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こんにちは、翼祈(たすき)です。
日本では、毎年100万人以上が新たにがんに罹患し、生涯2人に1人はがんを罹患すると言われています。
そんながんを身近なSNSの投稿等を通じて「治せる病気にする」ことを目的としたがん治療寄付プロジェクト、『#deleteC大作戦』をご存知でしょうか。
特定非営利活動法人・deleteC(デリート・シー)は、9月3日~9月30日を、がん治療・研究応援の啓発の強化月間とし、活動への協力を訴えています。
SNSでの写真投稿や拡散が寄付に結び付く『#deleteC大作戦』を、様々な企業・団体・個人が賛同して実行しています。2021年は、SNSで2万件の投稿、79万回以上の行動が実行させたということです。2022年は5万件の投稿を目指しています。
今回はそんな『#deleteC大作戦』に関してお知らせします。
#deleteCとは?
がん治療・研究の寄付などを介して、「がんを治せる病気にしよう」と活動しているdeleteC(デリートシー)は、今年も9月3日から9月30日にかけて、SNSでの投稿や拡散ががん治療・研究の寄付に結び付く『#deleteC大作戦』を20企業・団体の賛同を受け実行しています。
deleteCは、誰もが参加できて、
みんなでがんの治療研究を
応援していける仕組みをつくります。
そして、「がんを治せる病気にする日」を
1日でも早く手繰り寄せることに貢献します。
画像・動画・引用:deleteC
『#deleteC大作戦』の参加の仕方
「#deleteC大作戦」に賛同する企業のブランドの商品やロゴに関連する「C」の部分を自由なカタチで消した画像や動画を、「#deleteC大作戦」と「#参加企業名、あるいはブランド名」(※2)をつけて参加者がSNS(Twitter、Instagram)で投稿すると、1投稿あたり100円が、がん治療研究への寄付・啓発費用として参加企業からdeleteCに贈られます。また、参加者が、参加企業の公式アカウントが発信する画像や動画をリツイート/シェア/いいね/再生をすると、1リツイート/1シェア/いいね/1再生/あたり10円が、がん治療研究への寄付・啓発費用として、参加企業からdeleteCに贈られます。
画像・引用:みんなのSNS投稿や拡散が がん治療研究の応援に「#deleteC大作戦」を今年も9月に開催 PR TIMES(2022年)
この様に投稿しても、誰かの投稿へのいいねやリツイートでも、がん治療・研究の寄付に繋がります。
『#deleteC大作戦』が始まったきっかけ
『#deleteC大作戦』を主催するdeleteCは、特定非営利活動法人として2019年に創立されました。自身も乳がんを罹患していたデザイナーの中島ナオさんが、「皆さんの力を借りてがんの治療・研究を支えて、がんを完治出来る病気にしたいです」との想いを、友人だった現代表理事の小国士朗氏に相談したのが始まりでした。
小国氏は「ナオさんから相談されましたが、私は医師でも、製薬会社の人間でも、研究者でもありませんし、お金もない中で、こんな人類の壮大なプロジェクトをどうやって果たそうかと考え込みました。ナオさんが本気で言っているのはヒシヒシと感じたのでアイデアを練っていた」と言います。
そんな折、MD Anderson Cancer Centerという名前のがんの研究所で仕事をしている知人の名刺が目に止まり、アイデアが浮かびました。
「ナオちゃん、これだよ!“C”を消してしまおう!」
研究者・医師たちのがんを完治させたいという意思を体現するかのごとく、知人の名刺にはCancerの部分は赤いラインで引かれていたのです。この名刺を観た小国氏はCancerの頭文字“C”を消してしまうという行動を考え付きました。そしてこのアイデアを行動に移そう、小国氏とナオさんは、deleteCを創立しました。
小国氏は「がんを罹患した人に対して自分が起こせる行動はお見舞いくらいしかないと感じていた。でも、“C”を消してしまおうと考えた時、“自分にも可能な出来事を、“発見した”という感触でした。その感触が今日までdeleteCを継続している原点です」。
こうしてスタートさせたのが『#deleteC大作戦』でした。『#deleteC大作戦』をスタートさせた当初は、関連会社に賛同をお願いしたり、Cの頭文字から始まる会社に支援をお願いして参加企業を集めていました。ここ近年では、ニーズが高まり、先方から問い合わせをして賛同する企業・団体も倍増し、2022年は20企業・団体が賛同し、2022年は3回目の『#deleteC大作戦』が始まります。
参考:気軽に始めるがん治療研究支援! SNSで「Cを消す」#deleteC大作戦とは マイナビニュース(2022年)
