大震災とウクライナ情勢 ~障がい者が取るべき行動とは?~

ウクライナ

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こんにちは、金次郎です。

 3月16日(水)23時36分宮城県沖で発生した震度6強の地震。
 私は既に寝ていましたので、翌朝起きた時にテレビを点けてみると、NHKが緊急放送体制で放送しており初めて地震の事を知りました。
 11年前の3月11日に起こった「東日本大震災」での、犠牲者「追悼式」が終わった6日後の事です。
 更に3日後の19日(土)には岩手県沖で震度5の地震と、東北地方で立て続けに地震が起こっています。
 23日(水)にも石川県で震度4の地震や台湾でも震度6弱の地震が起こっています。
 日本では地震による命の危険にさらされていますが、世界に目を向けて見ると、ロシアのプーチン大統領の命令で、先月2月24日突如ロシア軍が隣国のウクライナに攻め込んで戦争状態が続いており、ウクライナの人々も命の危険にさらされています。
 地震と戦争は違いますが、どちらも命を落とす危険性が有ることは同じです。
 この様な地震や戦争などの命の危険がある非常時に、私たち障がい者はどの様に対応して行動すれば良いでしょうか?

過去の日本の大震災

 過去に起こった、日本での大地震を見てみましょう。

1・阪神淡路大震災(1995年(平成7年)1月17日午前5時46分発生)
 兵庫県淡路島北部沖合で発生した震度7(マグニチュード7.3)の地震です。 

2・福岡県西方沖地震(2005年(平成17年)3月20日午前10時53分発生)
 福岡県西方沖の玄界灘で発生した震度6弱(マグニチュード7.0)の地震です。 

3・東日本大震災(2011年(平成23年)3月11日午後2時46分発生)
 宮城県牡鹿半島の東南東沖で発生した震度7(マグニチュード9.0)の地震で、日本周辺においては観測史上最大の地震です。
 波の高さ約10mの津波が発生し、地震の揺れによる地面の液状化現象や地盤沈下、ダムの決壊などにより、鉄道や高速道路など各種交通インフラが破壊されました。
 死者・行方不明者は1万8425人(2020年「令和2年」12月10日時点)、住宅の損壊は約40万戸に上り、日本政府によると地震による被害額は16兆円~25兆円と試算されており、世界銀行は自然災害による経済損失額は世界史上1位としています。

障がい者の高い死亡率について

 この東日本大震災での死亡率を、総人口と障害者手帳所持者で比較すると、NHKの調査では約2倍宮城県の調査では約4.3倍と健常者より障害者の死亡率が高くなっています。
 これについては、日本障害フォーラム幹事会議長の藤井克徳さんは、以下の2点を上げています。

1・「障害」という観点から見ると、既存の震災政策が有効性を欠いていた。

  「想定外の大震災だったからやむを得ない」で片づけずに、被災地域における防災対策で
  どの程度障害者の事が意識されていたか?を検証し、次なる震災に備える為にも早急に今
  の対策を障害者も含めた対策に作り直す事が必要です。

2・平時の障害者に対する支援策の水準と死亡率(被害の度合い)が相関している。

  被災地域の多くは、障害者を対象とした社会資源(労働場所、住宅、相談所を含む人的な
  支援体制)が十分ではなかった。
  これが障害者の死亡率拡大と関係しているものと推測されます。
  これは、震災後の復興支援においても現れています

参考:東日本大震災と被災障害者 ~高い死亡率の背景に何が~ JDFによる支援活動の中間まとめと提言 (dinf.ne.jp)    

ロシアによるウクライナ侵攻

 さて、一方こちらは約1ヵ月前の2月24日(木)に、突如ウクライナに攻撃を仕掛けたロシアについてです。
 最初は私も「何故、ロシアはウクライナに攻め込んだのか?」と理由が分かりませんでしたが、報道番組を見続けているうちに「ロシアのプーチン大統領は、ウクライナがEU(ヨーロッパ連合)やNATO(北大西洋条約機構)に加盟したがっており西側諸国と仲良くしたいと考えていて、それをアメリカやヨーロッパ諸国が理解を示し支援しているのが気に入らないみたいだな」と理解しました。

 元々ウクライナは、ソビエト社会主義連邦共和国(略称:ソ連)時代以前のロシア帝国時代からロシア帝国の一部でして、約30年前のソ連崩壊後もロシアは勢力圏の一部と考えていました。
 しかし、ロシアと国境を接していますので、プーチン大統領は「ロシア国内の国民まで、今のロシアの政治体制に不満を抱いたら国が危ない」と危機感を持ったのだと思います。

