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こんにちは、翼祈(たすき)です。
カフェイン中毒、カフェインの過剰摂取というと、コーヒーやお茶などをつい想像してしまうと思っていませんか?
実はカフェイン中毒はコーヒーやお茶に限らず、ある飲み物で、特に今若い人が依存症になっていることが分かりました。
若い人を中心に社会問題となっているカフェイン中毒ですが、コーヒーや解熱鎮痛剤、お茶などの幅広い市販薬や飲料に含まれ、最近はエナジードリンクがきっかけに依存症を発症する事例もあるといいます。
集中力アップや眠気覚ましのためにエナジードリンクを飲む人も多いといいますが、許容される摂取量は日本では明確に設けられていません。
今回はエナジードリンクから引き起こされる、カフェイン中毒について考えていきたいと思います。
どうしてエナジードリンクからもカフェイン中毒になる?
夜通し勉強に励み、教室で昼寝してしまう高校生の女の子がいます。
机の上には複数の空き缶が散乱。その女の子を見かねた同級生がこう声をかけました。
「エナジードリンク飲み過ぎじゃない?」
神奈川県横浜市が制作、WEBサイトで公開したアニメ動画【I am 依存症?】の一コマを切り取ったものです。若い世代が陥りやすい依存症は他にもありますが、担当者は「エナジードリンクは学習生活に身近な飲み物の1つでしょう。子どもでもすぐに買えて、だからこそエナジードリンクでのカフェイン中毒に気を付けて頂きたいです」と説明します。
そもそも、エナジードリンクとは何なのでしょうか?全国清涼飲料連合会によりますと、カフェインやビタミン、アミノ酸などを含んだ炭酸飲料を示すことが多いと言われています。
栄養ドリンクとは似て非なるもので、「滋養強壮」などの効能・効果とは無縁の清涼飲料水を指します。カフェイン含有量は商品によって異なり、コンビニの売れ筋商品を見比べると、缶1本当たり80~142mgのカフェインが含まれていました。
エナジードリンクには「適量の飲用を守って下さい」「お子様、妊娠中または授乳中の方にはお勧めできません」との注意書きも記載されています。とはいえ、カフェインの1日当たりの望ましい摂取量は、厚生労働省によりますと、「個人差が大きい」との理由から基準が定義されていません。
海外に目を向けてみると、カフェインの1日当たりの摂取量の目安が存在しています。英国食品基準庁が「妊婦は1日当たり200mg」、カナダ保健省が「健康な大人は1日当たり400mg(マグカップのコーヒー3杯分)」に制限すれば、出生児への悪影響や副作用を避けられるとの明確な見解を示しています。
ですが、日本の薬局では、エナジードリンクよりさらに大量に摂取しやすいカフェインの錠剤が当たり前の様に置かれていて、こちらも未成年を含めて誰でも簡単に手にすることができます。
参考:カフェインの過剰摂取について 農林水産省(2024年)
学校保健学が専門の日本体育大学の教授の男性によりますと、10~18歳のおよそ6000人を対象とした2018~19年のエナジードリンクに関連する実態調査で、小学生男子の45.5%、高校生男子の67.6%が「エナジードリンクを飲んだことがある」と答えました。
中高生男子の1割強が「1週間に1本以上はエナジードリンクを飲む」と習慣化していて、こうした生徒は「何もしたくない」「夜中に目が覚めやすい」といった状況に陥る傾向があるとも今回の実態調査で分かりました。
子どもも大人もエナジードリンクに依存してしまう可能性はあります。学校保健学が専門の日本体育大学の教授の男性はエナジードリンクとの付き合い方をこう提唱します。
「元々、カフェインを含むコーヒーやお茶はどこの文化圏でも、ぜいたくを楽しむ『嗜好』でしたが、カフェイン自体を簡単に摂取できる現代では、楽しみを通り越して、依存を意味する『嗜癖(しへき)』陥ってしまっています。嗜好品として楽しむものだと言われていた過去の意識を戻したほうがいいでしょう」と、警鐘を鳴らしています。
私も、
この記事では出て来ないものですが、中学生の時、好んで栄養ドリンクを飲んでいました。学校の勉強だけではなく、運動部に所属していたので、毎日疲れていて、朝学校に行く前に、「グビッ」と飲んでいました。
一般的に知られているリポビタンDとか、当時味が好きだったタフマンを含め、学校がある日はずっと飲んでいたので、依存症になっていたのかもしれませんね。
今でもオロナミンCとかは好きですが、中学を卒業したら、好んで飲んだり、買ったりすることは無くなりました。
今はどちらかと言えば、コーヒーは1日3杯飲みます。集中力を保つためですが、どちらかといえば睡眠不足で集中力が落ちるため、睡眠不足を解消するためにしっかり寝ると集中力が落ちることはないですし、今は好きで飲んでいるので、そこまで自分としては依存している感じはしません。
この記事に出て来るエナジードリンクに関しては、私が学生の時にはない飲み物でした。海外でエナジードリンクの過剰摂取で亡くなる事故もあっているとは知っていましたが、この記事で依存症だと知って、「ああ、なるほどな」と、ようやくエナジードリンクと、亡くなる事故が繋がりました。
エナジードリンクは買ったことはありませんが、コンビニなど気軽に誰でも買えることで、より依存症に陥りやすい飲み物なのかもしれません。
この記事が「エナジードリンクが無いと、生活できない」と考えている人への、警鐘になってくれたらと思って、この記事を書きました。
noteでも書いています。よければ読んでください。
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