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こんにちは、翼祈(たすき)です。
今回は私が罹患しているものの3つ目、左耳の感音性難聴についてお話しさせて頂きます。子供の頃から遡ると、別の病気の症状で記憶障害な所があり、ハッキリと全部覚えている訳ではないのですが、覚えている限りで綴らせて頂きますね。
そもそも感音性難聴って何?
感音性難聴は、内耳やそれより奥の中枢の神経系に障害がある場合に起こる難聴です。 感音性難聴の特徴は高音域の音が聞こえにくくなったり、複数の音を一度に聞いた時に特定の音を聞き分けたりすることが難しくなります。
今は聴こえないけど、昔は聴こえていた左耳
私は確かに左耳は今では聴こえませんが、右耳は普通に聴こえていますし、人とお話するのが大好きで、喋り出すとマシンガントークで一人喋っていると言われる位です。本当に小さい頃は左が聴こえてないとは両親は言われていなかったみたいですし、多分小学校に上がる前までは左耳も聴こえていたんじゃないかと思います。
いつから聴こえなくなったかは分からないけど、少しずつあった異変
母と左耳の話になった時いつも上がるのは、小さい頃左耳で電話を私が取ったら、母に「ママ〜、この電話壊れていて、何も聴こえないよ〜」と言って、母が代わったら普通に相手と会話が出来る。何歳頃か分かりませんが、この頃から左耳に異変があったと思います。
周りが私の異変に気付いたのは、小学生になってから。学校の検査で左耳が聴こえてないと判断が出て、病院で検査して下さいと書いてあった時。
私は風邪を子供の頃よく引くので、かなり耳鼻科の受診があったのですが、そこの先生も「何かの間違いじゃないですか?」と思っていましたが、検査すると確かに聴こえてない。ただその時「念のために大学病院で検査した方が良いかもしれませんね。紹介状書いておきますね」と言われて行きました。
行ってもやっぱり聴こえてないの診断、左耳は感音性難聴だと言われました。そして「又大人になってから、大学病院受診して下さいね」と言われました。
学生時代何度も襲って来た、メニエール的な強い目眩
今でも覚えている1番酷かった目眩は、小学5年生の時。授業中天井が歪み始め、保健室に行き、授業を休んで寝て、そのまま給食とお昼時間に。保健室の先生が給食のご飯でおにぎりを作ってくれましたが、まだ天井が歪んで見えて目が回っており、おにぎりを食べた瞬間嘔吐。その後暫くまだ具合悪くて、6限目前まで保健室で布団被って寝てました。
その後もごくたまに目眩があり、次に忘れられないのは高校の修学旅行の時。私は乗り物酔いは全くしないので、新幹線とバスに揺られ酔った友達がいる中、私は平気でした。ただ次の日の朝目眩がホテルで起き、修学旅行のカリキュラムもその日の午前中は参加出来ず、安静して横になっていました。
嫌だった学校での検査
学生時代は学校で色々身体検査ありますよね。私はやっぱり聴力検査が嫌でした。検査する先生が全員私の左耳の感音性難聴を知っている訳ではありません。それで私が左耳の検査の時音が聴こえない訳ですから、何も押せない訳です。それで先生が焦り出し、後ろに並んでいた他の人もどうなっているの?と騒ぎ出す。
そして検査結果は通常と音を上げた状態、どちらも×マーク。その結果を紙面で観る、突き付けられる現実が毎回嫌でした。
それでも恵まれていた学生時代の環境
そうは言っても、学生時代は先生が例えば英検の時とかに、学校でスピーカーの音がよく聴こえて試験を受けられる様な場所に座らせて貰ったり、クラスの席とかも左耳が壁際に来る様に、窓際に席を配置してくれたりする訳で。
今困っていたら自分で「私は左耳が聴こえないので」と言わないと、普通に会話は出来ている訳なので、まず人は分かりません。そういう点で言えば、学生時代は恵まれていましたね。
障害者手帳を手に出来たのは、感音性難聴ではなく、発達障害の精神障害を持っていたから
私は「左耳が聴こえるといいな」とは思うものの、補聴器や人工内耳も右耳が聴こえているので、付けられません。障害者手帳も両耳が聴こえてないと身体障害では申請出来ず、その後に分かった発達障害の精神障害で申請でき、取得しました。
後私は主治医から「聴こえる右耳も悪くなったらいけないから、イヤホンは駄目だからね」と言われて、イヤホンを買った事も、外で音楽を聴いた事もありません。
別にイヤホン無くてもいいんですが、仕事でZoom使う際イヤホン持ってないので、それはちょっと困ってます。
聴力検査が良くても、それに実感は湧かない。
今はうずまき管の通りを良くする薬を飲んで、半年に1回聴力検査しています。通院の時、主治医の先生から「右耳も変わりなし。左耳も前より数値が低くなって良いですね。大丈夫ですよ」と言われます。聴力検査では数値が低い方がより聴こえているんです。
ただ毎回しても、左耳の音は僅かに聴こえる音が右耳が拾って、音が聴こえてる様にしか思えないですし、右耳の検査で左耳に雑音を流す時、本当に左耳全く雑音が聴こえないんです。なので、数値が低くなっていて良いですと言われても、実際には聴こえてないですし、その実感が湧きませんね。
何でもそうですが、やっぱり睡眠不足は敵ですね。
先々月聴力検査に行ったのですが、この日は過度なストレスと寝つきが悪くて、とても状態が悪いまま検査しました。この日は聴こえも、右耳ですら人との会話が聞き取り辛く悪かったです。この日は「絶対結果が悪いのは目に見えているから、聴力検査したくないし、薬だけにしたい」と駄々を捏ねた程でした。
結果は右耳は少し悪くなっているけど大丈夫。左耳は過去最悪レベルで数値が高く上がっていました。本当に聴こえませんでしたし、聴力検査担当の方が、余りに私が聴こえてますのスイッチを押せなかった為、何回もやり直しがあり、検査中相当なキツさで顔をうつ伏せになる位体調も悪かったです。
ストレスで聴力が悪くなるというのは前からの受診で聞いていましたが、この日「睡眠不足も聴力に悪く影響する」と聞いて、私は糖尿病にしかり、不眠症にしかり、睡眠不足ってこんなに色々体に悪い影響与えるんだな…と改めて実感しました。
私の左耳の対処法
人と話す時は、その方に右側に座って貰いますし、私も左側に座ります。
家ではテレビを観る時は、ボリュームをあんまり上げない様にして聴いています。
話は変わりますが、夜自分の飲むお茶をやかんで作る時、換気扇かけると本当にやかんの沸いた音が聴こえず、よく零したりの失敗をします。
現在は、
私は昔メニエール的な目眩が酷かったり、よく目眩止めの薬を飲む頻度が増えていました。ある日、「今日からこの薬がうちの病院では出せなくなったから、薬を減らすね」と言われた時、うずまき管の通りを良くする薬の一種だったので、減らされると聞いた時、生活に悪影響が出るのでは?と凄く心配になりました。
確か減らされて2年近く経ちますが、今は目眩もほぼ起きなくて、目眩止めもここ何ヵ月か全く飲んでいません。
私の左耳の事を知らない方が左側から話しかけて来た時、私には音が曲がって右耳に伝わりますが、それ以外は今は快適に生活出来てますし、この感音性難聴もずっと付き合っていくものなので、自分のペースで無理をせず、この障害とも向き合って生きていこうと思います。
noteでも書いています。よければ読んでください。
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