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皆さんこんにちは。Pinkです。
今回は「香りの不思議」について書きたいと思います。
私には、アロマトリートメントのお店を個人で経営している友人(産業カウンセラー・フラワーエッセンス療法士)がいるのですが、彼女とは30年近い付き合いになります。「香りの不思議」について書くにあたり、まず初めに彼女の紹介をしたいと思います。
アクティブな彼女
大手の求人雑誌出版社を退職後、アロマテラピーに出会います。
それから1年間タイへ語学留学。タイマッサージの資格を取得していたことがきっかけとなり、帰国後は、精神科の病院と提携していたサロンでアロマセラピストとして働きます。ここから初めて、アロマについて勉強を始めました。
ホスピスやサロン、健康関連施設でのアロマテラピーに従事した後は、タイのバンコクへ移住。アロマ講師として活動しながら、スパの空間プロデュースなどを手掛けました。
その後さらにアロマテラピーを学ぶ為に、オーストラリアシドニーへの大学に留学し、Nature Care Collegeに於いてディプロマ取得。精油生産者の農場を訪ねて回り、帰国後の今は福岡でアロマテラピストとして活躍中です。
とてもアクティブな彼女は私の憧れでもあります。彼女主催のワークショップへ参加したり、店舗でフラワーエッセンスカウンセリングを受けたりしました。
アロマトリートメント(施術)
精神科の病院でアロマセラピストとして働いていた時に、患者さんの中に全く表情の無い人がいたそうなのですが、40分のアロマトリートメント(施術)を受けた後、表情のからを見つけた時に「こんなにも変わるんだと思った」という話を聞いたことは今でもよく覚えています。
また、精油にはそのような力があるのだと驚きました。
しかし、精油を使用した施術は医療行為としては出来ない為、あくまでもリラクゼーションとなります。
また、タッチング:触れられることの大切さも知りました。患者さんの中には、自分の存在を感じられない人もいるそうです。触れられることで、皮膚を通して自分の存在を感じられるのではないか?と教えてくれました。
そこで精油にはどのような作用があるのか、もっと知りたくなり話を聞きました。
精油の作用とは
まずは精油の作用の前に、どのようにして体内に取り込まれるのかを紹介したいと思います。
① 鼻から脳へ
② 鼻から肺へ
③ 皮膚へ
これからは、①から順番に説明したいと思います。
①鼻から脳へ
香りはわずか0.2秒で脳に到達するといわれているそうです。
鼻の奥の繊毛に香り成分が到達すると電気信号となり脳の「大脳辺縁系(だいのうへんえんけい)」と呼ばれる機能体に到達し、感情のコントロールをする扁桃体(へんとうたい)や、記憶に関係する海馬を含みます。
香りが到達するとリラックスしたり、気持ちがリセットできたりするというのはこのためです。最近では認知症の予防やケアに良いことも分かっています。とても興味深いですね。
②鼻から肺へ
鼻からの吸収された香りは肺にも到達し、わずかですが肺から血流に取り込まれます。
③皮膚へ
トリートメントなどで皮膚に塗布した場合、血液中に精油成分が取り込まれ、血流に乗ります。
少し難しいですが、このようにして精油が体内に取り込まれることによって、リラックスしたり、気持ちがリセットできる他に、認知症の予防の予防やケアに良いこともあり、すごいなと思います。
認知症の予防・ケアについてネットで調べてみたところ、次のようなことがわかりました。
認知症に対するアロマテラピーの有用性
世界に先駆けて超高齢社会となった日本。厚生労働省研究班の推計によると、2012年時点で認知症高齢者は軽度を含めると約462万人に上り、予備軍とされる約400万人を加えると65歳以上の4人に1人が該当するとされています。認知症のなかでも約7割を占めるアルツハイマー型認知症に、アロマテラピーを行って有用性が確認された研究データをご紹介します。
実験では、高度アルツハイマー病65例を含む、高齢者77例を対象として行われました。アロマテラピーを実施した期間中は、朝にローズマリー・カンファーとレモン精油、夜にラベンダーとオレンジ・スイート精油をディフューザーで散布しました。その結果、手指名称記憶の点数で有意な改善がみられました。
引用サイト:アロマの研究・調査
このように有用性が確認されたということは、これからの認知症の予防・ケアに期待ができると思います。
実はまだ彼女のアロマトリートメント(施術)は受けたことがないので、受けた際は、
また皆さんにお話しできればと思います。
noteでも記事を書いているので、よかったら読んでみて下さい!
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