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こんにちは、金次郎です。
今や日本国中で、話題になっている「マイナンバーカード」。
良い話題になるなら結構ですが、登録情報の誤入力や役所が作成して保管していたカードを紛失してしまった等、悪い話題だらけです。
私は、このマイナンバーカード、交付が開始された7年前の2016年に作成しています。
それは、補聴器を公費負担で作成する為に必要になったからです。
「マイナンバーカード」とは?
マイナンバーカード(個人番号カード)とは、「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律(マイナンバーカード法)」に基づいて発行される、プラスチック製のICカードです。
居住している自治体で希望者に無料で交付します。
交付は2016年(平成28年)1月から開始されました。
登録した顔写真を含む個人情報は、全ての行政機関と警察などの捜査機関で閲覧可能です。
マイナンバーカードを、作るか否かは本人の自由で、外出の際にマイナンバーカードを携帯する義務も有りません。
マイナンバーカードはキャッシュカードと同じ大きさで、集積回路が埋め込まれており、裏面にICチップや通信端子が設けられており、カード裏面に書いている「マイナンバー」を隠す為のビニールシートに入れます。
カードには、以下の項目が印刷されています。
表面
・住所
・氏名
・生年月日
・性別
・顔写真
・マイナンバーカードの有効期間(電子証明書用との2種類)
・旧姓(住民票に記載がある場合)
・通称名(外国人で住民票に記載がある場合)
・製造番号(写真左下の16桁の番号とアルファベット)
・セキュリティーコード(写真右下の4桁の番号)
裏面
・12桁の「マイナンバー」
・氏名
・生年月日
ICチップの中には、上記個人情報以外に4種の「暗証番号(パスワード)」が記録されています。
・「利用者証明用電子証明書(シリアル番号)」
・「署名用電子証明書(シリアル番号)」
・「住民票コード」
・「券面事項入力補助用暗証番号(数字4桁)」
・「利用者証明用電子証明書用暗証番号(数字4桁)」
・「住民基本台帳用暗証番号(数字4桁)」
・「署名用電子証明書用暗証番号(英数字 16桁)」
参照:(総務省)マイナンバーカード
私が作った経緯
私は、現在補聴器を両耳に着けていますが、公費負担で作成してもらっています。
(補聴器の値段の関係で、今は左耳だけ公費負担です)。
その際に、補聴器屋さんで作成してもらった見積書を持って市役所福祉課に行き「公費負担の申請」をしますが、マイナンバーカードが登場してからは申請書にマイナンバーの番号を書く欄が増えました。
福祉課の職員さんから、「次回、補聴器を買い替える時はマイナンバーが必要になりますからマイナンバーカードを作成してから来て下さいね」と言われましたので、マイナンバーカード作成の依頼書を提出してマイナンバーカードを作成しました。
(下記、参考サイトでは色々な申請方法が有りますが、私が申請した当時は郵送しか無かったです)
参考:(厚生労働省)マイナンバーカードとは?(pdf形式2ページ)
政府の将来構想に反対者多数
現在、マイナンバーカードの作成依頼は9700万件余。
出来上がったカードを見たり使ってみると、個人データや顔写真の誤りが有ると、多々報告されています。
例えば、「マイナンバーカード健康保険証」を使っている人で、病院の読み取り機にカードをかざしてみても、健康保険証が認識できないと言う事例が776件も起こっています。
この場合、医療機関は治療費を全額請求せざるをえず、医師と歯科医師らで作る「全国保険医団体連合会」は、「直ちに運用を停止し全容解明が先決」と訴えています。
参考:(ABEMA TIMES)マイナ保険証トラブル 窓口全額負担776件
それでも、政府は来年秋には、紙ベースの健康保険証を廃止してマイナンバーカードに合体させる予定は変えていません。
ですので「一旦延期すべし」や「中止すべき」の声が街中から多数上がっています。
特にデジタル機器の取り扱いに不慣れな高齢者からが多いです。
延期や中止を求める声は
・60代以上の高年層では 78.4%
・40~50代の中年層でも 73.2%
・30代以下の若年層すら 60.5%
どの年代でも、過半数が延期や中止を求めています。
参考:(共同通信)来秋移行、高年層の78%が反対 保険証廃止に広がる懸念
終わりに
私は、補聴器を公費負担で作成してもらう為にマイナンバーカードを作成しました。
今のところ、それ以外では使う事は無く、カードは財布の中で眠っています。
通院している精神科や胃腸科、それに付属する調剤薬局にも、今はマイナンバーカードの読み取り機が設置されています。
私が「マイナンバーカード読ませますか?」と聞いても「未だ良いです、現状トラブル続きですから」と言われます。
これは、両親が行っている内科でも同じことを言われたそうです。
しかし、マイナンバーカードに合体させるのは健康保険証だけではなく、運転免許証や海外旅行の為のパスポートも将来的には合体させる予定です。
海外でも共通番号制や国民総背番号制を取り入れようとしている国はありますが、やはり登録した人の個人情報の漏洩が問題になっており、普及はあまり進んで無い様です。
日本もそんなに急がなくても良いのでは無いでしょうか?
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記事を読ませていただきました。マイナンバーカ―ドの登録などでいろいろと問題がでてきても割れ関せずを押し通す政治家にも腹がたちます。マイナンバーカ―ドを廃止するほうが医療関係者や施設などが望んでいることをしてほしいと願わずにはいられません。
コメントありがとうございます。
私も補聴器を公費負担で作成する事が無ければ、作っていなかったでしょうね。
これだけ「反対」している国民や医療機関が有るのに、聞く耳持たずです。
この先も、マイナンバーカード作成で色々問題出て来そうです。