deleteCは『#deleteC大作戦』を実行してきたほか、下記の様なユニークな取り組みをしています。
・“C”を削除した会社とのコラボ商品の販売
・ドを使用しないユニークな演奏会の開催(“C”は音階でドを意味する)
・ゴールを決めると寄付が実施できるサッカーの試合の開催
・買うと寄付につながるサントリーの専用自動販売機を設置する活動
日常生活の中でみんなが参加しやすいことを提唱しているからです。
小国氏は「100億円を募ることを目標とするより、1億人が参加可能な仕組みを完成させ、みんなで同じゴールに向かって加速させる行動を目標にしたい」と話しています。
『#deleteC大作戦』の発案者・中島ナオさんの想い
Cancerの頭文字の“C”を削除してがん治療・研究への寄付を拡大させたい―。インターネット上で毎年9月3日にスタートする『#delate大作戦』乳がんになったデザイナーの女性が3年前の2019年、「がんを完治出来る病気になったらー」と有志と共にスタートし、女性の想いは引き継がれ、拡大しています。
発起人は神奈川県横浜市に住むデザイナーの中島ナオさん。2014年、31歳の時乳がんが見つかりました。乳がんの放射線治療など施しましたが、乳がんは進行していきました。
ナオさんは「がんをデザインする」と提唱し、考え方の転換でマイナスの出来事の受け止め方を変化させたいと気持ちを新たにしました。「がんを罹患しても安心だといえる社会にしたい」を目標に2017年に会社を起業しました。
ナオさんは自身の体験をベースに、髪が有る無し関係なく被れる帽子や、下着を身に付けなくても周囲が気にならないブラウスなどを開発しました。ナオさんは歌手のAIさんや大リーガーの菊池雄星さんらの賛同も頂き、活動に邁進していましたが、2021年4月に亡くなりました。
「治療の研究は希望の源、研究者や医療者は希望の光そのもの。その希望の光をどれだけ賛同させ、倍増出来るか、とナオさんは何度も会話を重ねて来た」とナオさんの友人であったNPOの小国士朗・代表理事はこう話します。
「暗く、重く」に陥りやすいがんのイメージを、「明るく、軽く、柔らかく」というモチーフで転換していく「行動規範」も、ナオさんが遺した足跡です。みんなが楽しく参加可能な仕組みの根底にナオさんの「行動規範」があると言いました。
参考:「C」を消そう 写真投稿でがん研究にお金 ナオさんの思いを継いで 朝日新聞デジタル(2022年)
deleteCにおいては過去2回の『#deleteC大作戦』の実行や、その活動以外の個人・会社から集めた寄付を、今日までに6人の研究者に計2100万円をがんの治療・研究費として寄付しました。『#deleteC大作戦』で集めたお金の寄付先は公募し、医療者・研究者も賛同した選考委員会から決定しています。
deleteCの小国代表理事は「専門家でもない私たちでもがん治療・研究を加速させるべく可能なことがあります。SNSの写真付き投稿やリツイート、いいねなら賛同者の心理的負担もそんなに多くない。がんは重い・暗いテーマになりがちですが、寄付は沢山の人にナチュラルに賛同して頂きたい」と言いました。
『#deleteC大作戦』の取り組みは知っていました。
いつから知っていたかは忘れましたが、取り組みは少なくとも1年前から知っていました。当時は「Cを消すだけで、寄付になるんだ!」と驚きました。
寄付は昔は振込とかが基本でしたが、今は○ペイとか、スマホ決済とか、その単語で検索すると○円寄付出来るとか、昔より誰でも気軽に寄付が出来る時代に変わりましたね。今年も9月になり、「あ、『#deleteC大作戦』のプロジェクトの時期が来たんだな」と感じました。
私自身はSNS歴は長いですが、Twitterは今は非公開アカウントに、インスタも3年以上していますが、スマホに機種変したのが去年の11月で、スマホ関係の機器も今のTANOSHIKAで仕事で使う様になって、スマホにも先に仕事から動作に慣れたので、投稿の仕方を未だに知らなくて…。投稿は出来なくても、いいねでも寄付出来るなら、そちらの方向で貢献したいと思います。
この記事のアイキャッチも、母がレモンの飲料水好きで、たまたま寄付の対象商品が自宅にあり、この『#deleteC大作戦』プロジェクトがより分かりやすく伝わるものにしたいと、その飲料水の“C”を消して、上げてみました。この記事を読んで、賛同して下さる方が増えて下さったら嬉しく思います!!
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noteでも書いています。よければ読んでください。
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