を深め当事者に対し適切な対応をするためのガイドブック

LGBTQの「葬送」の説明

画像引用:「LGBTQフレンドリーな葬送ガイドブック」を作成!

最後に

私は、お葬式というのは遺された家族や、友人が心の整理をするための、行事なのかもしれないと思っています。

私は、もうすでに祖父母も両親もいないので次のお葬式は、歳をとって兄弟のお葬式をするのかなぁ。と思うぐらいです。

最後に公式サイトからのメッセージを載せたいと思います。

結婚だけではない、性的少数者が直面する弔いの壁。

当事者だからという理由で愛する人と眠ることが出来なかったり、自分が望む葬送が許されない理由が一体どこにあるというのでしょうか?

「親族でないと祭祀承継※できない」などという法律はどこにもありません。

葬送の壁は、法ではなく “理解” と “正しい知識” なのです。

(※祭祀承継とは:代々受け継がれている「祭祀財産(系譜・祭具・墳墓の3種類)」を承継し、故人の祭祀(葬儀や供養等)を主宰する者のこと。 )

引用:「LGBTQフレンドリーな葬送ガイドブック」を作成!

 

 

参考サイト

「LGBTQフレンドリーな葬送ガイドブック」を作成!

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ABOUTこの記事をかいた人

TANOSHIKAライター。うつ病、AC(アダルトチルドレン)、機能不全家族育ち。現代詩を勉強中です。セクシャルマイノリティ当事者。読みやすい、わかりやすいをモットーに様々な記事を書いていきます。