感謝の詩:障害を持つ者どうしの友情

感謝の詩

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Webチームが新しい施設に移った今週、
農業組のほうに所属する友達とは会えずにいた。
仕事が忙しかったり体がきつかったりして、
連絡もあまりとっていなかった。
今日の昼過ぎに、農業組のメンバーが重い荷物の運搬に来てくれて、
その中にはTANOSHIKAでできた親友もいた。
「久しぶり!」と軽く話して、彼らはすぐに帰っていったけど、
ぼくの目頭は少し熱くなり、心の中がほっとしたのであった。

 

以下解説(読んでもらわなくても大丈夫です)

障害でひとりぼっちに

障害を持ってからは、寂しいことの連続でした。元気に過ごしている友達に連絡を取ることをためらって、ごく数人の親友とたまに話すことがあるくらいでした。病状が悪くて家に引きこもりがちのときは、どこか世間から置いていかれている気がして、やるせない気持ちでいっぱいでした。自分には社会の中での居場所がないんだと思うと、絶望していました。

障害を乗り越えようとする仲間どうしの友情

TANOSHIKAに来て数日が経った頃、shoushi君とあるゲームを機に仲良くなりました。障害を持って初めてできた友達でした。彼も障害があり、入院をしたりいろんな経験をして、でも少しずつ頑張って今の段階まで来たそうです。農業という体力仕事をやって、しかも皆勤までする彼のことを尊敬していました。毎日のようにいろんなことを話すことができて本当に楽しい生活でした。しかも、私が病気で休んだのちは必ず心配してくれて、彼の存在が私が仕事に行く勇気を出してくれました。彼もまた、私と話すことを楽しみにしてくれていたのは、本当にありがたいことです。のちにTANOSHIKAに加入したtsuchiya君も輪に入って、TANOSHIKAの休憩時間など楽しく過ごしていました。私がWebチームで新しい施設に移ったのでこれからはあまり会えないですが、それでもたまには集まろうと声をかけてくれたときは、本当に嬉しかったです。

理解してくれる全員の方への感謝の気持ち

こんなかんじで、厚い友情を持つことのできた障害をもつ友達の存在は、ぼくにとっては欠かせないものになっています。もちろんこの二人だけではありません。農業組のメンバーでもWebチームのメンバーでも、いろんな方が優しく接してくれます。このことは、TANOSHIKAに通う楽しみの1つです。また、先日の新しい施設のお披露目会では、支援してくださった方々が熱心に話を聞いてくれました。私たちの仕事や生活を理解しようとしてくれて、本当にありがたかったです。健常者の人も障害者の人も、ともに理解しあって、一緒の世界で生きていくことができればなと感じました。みんながみんなに「ありがとう」と言えるような関係になるといいなと思っています。難しいことですけど、そんな日が来てほしいです。

終わり

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2018年10月29日
感謝の詩

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    30代になりたて、統合失調症&適応障害持ちの、元教職員です。生物学が好きで、生物学習サイト「高校生物の学び舎」をはじめました。気になる方は検索してみてください。