食物アレルギー〜大人のアレルギーを起こす主な原因は、花粉症?子どものアレルギー対策も〜

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

今食物アレルギーはいつ、何でなってもおかしくない位、色んなアレルギーがありますよね。でも、それ食べ物が原因である日突然食物アレルギーを引き起こすだけではありません。今大人の食物アレルギーは花粉症が原因で豆乳から発症したりします。そして子どもの食物アレルギー対策で、患者の会が山口県にあったり、小中学校への副読本の配布も、2022年度も始まりました。

今回はそんな食物アレルギーについて、考えていきます。

大人のアレルギー、花粉症が原因?

豆乳を飲んだ後などで、口の中がむずむずする、喉がイガイガの症状があったりする−。こんな症状が起こったら、花粉症が関係しているかもしれないです。専門家によれば、大人になって発症する食物アレルギーの1つで、豆乳などが起因となる場合は花粉−食物アレルギー症候群」(PFAS)であることが大半です。花粉症の人が注意すべき飲み物は豆乳だと言われています。 

子どもの場合、食物アレルギーを発症させる原因物質(アレルゲン)の大半は牛乳や小麦、卵だと言われています。一方で大人は、野菜、果物がほとんどを占めます。

「大人の食物アレルギー」の著者で国立病院機構相模原病院の男性が、2009〜2011年に食物アレルギーで同国立病院機構相模原病院を受診した16歳以上の153人について調べた結果、起因は果物・野菜(豆乳など含む)が48・4%と最も多かったのです。同国立病院機構相模原病院の男性によれば、果物や野菜の食物アレルギーはPFASである症例が多数で「花粉症の人の増加に併せ、増加傾向だ」といいます。

参考:果物など 大人の食物アレルギー 原因は花粉症の可能性 口のかゆみ、イガイガ…豆乳は重症化例も 東京新聞(2022年)

体内に入った花粉に含まれるアレルゲンを追い出そうと抗体がつくられ、鼻水や涙などが出るのが花粉症のアレルギー反応です。果物や野菜などには、花粉のアレルゲンと似た構造のアレルゲンを含むものがあり、これがPFASを引き起こします。抗体が花粉と勘違いすることでアレルギー症状が出ます。こうした状態を「交差反応」といいます。

災害弱者の食物アレルギーの子ども達の支援

食物アレルギーのある子どもの母親たちが悩みや食物アレルギーへの対処法を共有する患者の会が20年近く、山口県にあります。少し触れたり口に入れたりするだけで重篤な症状が出る症例もあるため、周りからの理解と配慮がとても大事です。大規模災害に襲われた時に「食物アレルギーっ子」をいかに守るか、を考えるPR活動も実施しています。

設立は2004年。3年ほど経過して、食物アレルギーの子どもを持つ1人の母親主体で設立されました。始めは山口県山口市内で生まれたPR活動の輪でしたが、現在市外の山口県内各地に、大阪に転居した人も合わせて会員が12人います。コロナ禍で活動の開催はオンライン会議となりましたが、月に1、2回顔を合わせて食物アレルギーについて話し合います。現在は会員以外にも患者の会の参加を持ちかけています。

食物アレルギーを持つ子どもは災害弱者」です。避難所や炊き出しで提供された食べ物は食べることが出来ません。日頃からアレルギーに配慮した食料を備えておくべきだと患者の会で討論し、防災イベントでの講演集会を介して周囲の配慮を求めます。

全国の患者の会とのネットワークでも拡げます。2019年には協力して防災準備や被災地支援、炊き出しでの注意点を書き出したハンドブックを作成しました。

参考:災害弱者の食物アレルギーっ子 守りぬく「ぽれぽれ」 朝日新聞デジタル(2022年)

ハンドブック名の「ぽれぽれ(pole pole)」はスワヒリ語で「ゆっくりゆっくり」を意味します。子どものアレルギー治療に近道はなく、焦らず気長に見守るという気持ちがこもっています。

小学校へ配布の食物アレルギー用の副読本。

2021年度に初の発行をした、B5判16ページのプロジェクトA発行の副読本『知ろう!学ぼう!食物アレルギー ~みんなでいっしょにおいしく食べよう~』は、2年目となる2022年度は、より多くの小学校で活用して欲しいと、配布部数を2021年度の8万部から10万部に増刷し、2022年5月から案内をスタートしました。

2022年も、全国16エリア(※1)をメーンに、お申込み頂いた小学校に順次希望数を無料配布します。(それ以外のエリアからのお申込みにも応じます)

(※1)北海道、宮城県、千葉県、埼玉県、東京都、神奈川県、新潟県、静岡県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、岡山県、広島県、福岡県、熊本県

画像引用・参考:小学生に向けた食物アレルギーに関する「副読本」を、5月より小学校へ案内・10万部を無料配布 PR  TIMES(2022年)

私の場合は、

私は花粉症ではありませんし、ペットも愛犬が2021年亡くなってそういうペットからの起因はないと思いますが、子どもの頃からメロンや玉ねぎを食べると、何か口の中が変です。ただ痒みも痛みもありません。玉ねぎは健康の為に毎日食べていますが、私も何かアレルギーあるのかな?と、この記事を書いていってそう思いました。

いつ掲載されるか分かりませんが、近年問題となっているくるみアレルギーについての記事も書いているので、良かったらそちらもいつか読んで下さると嬉しいです。

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参考サイト

公益在団法人ニッポンハム食の未来在団

サワイ健康推進課

meiji

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も2交代制で担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。