見事、白血病から復活した池江選手ですが・・・

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こんにちは、金次郎です。

 2年前の2019年2月19日に、白血病を患った、水泳の池江璃花子選手の事を書きました。

【白血病】池江璃花子選手突然の病気報告で世界中が驚く!

 その記事の中にも書いていますが、自身も2度白血病を患った俳優の渡辺謙さん。
 渡辺さんは、病気が分かった時に2回とも全ての仕事を休んで、治療に専念して病気を克服しました。
 池江選手も渡辺さんをまねる様に、競技は勿論マスコミの取材にも応じず、治療に専念。
約1年半の入院生活の後退院しましたが、退院報告で「自宅療養次第ですが、東京オリンピックの出場は断念し、次のパリオリンピックを目標とします」と言っていました。

退院後の池江璃花子選手

 ニュース番組のスポーツコーナーに、VTR形式での出演が退院後初の公の場への登場となりますが、その時に「今、生きている事が奇跡みたいです。私の人生の分岐点になりました。」と語り、ここでも「パリオリンピック出場を目指します。」と東京の次の大会出場を考えている事を公表していました。
 そして2020年8月、約600日ぶりに水泳大会に出場します。
 その後、今年2月に行われたジャパン・オープンの50メートル自由形で2位となり、復帰後4戦目で早くも表彰台に上がります。
 4月4日(日)に行われた、東京オリンピック代表選考会の試合では、100メートルバタフライで3年ぶりに優勝、400メートルメドレーリレーでは派遣標準記録も突破し、リレーメンバーとしての東京オリンピックへの出場が決まりました。
 池江選手は、白血病に罹る前の2018年にジャカルタで行われたアジア大会で、50mと100mの自由形、50mと100mのバタフライ、400mフリーリレー、400mメドレーリレーの6種目で優勝し、日本人初となるアジア大会6冠を達成して大会MVPにもなっているほどの実力の持ち主ですが、東京オリンピック出場が余程嬉しかったのか、レース終了後もしばらくスタート台にぶら下がったまま泣いており、レース後のインタビューも泣きながら記者さんの質問に答えていました

世界中のメディアが復帰を祝福

 まず、カナダの公共放送局『CBC』が「池江璃花子選手が1年以上にわたる白血病の治療を受けた後、競泳に戻ってきた」と伝え、アメリカの『Swimming World』と言う水泳雑誌も「日本のスター池江璃花子選手が白血病から見事に復活、勇敢な新章が始まる」とリポート。
 それ以外にも、水泳専門ネットサイトの『State Of Swimming』が「璃花子とまた会えてうれしい。白血病と戦い、19カ月ぶりのレース復帰」と報じ、スペインのスポーツ日刊紙『Mundo Deportivo』では「競泳の池江璃花子選手が、19カ月前に白血病と診断されて以来、初めての大会で勝利」とネットでツイートしており、海外でも池江選手の復活を祝福しています

でも、東京オリンピックは開催できるのか?

 しかし、現状今年も東京オリンピックの開催は可能なんでしょうか?
 日本では去年4月の緊急事態宣言以降、国内のあらゆるスポーツイベントが中止もしくは延期になりました。
 東京オリンピックも然りで、開催が1年延期になりました。
 今年も去年12月からの2回目の緊急事態宣言が解除されて以降、またしても感染者が増加しだしています。
 今年は東京よりも大阪での感染者増加が酷く、大阪府知事は始まったばかりの東京オリンピック聖火リレーを大阪府内では行わない事を公表。
 公益財団法人「新聞通信調査会」が3月に世界5ヶ国に対して行った世論調査によると、東京オリンピックを「中止すべき」や「延期すべき」の回答が5ヶ国全ての国で70%を越えていました。
 NHKが去年12月に日本国内で行った調査でも中止や延期を求める声が6割を越えており、10月に行った調査時より増えています

東京オリンピック「中止か延期」7割超 米など5カ国で世論調査(毎日新聞)
 https://mainichi.jp/articles/20210321/k00/00m/050/024000c

東京オリンピック「中止したほうがいい」という人ひとが多くなる(NHK)
https://www3.nhk.or.jp/news/easy/k10012763511000/k10012763511000.html

開催に賛成・反対のそれぞれの理由

 先ず開催に賛成の人の多くは「選手や五輪関係者の準備を考えれば開催すべきだと思う」と考えており、次は「オリンピック開催の為に行った投資の回収や、開催による経済効果を無視できない」でした。
 開催に反対の人の5割の人は「新型コロナ感染症が収束しない現状では時期尚早」と言う意見でして、「五輪を開催することで感染が拡大する可能性がある」など、感染症を心配する意見が多く見られます。
中には「都および国の新型コロナ感染症対策や五輪運営に不安がある」など開催都市東京都や国への不満意見も見られます。
 アメリカのニューヨークタイムズ誌が「IOC(国際オリンピック委員会)が公式に『東京大会の中止の予定はない』と声明を発表」と書いた記事に対して読者は「日本でも反対の声が多い中で五輪を開催する意義を感じない」とか「仮に無観客で開催した場合、東京への経済効果は少なく、開催する理由が見当たらない」など、感染を心配する意見だけでなく、経済的に無駄と言う意見も見られます

・“オリンピック好き大国”も「日本の8割が反対なのに…」 アメリカは東京五輪開催の可否をどう報じた?(number web)
https://number.bunshun.jp/articles/-/846792

終わりに

 病気を克服し、競技に戻って来るやいなやタイムの記録更新や優勝をして東京オリンピックへの出場を決めた池江選手。
 スポーツ選手として、オリンピックに出場するのは1つの目標であり夢でしょうが、新型肺炎の感染者の増加ぶりを見ると、今年も東京オリンピックの開催は危なそうです。
 感染が深刻な北朝鮮は「東京オリンピックに参加しない」と不参加の意思を表明しましたし、自国又は日本の感染者が増えれば、今後も不参加を表明する国が出て来る可能性があります。
 去年、新型肺炎の影響で、高校野球も春の選抜に続いて夏の大会も中止になり、監督からその事を伝えられた球児達が、涙を流しながら悔しがっていたのを思い出します。
 特に3年生は、高校生活最後の大会ですので断腸の思いだったと思います。
 池江選手はまだ20歳ですし、退院報告でも次のパリ大会と言っていましたから、気持ちの切り替えは出来るでしょう。
 ただ、東京オリンピックを最後に競技引退を考えていた選手は、先の高校球児同様に無念だと思います。
 なんの為に、また誰の為にオリンピックを開催するのでしょうか?
 今一度、考えて見るべきなのかも知れないですね。

参考元

・競泳・池江璃花子、東京五輪代表に 白血病乗り越え (日本経済新聞) https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD041TW0U1A400C2000000/

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