うつ病viviの寺子屋「広汎性発達障がいについて」事例1

広汎性発達障がい

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うつ病viviの寺子屋「広汎性発達障がい、高機能自閉症スペクトラム・アスペルガーについて」事例1~Y君の場合~

 

私たち、TANOSHIKAの仲間に、発達障がいををもつメンバーがいます
今回は、その障がいをもつ彼に注目してみました

彼は、とても頭のいい、才能のある明るい性格です

そんな、彼の心の中をのぞいてみました

彼は「高機能自閉症スペクトラム・アスペルガー」という広汎性発達障がいを抱えています

<用語説明>

広汎性発達障がい
社会性やコミュニケーション能力などの発達遅滞を特徴とする発達障がいの総称

スペクトラム
英語で、連続体、分布範囲

自閉症スペクトラム
神経発達症の一種

「精神障がいの診断と統計マニュアル」第5版における神経発達症群に分類される診断名で、コミュニケーションや言語に関する症状があり、常同行動を示すといった様々な状態を連続体(スペクトラム)として包含する診断名

アスペルガー
知的障害を伴わない自閉症

この障がいは、診断名からも?(はてな)がつくほど、一言では説明できません

この障がいについては、いろんな説があり、意見もあると思います。ですから、事例1として、今回の記事に取り上げさせて頂きました。

はじめに

彼が調べた結果。発達障がいとは?

僕の認識では、ADHDや自閉症や知的障がい、学習障がいなどがあるが、僕の場合は、広汎性発達障がいと言われる人数が、最近、多くなってきた障害らしい

なんか、10人に1人って、僕が診断を下された5年前の22歳の時には、ネットに書かれてたんだけど、最近、ネットで見たのは4人に1人ってぐらいに、当たり前に身近に存在するらしい

障がい障がいって言うけど、病気である自分に絶望したり「発達障がいって、なんであるんだ!」と思って怒っても、しょうがないので、結構、調べてみた

彼が調べた結果。発達障がいって、なんでなるのか?

医学的な観点で分析すると

・脳の海馬が通常発達の赤ちゃんより、短い発達で終わるという特徴があること

・脳の神経系が普通の経路ではないこと

・それによるホルモン分泌が正常ではない数値であること

などが原因となっていて、症状が現れる

僕なりの発達障がいとは?

いろんな苦難苦しみを通じて理解してきたものとは!?

社会に出て1年目で、発達障がいらしい苦難を覚えるようになる。簡単にいうと神経質で完璧主義な性格が災いして、人との(家族や友人も含む)コミュニケーションに、いろいろな失敗だと感じる感覚を養っていくことになる

結局、発達障がいって僕からしてみたら?

「普通と違う癖」のある価値観を持って、実践していることが目について面白いなって思う

こんな、話もありました

生物学的に猿が新しいことでサツマイモを洗って食べるという行動を、今まで、どんな猿もやったことがなかったんだけど、ある日突然、動物園の一匹の猿がそうやって食べるようになっちゃって(笑)

びっくりすることには、これがこの動物園の中だけで終わる出来事だと思われた「このサツマイモを洗って食べる」が、一か月後には、全国の動物園で次々に発見されるようになったというから驚きだよね

そういう最初の一匹をやった猿って、芋を与えられたら、そのまま食べるっていうのが飽きちゃって、転がしたり投げたり、いろいろ遊びながら、最後に川で洗って食べたら美味しかったという新しい結果が生まれたんだと思う

それが、人間にも同じことで、飽きやすくて、新しいことをやっちゃって、それが、社会にとって新鮮で支持されて成功しちゃったっていう人が多いのも、いつは発達障がいでしたっていう人が多い

また、こんなこともつぶやいています。

障がいって聞くと自分と違う何らかの必要な能力が劣っている人

近づきたくない、怖い、汚そうというイメージが湧いてくるかもしれない。映画やTVで誇張されたモノが多く、その時、イメージに対する拒否反応を示す感覚が、私たちの頭に色濃く残っているのかもしれない

でも、実際は、普段、仕事先で、少し、おっちょこちょいが目立つ可愛らしい人だったり、最初に出す声がつっかえて、なかなか、出てこずに焦ってしまう人だったり、自分にもそういうことが、人生の中で何回かあった

このように、彼は、いろんなことを考え苦難を乗り越えて、ここで頑張っています

私は、この記事を書くにあたって、まず、彼に、「思っていることを自由に書いてみて」とお願いしました

そして、書いてもらったのが、これです。(抜粋してます)

初めて読んだ時は独特で、viviの文章力で、はてさて、どうやって、伝わるものを書いて行こうかと考えました。

しかし、読めば読むほど、その世界観に引き込まれ、これをそのまま活かしたものにしようと思いました。

なぜなら、これが、彼の個性だからです

この個性を活かしたものを書きあげることが、私の使命だと感じました

彼と同じ、または、似た障がいを持つ人たちに、それから、家族や友人、関係者に「個々の障がいは個性である」そして、「その個性を受け入れてくれるTANOSHIKAのような社会がある」ということが伝われば幸いです

私もまた、受け入れてもらえた一人です。

自分の障がいを面白く思うっていう彼の考え方、いいこと言うなぁって思いました

これを読んで、「私も僕も、思いを伝えたい」と思った方はいませんか?

あなたやあなたの周りにいる障がいをもつ人、いたら手をあげてくださいね。

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うつ病と闘うアラフィフ。おまけに、腰部脊柱管狭窄症!踏んだり蹴ったり。のんびり穏やかに毎日を送っていきたいと思ってます。