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こんにちは、翼祈(たすき)です。
聴覚障害者は色んな生きづらさや問題を抱えて毎日を生きています。そんな私も中途障害者としてそういう生きづらさを抱えて生きています。今回は聴覚障害者の生きづらさを、聴覚障害当事者の私の話を交えつつ、考えていきたいと思います。
片耳難聴者が抱える問題
片方の耳が聞こえづらい・全く聞こえない片耳難聴は、日常生活で不便さや悩みを感じることも少なくないですが、周囲の工夫で解消できる場面もあります。
近年は専門家や当事者らによる市民団体「きこいろ」が発足し、正確な情報やサポートが広がりつつあります。
片耳難聴は一側性難聴とも呼ばれる。原因は不明なことも多い。先天的な理由やおたふくかぜの合併症、大人になってからの突発性のものなどさまざま。治療も難しいことがほとんどだ。
国による、片耳難聴者数の統計はない。きこいろでは、新生児聴覚スクリーニングで約千人に1人の割合で発見され、後天的な原因も含めると国内で30万人以上がいると推計している。
片耳難聴者は日常生活に大きな支障はないことが多い。聞き取れる音の大きさは、両耳が聞こえる人と片耳しか聞こえない人との間で、差がほとんどないためだ。障害者手帳の交付対象にはなっていない。しかし、個人差もあるが、聞こえない耳の側から話しかけられると気づかない▽音や声が出ている方向がわかりづらい―などの不便がある。
私も中途失聴者です。この専門家の方の記事の通り、私も左側からは全く聞こえていないですし、大勢でいる時は言葉がぶつかり合って、「何がこの話題の主題なんだろう?」と分からなくなります。
そんな生きづらさを抱える難聴者に向けて、字幕付きのCMが放送されるようになったのをご存知でしょうか?
2021年10月から字幕付きCM放映中
2021年10月から字幕付きテレビCMが全国で放送可能になりました。テレビCMに字幕付きで放送する仕組みが加速化し、日本民間放送連盟などが字幕付きテレビCMの普及を本格始動させています。
聴覚障害者や耳が聞こえづらくなった高齢者ら字幕を希望している人は全国に推定約1700万人いると考えられ、利便性の向上に期待が持たれます。
2003年の地上デジタル放送のスタートに伴い、リモコン操作で簡単にテレビ画面の字幕を利用可能となりました。現在は9割以上のテレビ番組が字幕付き扱いとなっており、テレビドラマの登場人物の台詞などが文字に出ます。
一方、テレビCMの字幕に関しては、リモコン操作をすれば、CMの中で流れる音声や企業の商品名などを文字で示します。
参考:字幕付きCM、10月から全国で放送…難聴の高齢者ら1700万人に正確な商品情報 読売新聞(2021年)
CMではありませんが、最近は映画館でもバリアフリー音声付きでの上映も随分増えましたね。これもまたそういう生きづらさ解消のための取り組みの一環でしょうね。
耳の不自由な人をよく知る本
2022年1月19日に合同出版においては、『耳の不自由な人をよく知る本 ビジュアルブック∞障害のある人とともに生きる2』を全国の書店・Amazon・楽天ブックスなどで販売中です。
共生社会を生き抜くために、偏見や異なる思い込みを無くし、関心を抱き、正しく理解すべく、お子さん向け障害学習図鑑シリーズの第2弾『耳の不自由な人をよく知る本』として販売されました。
聞こえない/聞こえづらいことが「不自由」なのではありません。聞こえによる不自由さを構成指定しまったのはだれになるのでしょうか―?聴覚に障害を抱えている人の日常生活や、暮らしを支える優しいグッズや支援、仕事での様子、学校生活、聴覚に障害を抱えている当事者からのメッセージなどから勉強し、思いを馳せます。
画像引用・参考:〈新刊〉聴覚障害の「不自由さ」をとらえなおし、聞こえない/聞こえにくい人と、ともに生きる社会に向けて学ぶためのビジュアルブック PR TIMES(2022年)
聴覚障害者向けのお薬の絵カード
聴覚に障害のある人が薬局でスムーズにコミュニケーションを出来るようにと、愛知県豊橋市では、ろう者や手話通訳者らの団体が、指を差すことで薬剤師と意思疎通や情報のやりとりが成立する「絵カード」を作成し、普及を図っています。全国各地の薬剤師会や病院からも関心を示しており、「絵カード」の活躍の場が拡がりそうです。
絵カードは1セット32枚。「声が聴こえるか」など、コミュニケーション方法を確認するカードを第一に、アレルギーの有無やジェネリック医薬品の利用希望するか否か、生活習慣などを質問するカードがあります。聴覚に障害を抱える当事者が聞きたいこと、伝えたいことに関するカードを薬剤師に指差し、そのカードに描かれた絵や文字を示しながら、コミュニケーションをしていきます。
耳の聴こえない人の中には、音声言語で話す人の口の動きを読み取り、会話の内容を理解する人がいます。しかし最近は、コロナ禍の今、周りがマスクをしているため、筆談に頼らざるを得ないケースが増加しているといいます。
これは凄く助かると思います。私も結構聞きたい事は薬局で聞くのですが、時々他の話が集中すると、聞きたかった事を一部聞き忘れている事があります。全国でこの取り組みが進めば良いですね。
私が聴覚障害者で生きづらいところ
私は右耳は聴こえているので一見周りから観たら聴覚障害者ではないかもしれません。結構な頻度で傷付く事と言えば、後ろから自転車が来ていて、後ろからの音は聴こえづらくそれに気付かないのです。
それで自転車がブレーキ音と共に真横に来て、私は後ろに自転車が来ている事に初めて気付いて、自転車の人、特におじさんから「何ボーッとして歩いてるんだ‼︎気を付けろ‼︎」と、凄い形相で睨まれます。それは今この場所で働き出して、自転車も歩道を通っている様になった道を歩いてる、特に帰り道にこの事が多く、毎回傷付きます。
「私も好きで聴こえてないとか、避けない訳ではないのにな、、、」とやっぱりその言葉の刃に傷付きますね。
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noteでも書いています。よければ読んでください。
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