「断捨離~心の中の不要なものも捨てよう~」うつ病viviの想い

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「断捨離~心の中の不要なものも捨てよう~」うつ病viviの想い

はじめに

AKARIで自分を表現するようになって3年。いろんなことを書いてきました。

過去に書いてきた記事を読むと恥ずかしいものがたくさんあります。

また3年近く書いていると表現の仕方も変わってきました。

現在のような表現の仕方になるまで試行錯誤。

どんな風に表現すれば伝わるのか?

伝えるための文章とはどんなものか?

こうして出来たのが今の表現の仕方です。

まだまだ改善しなければならないところがあります。

いろいろと批判を浴びることもありますが、今はこれが「うつ病vivi」の表現の仕方。

「うつ病vivi」は自身のことや今自分に起きていること、過去に起きたことを重点になんでも書いて自分をアピールしてきました。

しかしこの頃、心境に変化があり「アピール」して「理解を求める」ことから「心の中を整理」して「自分と向き合う」ための記事に変化しています。

書くことで自分を知り一歩踏み出した自分になりたい。

だけど書いていくちにかえって後ろ向きになることもあります。

そんな時は、どうして前向きになれないのか?を改めて考えるようになりました。

考えた末に導かれた答えは過去の経験。

過去の経験は心の中にしまって、そこに鍵をかけてどこかに隠してしまいました。

その鍵はどこに隠したのでしょうか?

