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私事ですが別の仕事の際ビジネス本である「今いる場所を突き抜けろ」という本を紹介する機会がありまして、読んでいたら「リーダーにはひとりで立ち上がり、ほかの人に笑われる勇気が必要です」という文言があり、感心したものの日本にはこういう思想があまり無いと思われます。
リーダーシップとはどの職業でも必須で、政治、企業、いわゆる社会でリーダーの能力が高ければ高いほど、付いていく人の能力も引き出されると思います。しかしリーダーの理想像とは、難しく人格形成によってもそれぞれ違うでしょう。
今回はリーダーという役割をどう解釈して目指す指標なるものを、TEDで4本ほど見つけたので、動画と共に紹介しようと思います。
1.優れたリーダーの行動をどうやって促すのか
サイモン・ネック氏のこのTEDトークで、人間は「何を」ではなく「なぜ」によって動かされると提唱します。著名人スティーブ・ジョブズ、キング牧師、ライト兄弟の功績を織り交ぜながら、その成功した共通点を見出します。
説明する時や想いを伝えるとき
「What」→「How」→「Why」
ではなく
「Why」→「How」→「What」
という形で伝えているから3名は成功したと思われます。
ゴールデンサークルとは
上記のことを「ゴールデンサークル」といい、この方式を使ってAppleが売れ、DELLが売れなかった理由を具体的に動画で語っています。そのことを簡単に説明すると、単純な商品の機能的説明ではなく「何をしたいか」によって語られる商品は、その考え方に共感する消費者が「自分のため」に商品を購入するとなるわけです。
2.集団のリーダーシップ
集団とはチームよりは大きく20~150人ほどの集まりを指していて、社会では集団を形成し、内々でいろいろな仕事が行われています。
経営学の教授であるデビッド・ローガン氏が学校や職場、運転免許センターなどで自然と形成する「5種類の集団」について説明していて、リーダーは5つの文化ステージを理解して、そのステージに合わせた話し方ができるかどうかが大切だと述べています。
大事な問いは「あなたが属している集団はどういう種類の影響を与えているのか?」ということを前提に見てもらいたいです。
3.偉大な指揮者に学ぶリーダーシップ
これは一風変わった紹介方法で指揮者であるイタイ・タルガム氏が、タイプの異なる偉大な5人の指揮者を例にとって、それぞれのリーダーシップの特徴や問題点についてトークをしています。
威厳や権威だけでは人々をパートナーにすることができません。オーケストラの演奏家ひとりひとりの個性を引き出しながら、最高の演奏に仕上げるようにするためにはどういうリーダーシップが必要なのか、ということを題材に語っています。
これは何もオーケストラだけではなく全ての組織に通じることで、トップに立つ、リーダーシップに大切なことだと思うのでぜひ、ご視聴ください。ユーモアに富んでいてオススメです。
4.社会運動はどうやって動かすのか
最後に紹介する動画は3分と短いですが、どういう風にすると「ムーヴメント」を起こせるのかというテーマです。トークの中である動画を例にしながら、リーダーシップの在り方を語ります。
フォロワーがいてこそのリーダー
リーダーは1人ではリーダーになれず、リードする相手がいるからこそ「リーダー」となれます。つまりフォロワーは何でも無い人をリーダーに変える力を持っていますが、大事なのは最初のフォロワーを対等に扱う必要があるということです。
リーダーをリーダーにしたのはフォロワーであり、本当に運動を起こそうと思うのならすごいことをしている「孤独なバカ(天才)」を見つけに行き、その方法を他の人に伝えるということかもしれません。
まとめ・フォロワーあっての「リーダー」を忘れないように
今回は4つの動画を紹介しましたが「リーダーシップ」という概念が、さまざまな角度で見えて、理解できたと思います。決してリーダーになりたい人向けだけではなく、自分の環境において周りのリーダーと比較して見てみるのもイイかもしれません。そうすることによって、良い部分が見えてきたりするかなと思います。
リーダーを支えるフォロワーも大事にする必要があり、対等な人間として見て個性を引き出さなければなりません。つまり当たり前のことをついつい忘れがちで、上記の3章みたいに自分の駒のような「物扱い」すると、崩壊してしまうということです。
もし自分がなにかのリーダーになる時これを思い出していただければ、きっと役に立つのではないでしょうか? その時はまた見直してくれると幸いです。
参考元・CREIVE
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