食物アレルギーを持つ人に寄り添う、『カフェ ムッター』。経営者の女性の想い。  

カフェ ムッター

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

私はこれまで食物アレルギーの記事を2つ書きましたが、食物アレルギーがあると外食するにもメニュー表を観ながら、アレルゲンのことを常に考えないといけず、外食すること自体が怖いと考える人も多いと思います。

そんな食物アレルギーですが、兵庫県には、自身の娘さんの経験から、アレルゲンを使っていないカフェを経営している女性がいます。

食物アレルギーの人にも、スイーツを楽しく選択できる体験をして欲しい-。食物アレルギーがあって、食事制限が必要な娘さん2人を育てるお母さんの女性が、兵庫県神戸市や兵庫県西宮市で食物アレルギー対応のカフェ『カフェ ムッター』や物販店をオープンし、評判を集めています。

卵や乳などを使用しないピザやスイーツを提供し、2023年4月は兵庫県にある六甲アイランドに対応アイテムを取り扱っている自動販売機を設置しました。「食物アレルギーがある人への配慮が深まれば嬉しく感じます」と語っています。

今回はこの女性が経営する、『カフェ ムッター』の話をメーンに、食物アレルギーについて考えていきます。

食物アレルギーを持つ娘の経験から、アレルゲンを使わないカフェを経営する女性

兵庫県神戸市東灘区に住む女性によりますと、現在中学2年生の長女は生後数ヵ月の頃から湿疹や嘔吐の症状が収まらず、「顔中がアザだらけの様な状態でした」。食物アレルギーを疑い、原因のアレルゲンを特定するため、長女に授乳をしている女性自身も食事制限を実施し、可能性のあるアレルゲンを持つ食べ物を1種類ずつ食べていき、そこから出る症状を記録していきました。

そして判明した長女のアレルゲンは卵、乳、小麦でした。思わず「私のせいなの…?」と自分自身を責め続けてしまうほど、女性のショックは大きかったといいます。

長女が成長していくと、制限が多くある食事に慣れていきました。そうした中で、友達と外食し、帰宅した長女がふと「本当にアレルゲンがあって、外食で食べるものないね。悲しいわ」と力なく塞ぎ込む経験もありました。

そして、小学5年生の次女も、別の子の食事が飛び散ってくることを予防するために、給食は周りの子と席を離し、一人だけで食べていました。メニューを選択するのを諦めたり、我慢したりする娘たちの姿に、女性は何度も心が引き裂かれる想いを抱えていました。

そんな女性がずっと心に抱き続けていた夢が、カフェをオープンさせることでした。食物アレルギーのアレルギー対応のメニューの開発を決心し、限定した食べ物の中で、美味しさを知って欲しくて、試行錯誤を重ねました。レアチーズケーキは豆乳でそっくりの味と食感に仕上げ、小麦の代わりに白高きびのクッキー生地を使用しました。

2017年3月、兵庫県神戸市東灘区魚崎中町3に『カフェ ムッター』をオープンさせました。店名はドイツ語で母という意味を持ち、飲食店で働いた経験を持つ知り合いが、女性の趣旨に共感してスタッフとしてカフェ運営に加わって、グラタンやピザ、ハンバーグなどの食物アレルギーに対応したメニューを提供しています。

2022年9月には、兵庫県西宮市東町1にある「コープ西宮南」の施設内に、食物アレルギーの原因となる特定原材料7品目(乳、卵、小麦、落花生、カニ、そば、エビ)とナッツ類を排除したアイテムのみを販売している物販店【ケーキ&デリ ムッター】をオープンしました。

女性が意識した考え方は「普通の店」と違わないお店にすること。食物アレルギー対応という看板は敢えて掲げず、常時およそ20種類のスイーツなどを冷凍のショーケースに並べています。

女性は、「食物アレルギーがない人と同様に選択できる体験をして欲しいからです」と述べます。評判は兵庫県外にも浸透し、「初めて自分のためだけのケーキを購入できた」と涙を流す若いお客様もおられたといいます。

参考:アレルギー体質でも安心を、自由にスイーツ味わって 乳や卵を使わないカフェ好評 自販機も設置 神戸新聞NEXT(2023年)

2023年4月には、もっと気軽に購入できる様にと、六甲アイランドの商業施設「神戸ファッションプラザ」の建物内に自動販売機を設置しました。ショートケーキやバニラアイス、クリームピザなど11種類を取り扱っています。

近年は、食の多様性への理解が少しずつ加速する反面、時に命に関わる重度の食物アレルギーに関しては、対応可能な飲食店がまだまだ少ないのが現状だと女性は説明します。

これから先は、兵庫県西宮市にある阪急夙川駅構内にも自動販売機を設置する計画で「食物アレルギーという共通の悩みを持つ人はとても多いです。今まで諦めていた選択できる体験をうちの店でして頂きたいですし、活動をもっと拡大させて食物アレルギーを抱えることが、特別ではない社会に転換させていきたいです」と夢は大きく膨らみます。

公式Twitter

https://twitter.com/MutterCafe?s=20

公式Instagram

https://www.instagram.com/cafemutter0313/?hl=ja

近年の食物アレルギー

私が知っている食物アレルギーは、以前テレビで料理人の方が厨房で仕込みなどで料理を作っていると、回数を重ねていく上で、手にあかぎれや傷などがあるとそこから食物の成分が侵入し、身体の中に蓄積され、その後食物アレルギーを発症し、レストランなどを辞めざるを得なかったという話を観ました。

後この話は母から聞いた話ですが、アニサキスという魚にいる寄生虫がいて、それに当たると食中毒になるのですが、運が悪いとそこから、出汁の効いた味噌汁だったり、魚介類全般にアレルギーが出て、魚介類がその後一生食べられない、アニサキスからの食物アレルギーが最近多いそうです。

こちらに出て来るカフェですが、何かにアレルギーが出れば、その後はその食べ物を食べられないです。全く同じものではないにしろ、「私は昔ケーキが好きだった。でも今は食物アレルギーで食べられない…このケーキなら、そんな私でもケーキが食べれる!」と思ったら、涙が出る程嬉しいことだと思います。

店主の女性の娘さんの経験から開店したカフェ。これからもずっと営業を続けて頂きたいお店の1つです。

参考サイト

noteでも書いています。よければ読んでください。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎、右手人差し指に汗疱、軽く両膝の軟骨すり減り、軽度に近いすべり症、坐骨神経痛などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。