くるみアレルギー。〜くるみなど木の実類の消費量が日常で増えたことが原因?〜 

くるみアレルギー

この記事は約 6 分で読むことができます。

こんにちは、翼祈(たすき)です。

日本の全人口の1〜2%の人が何らかの食物アレルギーを持つと言われている現世。

中でも最近くるみなど木の実(ナッツ)アレルギーが、3大原因のアレルゲンの中に、小麦を抜いて入って来たと言います。原因は多様な食生活で、消費量が昔に比べて増えて来た事もそうだと言われています。

今回は食物アレルギーの中の、くるみアレルギーについて皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

くるみアレルギー患者、増加。

画像引用・参考:クルミのアレルギーが増加、ナッツ類が小麦抜き第3位に 洋菓子、ごまだれにも…表示義務7品目に追加へ 東京すくすく(2022年)

厚生労働省によりますと、日本の全人口の1~2%の人が、「食物アレルギー」を何らか持っていることが統計データで分かっています。

この食物アレルギーの1つで、近年くるみやアーモンドらの「ナッツ類」全般が食物アレルギーの原因となる人が急激に増加しています。

これまでの統計データでは、日本人の食物アレルギーの3大原因は「鶏卵」「牛乳」「小麦」でしたが、最新の統計データでは、「ナッツ類」が「小麦」を初めて抜きました。

統計データは、国立病院機構相模原病院の臨床研究センター長たちが2020年、全国の1089人のアレルギー患者の専門病院などを対象に統計を取りました。

このデータで、食後60分以内に体調が悪くなった「即時型食物アレルギー」を引き起こした例をでは、1位に「鶏卵」(33.4%)、2位に「牛乳」(18.6%)、3位に「ナッツ類」(13.5%)、4位に「小麦」(8.8%)と判明しました。3位以内に「ナッツ類」がランクインしたのは、統計データを取り始めて以来初です。

参考:“クルミ”アレルギーが約10年で10倍超の急増…「木の実類」が「小麦」抜き、原因の3位になった理由を専門医に聞いた FNNプライムオンライン(2022年)

「外食がしたい」、アレルギーのある人の悩み

食物アレルギーを抱える人の願い、多くは「普通に外食したい」という事です。

容器で包装された加工食品では、食物アレルギーの原因となる食材を国の法律で開示することが定められています。

特に食物アレルギーの発症が高頻度で重篤になりやすい、エビ、カニ、小麦、そば、鶏卵、牛乳、ピーナッツの特定原材料と称される7品目に関しては掲載が、国の法律で義務化されています。

そして、キウイフルーツやごま、桃など21品目に関しては掲載が概ね留意されています。

こうした掲載は食物アレルギーを抱える人にとっては命に関わる重要な案件でもあり、凄く大切な開示です。しかし、レストランなどでのいわゆる“外食”では国の法律上、飲食店に食物アレルギーの食品を案内する義務化は行われておらず、それぞれの店に対応が留意されているのが現実なのです。

参考:飲食店で食物アレルギー表示がなくて困っています NHK NEWS WEB(2021年)

食物アレルギーは外食では食べない様に努力をしていても、意図しないものに入っており、思わず誤食してしまい、重篤なケースでは入院が必要な場合があります。こういう時、食物アレルギーのある方は本当に気を遣って、外食も気を付けているんだろうなと読んでいて感じた記事でした。

アレルギー食品表示に、2022年度中にくるみを義務化へ 

アレルギーを引き起こすおそれのある食品の表示について、消費者庁は「くるみ」の表示を義務づける手続きを始めることを明らかにしました。制度を見直すための手続きを早ければ今年度中に始めるとしました。

国の食品表示制度では、アレルギーを引き起こすおそれがある食品についてタマゴや小麦など7品目で表示が義務づけられているほか、「くるみ」やサバなど21品目は、表示を推奨する品目として、できるだけ表示することが求められています。

引用:アレルギー食品表示に「くるみ」義務化へ 消費者庁 NHK(2022年)

その後、

アレルギーを引き起こす可能性がある食品のアレルギー表示の義務化に、新しく「くるみ」を、2022年12月13日に国の消費者委員会の了承を得て、追加されることが決定しました。

消費者庁は2022年度内に食品のアレルギー表示の義務化の基準の改正を行い、経過措置を通過した後の2025年4月1日より、それ以降に製造されたり加工されたりした食品について「くるみ」をアレルギーの表示することが義務付けられます。

参考:アレルギー食品表示の義務化 「くるみ」を新たに追加へ NHK NEWS WEB(2022年)

木の実(ナッツ)アレルギーは、

健康志向を背景にクルミの輸入量は10年前に比べ倍増しており、食べる機会も増えており、くるみは2008年に導入されたそばに次ぐ主要なアレルゲンとなりました。納豆アレルギーも過去にクラゲに刺された経験のある人がなっているそうです。

ピーナッツやピーナッツオイルを含むあらゆる食品が、アレルギー反応の原因となります。カレーのルーやスナック菓子、店頭販売のサラダやサンドイッチなどにも隠し味として使用されていることがあり、十分に注意が必要です。日本ではくるみアレルギーが多いですが、ナッツ類の摂取量が増加した近年、欧米並みに多彩なナッツアレルギーが見られるようになってきました。

私はアレルギーはないのですが、ネギや玉ねぎの味がキツい時に変な感じがします。生では特にそう感じますが、調理していれば気にせず食べられるので多分食物アレルギーではないと思います。食べ物が多彩になったからこそ起こったこの弊害、気を付けていかないとならないです。

関連記事

食物アレルギー どうつきあう? NHK 解説委員室(2022年)

noteでも書いています。よければ読んでください

→HOME

くるみアレルギー

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

ABOUTこの記事をかいた人

左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も2交代制で担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。