国連や西側諸国の対応と情勢

 先ず国連では、緊急特別会合でロシアのウクライナ侵攻に対して「最も強い言葉で遺憾の意を表す」とする決議を賛成141ヶ国の賛成多数で採択されました。
 続いて「ロシア軍の即時かつ無条件の撤退」を求めた案では、ロシア・ベラルーシ・シリア・北朝鮮・エリトリアの5カ国が反対し、中国やインドなど35ヶ国は棄権しましたが、こちらも賛成多数でした

 更に西側諸国からロシア国内に工場やお店を開いている、自動車メーカーや飲食・服飾関係の民間企業200社以上が、ロシア国内の工場やお店を閉鎖しました。
 ロシア国内でもウクライナ侵攻に反対する人は多く、国営放送のニュースの時間に「戦争反対」と書いた紙をかざしたアナウンサーがいたり、3月24日(木)には大統領を補佐する役目の政府ナンバー2の要人「大統領特別代表(国際機関との調整担当)」が辞職したりしています。

 しかし、ロシア軍の攻撃は日を追うごとにエスカレートして行き、病人や妊婦が入院している医療施設をも攻撃しだしました。
 これにより、逃げおおせたものの服用していた薬がもらえなくなり、体調を崩したり薬を飲んでいる事で命を繋いでいた人が薬を飲めなくなり亡くなってしまう人も出てきています。 

参考:(日本経済新聞)「ロシア即時撤退を」国連決議141カ国賛成、5カ国反対

参考:(読売新聞)ロシア大統領特別代表が辞職、ウクライナ侵攻に反対し出国か…国営企業トップを長年務める

災害や戦争時、障がい者はどう対処して避難するか?

 この様に現在、日本では地震が多発し海外では戦争勃発と、どちらも命の危険にさらされる事態になっています。
 災害や戦争など非常時に、障がい者はどの様な対応をすれば良いでしょうか?

 先の東日本大震災が起こった当時、福島県いわき市にある「自立生活センター」に居た車イスに乗っている障がい者の方達は、何が起こったのか分からず、ただその場で頭をおさえて落下物から身を守る事しか出来ませんでした。
 センターにはテレビやラジオが無かったので、情報取得手段が何も有りませんでした。
 地震発生から約3時間後に、センターに駆け付けたヘルパーさんから巨大地震が起こった事を教えられました。

 その後、指定されている避難所に行きましたが、全員避難所からセンターに戻って来たそうです。
 理由は、避難所には和式トイレしか無かったので1人では用をたせなかったからです。
 また地震により物流がストップしてしまい、食料だけでなく障がい者さん達の薬の入手も困難になって行きましたので、センターにいる障がい者全員で福島県を離れ関東にある「全国障害者総合福祉センター」に避難したそうです。

参考:(公益財団法人 日本ケアフィット共育機構)3.11東日本大震災から10年 障害者の経験から防災を考える①– 福島で被災した車いすユーザー

1・「普段から備えておきたい(知っておきたい)事」

  ・避難所の場所
  ・そこに多目的トイレは有るか(肢体不自由な方)
  ・ラジオや懐中電灯
  ・インスタント食品や飲料水の備蓄
  ・怪我をした時の為の治療用具

2・「自治体や企業にお願いしたい事」

  ・避難所に指定している場所のバリアフリー化(洗面所やトイレのユニバーサルデザイン化)
  ・駅や建物には、階段だけでなくスロープやエレベーターを付けて選択式にする
  ・障がい者に配慮した避難所の場所や避難方法の広報体制の確立 

終わりに 

 私は難聴で補聴器を着けていますので、補聴器用のボタン電池を10パック程(1パック6個入り)常に保管しています。
 電池1個で11日ほど持ちますので、両耳装用の私は約1ヵ月で1パック使いますから10パックなら10ヶ月は買えない状態が続いても大丈夫です。
 また、私が使っている鉄道の急行以上が停車する駅には、ほぼ全ての駅に階段と共にエレベーターがあります(地震の時はエレベーターは使わない方が良いです)。
 後は、ラジオ付きの懐中電灯や予備の電池にカップ麵・ゼリー飲料も複数備えて持っています。
 ただ精神科で処方されている睡眠導入剤が、1回の診察で2週間分のみ処方と言う制限がありますので、これだけが不安材料です。

参考記事

(Yahooニュース オリジナル)図解でわかる ウクライナ問題
https://news.yahoo.co.jp/special/ukraine-crisis/#background

 

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