オルトレキシア。〜特定のものしか食べない、新たな摂食障害〜

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

摂食障害の中には、オルトレキシアという特定のものしか食べなくなる、新たな摂食障害もあります。

今回は、私も特定のものしか食べない傾向があるので、私も実はそうかな?と思いながら、このオルトレキシアについて考えていきます。

健康であって、健康ではないー。新たな摂食障害。オルトレキシア

「健康的な食べ物への不健康な執着」と呼ばれるオルトレキシアは、自分が考える健康的な食事にこだわり、その健康的と考える食事しか口にできなくなる摂食障害の一つです。あまり知られていない病気で、本人も自覚がないことが多く、周囲の指摘で初めて意識する場合が少なくありません。

白米しか食べない人も

一般的な摂食障害は、体型や体重、カロリーに対するこだわりが感化され、また、自分の理想像の障害を伴う、拒食症、過食症です。しかし、これら一般的な摂食障害とは異なり、本人の考える絶対的な健康の食事しか摂れなくなってしまう人たちもいるのです。

オルトレキシアは、拒食症や過食症のように体重などに縛られるのではなく、当人が考える絶対的に健康的な食事に強く固執します。小麦、肉や魚、卵などの動物性食品や、添加物、防腐剤、増粘剤が入っている食品を口にせず、極端な例では白米しか食べない人もいます。

専門家は「健康を意識し始める30代以降の女性で顕著に出てきます。こだわりが強く、他者からの情報に左右されやすい、行動した後の結果に対する想像力に欠ける人が発症しやすい傾向です」と説明します。

最初はダイエットや健康目的ですが、次第に自分の中で完璧な健康食をまつり上げ、自分が考える健康的な食事以外は悪であるという強迫観念に占められます。子どもが持つアレルギー改善への食を追求するあまり、自らが発症した母親もいるといいます。

オルトレキシアに苦しんでいる人は、自分で自分に取り入れたいろいろな制限にとらわれてしまい、そのような非常に厳しい決まりを自分に課すことで、友人との外食に出かけなくなったり、極端な場合は健康が危険にさらされたりすることもあります。オルトレキシアという病名は一般的なもので、医学的には認められていませんが、「制限的な食事に関連する障害」の部類に属するという意見も出ています。

また、男性よりも女性の方がオルトレキシアに2倍以上の割合でなりやすいという話もあります。

摂食障害と言うより「恐怖症」

一方、フランスとスイスで30年にわたってオルトレキシアの診療を行ってきた精神科医はオルトレキシアについて、一般的に知られている摂食障害というよりも「恐怖症(フォビア)に近い」といいます。

従って他の恐怖症と同様に、自らの間違った思い込みや強迫観念について話し合う他、リラクゼーション療法のような不安解消法などの意識や行動を変える療法で対処できる可能性があるそうです。

一方、医療現場の外では、オルトレキシアという言葉が徐々に広がっています。フランスの研究機関「生活条件調査研究センター」では、食の安全に関する相次ぐ報道も人々の不安をかり立てる原因の一つだと指摘します。欧州ではこの30年ほどの間に、狂牛病から最近の卵の殺虫剤汚染までさまざまな食に関する問題が起き、また日に日に抗生物質の使用や遺伝子組み換え(GM)食品に反対する声も高まっています。

さらに教授によれば、オルトレキシアは自分の頭が心のハンドルを握ることへの欲求を反映しています。つまり食品が、健康に有害なものを排除する欧米型生活様式に対する薬代わりにされているといいます。「私たちは今、食文化の分岐点に生きている。自分たちが食べているものに対して根本的な疑問を抱くようになったのです」。

治療は気長に

オルトレキシアは、多くの患者の場合、強迫性障害に移行しやすいです。専門家は「朝起きてから寝るまで、食事のことが頭から離れません。まずこの強迫観念を除去していきます」。薬で脳内の神経伝達物質の一つのセロトニンを補完すると、思考に余裕が出てきます。その後に考え方や物事の捉え方を変える認知行動療法を行うといいます。

「今まで体に悪影響があると思っていた食べ物でも、少しくらいなら食べても大丈夫と思えるようになり、食べられる物が格段と増えていきます」。健康意識をゼロ志向にするのではなく、生活するのに困らない程度までハードルを下げることが治療のゴールになります。時間はかかりますが、気長に取り組むことが大事です。

オルトレキシアは、本人が病気だと意識する気持ちがないと治療を始めるのがまず難しい。専門家は「食事の内容で周囲から指摘され、困惑することが多かったら、一回摂食障害を診る精神科の医療機関にご相談ください」とアドバイスしています。

【要注意】オルトレキシアのチェックリスト7選

美と健康のために一切口にしないものがある

食材の全成分表示をチェックしないと不安で食べられない

調理法や食材が気になって外食に行けない

他人の手料理を食べられない

健康的な食事をとっていない人はダメ人間だと思う

不健康な食事をとると罪悪感に苛まれる

食品の品質を徹底的に調べないと食べられない

引用:健康オタクが注意すべき「オルトレキシア」とは?│アンファーからだエイジング【専門ドクター監修】 (angfa.jp)

若干私当てはまっている様な、ない様な、、、ズボラなのであんまり気にしないですが、健康的なものは摂りたいと常に思っています。

オルトレキシアとは?

