「うつ病」と「冬季うつ」

ゆううつ

この記事は約 3 分で読むことができます。

こんにちは、金次郎です。

 4月に新型肺炎による「緊急事態宣言」が出され、勤務している作業所も在宅勤務がメインになって早8ヶ月目も終わろうとしています。
 私の弟たちも皆、会社の指示で在宅勤務にて仕事をしています。
 さて、これから冬になって寒くなり外出するのも嫌な季節になりますが、それ故になってしまう「冬季うつ」と言う状態をご存じですか?

「うつ病」と「冬季うつ」の違い

  いわゆる一般的な「うつ病」は、憂鬱な気分になって気持ちが落ち込んでしまい、夜寝れなくなったり食欲も無くなり段々と痩せて行きます。
 しかしこの「冬季うつ」の場合、気分が落ち込んでしまうのは一緒ですが「うつ病」とは逆に、眠れても朝起きるのが辛くなったり、甘い物や炭水化物(お米やパン等)が無性に食べたくなり「うつ病」とは逆に、食べ過ぎで太ってしまったりします。

冬季うつの主な特徴

・気分が落ち込む
・やる気が出ない

・甘い物や炭水化物が食べたい
・食べ過ぎて太った

・朝起きられない
・日中も眠い

「冬季うつ」にならないために

 冬は寒いので外出するのが億劫になる事が多いですが、なるべく散歩に出かけ太陽の光を浴びて気分転換しましょう。
 「冬季うつ」の場合、春になって暖かくなって来ると憂鬱な気分や過食も治ってしまうので、本人は勿論の事ですが、家族や周りの友達も、そういう病気だったんだと気が付かず「単に怠けていただけか?」と誤解される事もしばしばあります。
 しかし「冬季うつ」は、春になって回復しても、冬になるとまた再発する人が多いです。
 毎年起こる様ならば、この病気を疑って見ましょう。

 治療方法

 この「冬季うつ」。
 年齢を重ねるごとに症状がだんだん重くなっていきます。
 治療方法としては、前述した様に日光を浴びる事ですが、重い症状の場合は病院で、強い光を出す照明器具に1~2時間照らす「高照度光治療」を施します。
 国立精神・神経医療研究センター睡眠・覚醒障害研究部の栗山健一部長は「大事なのは目に日光が入ること。無理に外出しなくても、窓際で日光に当たるだけで良いです、ですから散歩などに行かずとも、縁側でひなたぼっこするだけでも効果があります。」と話します。

終わりに

 私も20代の頃に、初めて「うつ病」に罹った時は、睡眠導入剤を含め多い時で最大7種類の薬を飲んでいました。
 今かかっているクリニックの先生は、なるべく薬で治さず生活態度や家庭状況を改善する事で治そうと言う先生でして、あれだけ多くの薬を飲んでいた私が、今は睡眠導入剤と抗不安薬兼胃腸薬(しかも半錠)の2種類の薬だけに減りました。
 また、在宅勤務になって以降は、雨の日以外は必ず散歩をする様に心がけています。
 在宅勤務や学校が休校になり、1日家に居て悶々と毎日を過ごすだけでなく、太陽の日差しを浴びて、外の空気を吸いに行きましょう(ただし、マスクは忘れずにね)。

参考元
 ・「冬季うつ」見逃すな まず日光浴びて運動は無理せず(NIKKEI STYLE)
 https://style.nikkei.com/article/DGXKZO66325030X11C20A1KNTP00?channel=DF140920160921

パニック障害や聴覚障害の当事者目線のWebライター金次郎のおすすめ記事を紹介!

HOME

ゆううつ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。