自身の障害をSNSで発信したいと思っている方へ。注意ポイント。

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就労継続支援A型事業所のTANOSHIKAで「ライター」として働き始めてもう数年が経ちました。

私の仕事は主に自分の疾患についてオープンにしてエッセイなどの記事を書くこと。

最初はドキドキだったライター生活でしたが、だいぶ慣れてきたと思います。

しかし、この私のライター生活は、決して順風満帆ではありませんでした。

色々な葛藤がありつつのライター生活でした。

今日はそんな色々な経験を経た私が、この数年のライターの日々を振り返った上で、

これから就労継続支援A型事業所から病気についての発信をするライターさんたち
これから障害を抱えつつブログやSNSなどで自分の障害について発信する人たち

に向けてアドバイスを送る記事を書きたいです。

まずは、ライターの数年の日々を振り返っての感想からお伝えします。

世に発信をするということ

この数年を振り返ってしみじみ思うのは、楽しくもあったけれども、とても辛い日々でもあったなあということです。

誰にも見せない日記を書いている訳ではなく、いわば全世界に想いを公開する訳ですから、私の仕事は対人間の仕事です。

その見えないネットの奥の方々をターゲットに文章を綴ることは…正直、思ったより難しいことでした。

ネットの奥の人々はさまざまな人たちです。

見て欲しい人…をターゲットにすることはほとんど不可能です。

自ずと、個人個人で、受け止める感情もさまざまになってきます。

そうすると、反応も多種多様になってきます。

そこが難しいなあと思います。

私の体感では、私の記事に対するコメントなどの反応は、悪い反応が半分という感じでした。

ここ数年の活動を経て思うのは、やっぱりネット上でこうやって文章を綴ることは、いい意味でも悪い意味でも、とても怖いなあということ。

最近は、相手を知らないうちに傷つけたり、怒らせたりすることのリスクも承知で書かなければいけないという緊張感を常に持たないとなあと思っています。

これからSNSでの発信をしようと思っている方は、どんなテーマを発信するにしろ、「言葉はナイフにもなる」という想いは常に持っていて欲しいです。

障害を世間に晒すということ

また、書き続けるうちに思ったのは、自分のどこからどこまでを公にするのか、ここをきちんと心の声を聞いて考えて発信しなければならない、ということです。

私は今まで「周囲の人が楽しむから」という理由で、障害の内容だけでなく、自分の過去や大切なことまで公に書いてきました。

しかし、それは果たして正しいのかな?と思うようになったのです。

自分を大切にしていない文章を書くことで、自ずと自分がすり減るような感じがしてきました。

そこで、最近は発信内容も大きく変えて、自分の見せたいところだけを、いい意味で自分にプライドを持ち発信したいなあと思うように変化しました。

おかげで執筆活動が随分と精神的に楽になりました。

ですので、これから障害を公に発信したいと思っている方は、どこまで自分の障害や自分のことを曝け出すのか、常によく考えて発信することをおすすめします。

常に試行錯誤を

また、最近は仕事で辛いことが起きても「ああ、辛い」と思うだけでなく、「ではどうしたらこの仕事を乗り越えることができるのか?」そこを冷静に考える習慣をつけるようにしました。

これもおすすめの方法です。

やはり、公に一度公開したものは誰が読むかはわかりません。
執筆したものを公に出すことには何かしらのリスク、トラブルはつきものです。

そのトラブルや問題点に、人(支援員さんや周囲の人たち)に相談しながらでも、試行錯誤しながら前向きに向き合っていくのがいいと思います。

アドバイスまとめ

私は、仕事として、お金をいただいて書いているので、これからもお金をいただくのにふさわしい文章を、心の工夫をしつつ一生懸命紡いでいきたいなあって思っています。

なんだか日記のようになってしまいましたが…今日はこれから就労継続支援A型事業所から障害のある利用者の方で発信をしようとされている人のことを想って、書いてみました!

これから事業所で発信を考えている方、自身の障害をネット上で公開していこうと思っている方には、以下の点を先輩ライターとして私からアドバイスしたいと思います。

・どんな反応が返って来ても、それはネットに文字を上げたからにはある意味しょうがないことなのかもしれない…ということ。
・言葉は人を傷つけるナイフにもなる可能性もある。だから慎重に記事を書く。
・自分のことや、自身の症状について「公にしたいこと、したくないこと」を徐々にでもいいから線引きしていく。(自分を守るため)
・辛いことが起きても、「では、どう対応していくか?」と自分の心を守るために対策を周囲の支援員さんなどと一緒に考えていく。

こんな感じです!!

偉そうに色々書きましたが、私はまだ半人前のライターです。
でも、先輩ライターとして一生懸命書いてみました!

この記事が何かのお役に立てれば嬉しいです。

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4 件のコメント

  • 記事を読ませていただきました。
    悩むことはあるけど、貴女が発信することで同じ悩みを抱えた人の勇気に繋がるでしょう
    。誰かの心を軽くしたり、貴女が人を救っていることもあるのです。
    次の記事も楽しみにしています。

    • パグさん、お返事遅くなりすみません。
      温かいお言葉嬉しいです。
      これからも記事を頑張って書くので、これからもよかったらよろしくお願いいたします。😆

  • noteから来ました。
    記事を読ませて頂きました。
    私も精神障がいがあり、色んなB型事業所など見学していたのですが、TANOSHIKAという、素敵な場所がある事をpiasuさんの記事で知りました!
    福岡は遠いのですが、近くでもこんな良いところがあったらいいな…という希望になりました😊
    ありがとう。

    • かなでさん、noteからわざわざ来てくださり、その上コメントまでしていただきありがたいし、嬉しかったです!
      最近、少し落ち込んでいたことがあったので、お陰様で元気が出ました。
      かなでさんにピッタリな素敵な場所に出会えるといいですね!
      応援しています。
      本当、コメントありがとうございました!

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    発達障害と双極性障害を持っています。20代女。 趣味:おしゃれ全般、資格取得、ネットサーフィン、文章を書くこと。 🤍noteも書いているよっ!