オルトレキシア・ナーボウサという病名は、1990年代にアメリカのサンフランシスコで当時代替医療を行っていた医師のスティーブン・ブラットマン博士が命名しました。「オルトレキシアとは、健康な食べ物に対する不健康な執着」と提言するのは、1997年からオルトレキシアを診察し始めたブラットマン博士です。

食事制限を自分に厳しく律し、己を持する人であればあるほど、オルトレキシアになる可能性が高くなるといいます。彼の著書[Health Food Junkies(ヘルス・フード・ジャンキーズ)]では、健康にこだわるあまり、その考えが強迫観念に変わると問題であると指摘します。

オルトレキシアは、健康な食事への傾倒が病気的な強迫観念となり、社会からの孤立や脳、精神の混乱、さらには身体への悪い影響を与える場合をいいます。ブラットマン博士が2000年の共著で使った言葉を借りれば「善行のように見える病」です。インターネットで病状を検索して自己診断する「サイバー心気症(サイバーコンドリア)」によって、これがあおられているのではないかと考える専門家もいます。ですが、精神医学界で広く診断基準と模されているアメリカの精神医学会の「精神障害の診断と統計の手引き」にはオルトレキシアは含まれていません。

オルトレキシアの認知度は、アメリカでは日に日に高まってきてはいますが、アメリカにおいてもまだまだ研究があまり進んでいないのが現実。今のところ、公式にはオルトレキシアは摂食障害だと提言されておらず、法律的に病気だと認められていないのだそう。「オルトレキシアが公式に精神疾患だと証明されるまで、今後10年以上かかるでしょう」とブラットマン博士は予想します。オルトレキシアにかかると極度な食事制限を自らに課します。オルトレキシアが原因で深刻な栄養失調を引き起こし最期は亡くなってしまう人もなかにはいますが、現時点ではオルトレキシアでは精神科医や臨床心理士による治療をうけられないことに彼は警鐘を鳴らします。

参考:VOGUE GIRL

私は朝は毎朝同じものです。強迫神経症なところは私の性格的に要素があるなとは、感じています。

摂食障害の種類

拒食症

拒食症とは、摂食行動の障害となって現れる精神疾患です。特に心理的要因(ストレス)からくるものがとても多く、近年日本においても増加傾向にある病気です。主に10代~20代の女性、150人に1人が拒食症に悩まされているというデータがあります。原因としては、ダイエットからくるものがほとんどだとされています。判断基準としては、体重÷(身長×身長)で求められるBMI指数で肥満度・重症度を判断します。BMIが17kg/㎡を下回ると軽度、15kg/㎡を下回ると最重度の拒食症で、最悪の場合になると入院の可能性も出てきます。

過食症

過食症は、「神経性大食症」とも呼ばれ、一種の摂食障害です。過食症には、食べた分だけ吐き出す”過食嘔吐”と、まったく吐かずに食べ続けるケースがあります。

過食嘔吐は、食欲のコントロールができなくなり我を忘れて食べ過ぎてしまう症状です。その後、「なぜ食べてしまったんだろう」と罪悪感や嫌悪感を抱き、このことをなかったことにしようと意図的に吐きます。また、早く体から出すために下剤を使用する方もおられます。食べた分、吐いてしまうため見た目では変わることがあまりなく、周りからは気づかれにくいです。また、次第に吐くことに慣れていき、「多少食べ過ぎても吐ける」という意識から過食がエスカレートすることも見受けられます。吐くことが日常的になると、胃酸により食道が荒れます。そして、胃酸が口腔内まで逆流すると歯がぼろぼろになる可能性があるため、身体へのダメージも現れていきます。下剤の使用も長引けば腸の運動を鈍くさせ、排便状態にも影響を与えてしまいます。

吐かずに食べ続けるケースは、食欲のコントロールができなくなり我を忘れて食べ過ぎてしまいます。短い間隔で大量に食べ物を摂取してしまうことに対して精神的にも身体的にもストレスとなり、それが引き金となってさらに過食をしてしまいます。過食嘔吐とは違い、意図的な嘔吐や下剤を使用しないため、どんどん体重が増加し周囲の人も気付きやすいことが特徴です。体型の変化に対して心身ともにストレスとなり、過食が止まらなかったり自身への嫌悪感などで家からの外出ができなくなったりと精神の不安定を引き起こしてしまいます。

引用:医療法人東横会 たわらクリニック

私がよく吐いていたのは、糖尿病治療での注射、バイエッタの為だったと思います。前は14回以上連続嘔吐とか、7回吐いて、また7回吐くとか吐き続けたりとかありましたけど、今のビクトーザになって、吐く事はほとんどなくなりましたし。

私の場合偏食で、過食でもある。

私はかなり偏食で、食べられるものが本当に少ないです。好きな食材でも、普段知っている形と見た目が違っていたら、何か食べれなくなります。偏食については、いつか記事として上げた方が良いかな、と思う位偏食です。私が食べられる味付けもかなり少ないですし。

過食も特にストレスがかかると、もの凄く食べちゃいますね。食べても余り罪悪感を感じない私にも、問題がありますね。

オルトレキシア、私も健康だと思うものはずっと食べちゃいますね。私は食べ物に関しては飽き性じゃないので、毎日ずっと飽きずに食べれます。血圧もトマトを食べれば下がると知った時からずっと食べ続け、母からは「1人で食べるから私達はトマト食べれない。あんたトマトに取り憑かれているよ」と言われています。

診断は受けてないのですが、オルトレキシア、そうなのかなぁ?健康的な食事なのに、不健康というところに、凄く反応してしまいました。。。

参考サイト

健康オタクが注意すべき「オルトレキシア」とは?│アンファーからだエイジング【専門ドクター監修】 (angfa.jp)

摂食障害|こころの病気を知る|メンタルヘルス|厚生労働省

「天の与えてくれた期待を裏切った」グレイシー・ゴールドが“摂食障害”に苦しんだ本当の理由…全米までの“奇跡のような”復帰の旅 Number Web(2022年)

noteでも書いています。よければ読んでください。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎、右手人差し指に汗疱、軽く両膝の軟骨すり減り、軽度に近いすべり症、坐骨神経痛などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。