探していると、その鍵は不要な物の中に埋もれていました。

不要なものを取り除かないと鍵を取り出すことはできません。

そのためにしなければならないこと。それは心の中を整理する。

これが「心の中の断捨離」です。

この断捨離をしようと思ったきっかけと、断捨離をしたことで得た何かをお話しようと思います。

がむしゃらに

AKARIとは・・

2017年冬、就労継続支援事業所TANOSHIKAはwebサイト「AKARI~暗闇を照らす~」を開設しました。

AKARIは生きていく上で「社会」や「自分自身」に何らかの障害を感じている人たちのための手助けになる情報を発信し共有するサイトです。

ほとんどの記事が何らかの障がいの当事者や当事者を支援する人によって書かれています。

AKARIは「生きづらさ」「働きづらさ」を抱えている人から生の声を届け心の暗闇を照らすメディアを目指します。

viviはこのAKARIで、ただただ思いつくがまま「がむしゃら」に書いてきました。

もともと書くことが好きだったので、この作業をするのが楽しくて時間の経過がとても早く感じていました。

最初は何をどう書いたらいいのかわからず手探り。

始まりは記事を書くというよりも「なんでもいいから思っていることを白い紙に書いてみる」これが「うつ病vivi」のはじまりです。

ちなみに名前の前に「うつ病」とつけるようになったのは、開設当初にいたメンバーが考案したペンネームです。

そしてその書いたものを就労継続支援事業所TANOSHIKAのホームページで公開するようになり、後にこのwebサイト「AKARI」が開設されました。

書くことの喜び

一本上げるたびに支援員さんたちが読んでくれて自分のことを知ってくれました。

それが嬉しくて、気づいたら主治医に話したいと思うそれ以上のことを発信していました。

しかし書いてきたほとんどのものは、どれもこれもいつまでも引きずって忘れられない出来事ばかり・・。

そんな出来事ばかりを書いて、「自分のことを知ってもらい周囲の人たちに自分のことを理解してもらいたい」それが目的で必死でした。

また薬のことや今自分に起きている出来事なども発信してきました。

そうして自分で一日一本と目標を掲げノルマを課せていたので、現在公開していないものも含めて発信してきたのは計320本。

とにもかくにも、ただただ「がむしゃら」だったのです。

生きている証

書いていることと書いてないこともありますが、後先考えずなんでも発信してきました。

「自分のことを知ってもらい周囲の人たちの理解をしてもらいたい」

そうしてその書いたものをAKARIで発信することが「今を生きてる」証。

「私はここAKARIの中で確かに生きている」

「私はここにいます」「ここで生きています」

それをアピールし続けることが今を生きている証でした。

死にたいと思った数々の出来事。だけど七転び八起き生きてきた。

生き続けることはつらい。だけど生きる。それでも生きる。生き続ける。

そんなviviにとってAKARIでなにかを発信することは「生きがい」でもありました。

だけどその生きがいは今思えば過去にとらわれ前に進むことができない「いいわけ」

それに気づくまで随分時間がかかりました。

心の中の不要なもの

このごろ自分自身のことを書いていくうちに、自分にとって何が必要で何が不要なのかが少しずつ見えてきました。

見えるようになるまではずっと過去を引きずって歩いてきました。

そんないくつもある過去は今でもトラウマです。

それらの過去はviviにとって悪い影響を与えています。

この悪い影響はとても苦しくとても悲しく前へ進ませてはくれません。

だからといって捨てることも出来ずずっと大切に抱いてきました。

あれがあったから今日の私がいる。

あれがあったから今日も生きている。

トラウマになっていることも含めて、それらの過去が生きていくための「糧」でした。

でもこれらの過去は本当に不要なものばかり。

もう捨てなければならないのです。

今後生き続けるためには必要なもの。

それは今を生きている私。

大切にしていかなければならない今の気持ち。

不要なものは捨てなければ。

今すぐにはできないことだけど、できることからやってみるしかありません。

断捨離

きっかけは「引っ越したい」でした。

そのために始めたこと。それはうちの中にある不要なものを捨てたり、家具や電気製品を新しく買い替えたり。なんでも処分しました。

躊躇しながらも思い切って行動しました。

その行動は新しい生活を始めるため、新しいスタートをきるためです。

始めは荷物を減らすためにしていた断捨離でしたが、進めていくうちに過去と決別するための断捨離へと変わっていきました。

だけど、まだ捨てられないものもありました。

それらはしまったまま。これだけは捨てるわけにはいかない。

それは我が家にとって大事なものだからです。

晴れ晴れとした気持ち

まずは目に見える過去を断捨離しました。

それだけで十分すぎるくらいスッキリして、晴れ晴れとした気持ちになれました。

それは支援員さんたちからも目に見えてわかるほど明るさのようです。

自分でも不思議でした。いろんなことが楽しい。声を出して笑えることが嬉しい。

それでもまだ些細な事が気になり何もかもが嫌で「クーッ」となることもあります。

そんなところはまだまだダメな一面です。

だけどダメな一面をだしても立ち直りは以前より早くなりました。

大きな変化

断捨離を始める前はにっちもさっちもいかず、生きていることさえ嫌でした。

どうしてこんなに生きづらく、どうしてこんなに働きづらい世の中なのかと。

身の回りや全ての出来事が嫌になって投げやりになり気力がなくなることも。

そうなるとすごくきつい。

とてもきついのですが自分で気分を立て直そうとするようになりました。

これはviviにとっては大きな変化。きっと断捨離をしたからだと思います。

どんなことでもいい笑って吹き飛ばす。きつくても笑う。笑おうとする。

このようになれたのは、断捨離をして心の中を整理しているからだと思います。

「よく笑う」これができるようになるまで時間がかかりました。

うつ病という病に苦しむ前まではできたこと。それが今はできる。

心の中にある不要なものを整理して必要なものだけを残して思い切って処分する。

少しずつでいいから。あなたも断捨離してみませんか?

おわりに

AKARIで自分のことや思ったこと感じたことなんでも発信する。

それだけがが生きがいでした。

はじめは「知ってほしい」「理解してほしい」「頑張ってきたことを認めてほしい」そればかり。

結果的には今も変わりないかもしれません。

それでも断捨離をはじめた今は自分を「見つめなおす」ことを優先に書いています。

書きながらこれからどうすればいいのかを考えています。

自問自答を繰り返し今の自分に必要な答えを見つける。

そして新しい自分、忘れていた前向きな自分になることができたらと思っています。

「今日までこうして生きてきた」

「明日からはこうして生きていきたい」

何十年も大事にしてきた過去だから簡単には捨てられないけれど、思い切って「断捨離(心の中の不要な物)」をしていくことで新しい自分と出会いたい。

昨日まで出来なかった心の中の断捨離。

まだ過去を引きずりトラウマになっていることもたくさんあります。

それでも少しずつ少しずつ断捨離(苦い過去を捨て整理する)をしていく。

断捨離をしていくことで、得たものは非常に大きく生き続けていくことに希望の光を与えてくれました。

そして心の中の断捨離は明日を歩く道のりに灯り(AKARI)を灯してくれるのです。

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うつ病と闘うアラフィフ。おまけに、腰部脊柱管狭窄症!踏んだり蹴ったり。のんびり穏やかに毎日を送っていきたいと思ってます。