障害者の私が勤務時間を増やしたらどうなった?~チャレンジャー徒然日記~

階段を登る女性のイラスト

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私は現在、チャレンジャー(※1)として、10:00〜17:00(休憩1時間)の6時間勤務をしています。

チャレンジャーとは?
チャレンジプログラムに参加し、株式会社SANCYOの契約社員になることで、より一般就労に近い形で一般就労を目指すプログラム。

それ以前は、TANOSHIKA CREATIVE諏訪野で、10:00〜15:30(休憩90分)の4時間勤務でした。

チャレンジャーになることで、2時間ほど勤務時間が増えたのですが、その2時間で苦しめられることになるとは・・・

勤務時間を増やしたことで困ったこと、工夫したことを、これから一般就労を目指すかたのアドバイスになればと思い、記事にしたいと思います。

はじめに

以前、一般で働いていた時はシフト制で9:00〜22:00の間で、6〜8時間の勤務をしていた私ですが、体と心を崩し、生まれてはじめて就労継続支援A型事業に入ることになりました。

A型事業所では、10:00〜15:30(休憩90分)という短時間勤務でしたが、最初のころはそれもキツく、午前でギブアップ、午後でギブアップ。

慣れるまでに時間がかかりました。

大きく体調を崩して、半年間仕事に行くことすらできない時期もあります。

そんな私が、運よくチャレンジャーになれたのですが、心配だったのは、やはり勤務時間。

4時間から6時間(休憩時間も減る)に慣れることはできるのか!?と内心ひやひやしていたのですが、まずは1時間残業することにしました。

その1時間が辛かった

TANOSHIKAでは、認められた業務では1時間の残業が許可されています。

私も許可をもらい、まずは1時間の残業からはじめたのですが、その1時間が辛かった。

完全に4時間勤務に慣れていた体に1時間多く仕事をするだけのことがこんなにキツイなんて。と思っていました。

体がうまく慣れないうちに、チャレンジャーへ異動となり、恐怖の6時間勤務が始まるのです。

たかが2時間、されど2時間

チャレンジャーになった日から、休憩1時間のみ、6時間勤務となりました。

まず、最初に困ったことは、すっかり4時間勤務のルーティンだった家事が、うまくできなくなってしまったことです。

16時には帰宅していた時は、17時にはお風呂に入り、それからのんびりして、お腹がすいたらごはんを作る。と余裕のあるルーティーンだったのですが、2時間勤務時間が増えたことで、それが見事に崩れたのです。

ルーティーンを立て直す!

チャレンジャーになってからは、早くても17:30、用事などがあると、帰宅時間が18時、19時になってしまいます。

なによりも、午後から休憩なしで働いているので、疲労困憊。

帰ってから、なにもできずベッドにバタンキューする日々で、休みの日になんとか動いて、家事をこなしました。

パソコンの前で疲れ切っている女性のイラスト

 

しかし、人の体というものは不思議で、2ヵ月ほどで6時間の勤務にも慣れていったのです。

慣れてきたところで、私は帰ってからのルーティーンを立て直すことにしました。

決めたことは以下です。

決めたルーティン

■帰ってきてすぐは寝ない(最初は疲労で寝てしまっていた)

■後回しにできる家事は週末に行う(無理をしない)

■お風呂はすぐ入る(座ったら終わり。動かなくなる。)

■ごはんは無理せず、店屋物でもOK(スーパーのお惣菜をフル活用)

あと鬼門だったのはスマホでした。

スマホを見だすとずっと動かないので、スマホはなるべく見ないようにして、お風呂とごはんのあとに見ることにしました。

そして何より重要にしたのは、「きつかったら休む!無理しない!」ということでした。

中途覚醒がある私は、うまく寝れなかった日などは、朝が起きることができずお休みすることもあり、そこに罪悪感を感じていたのですが、「ここで無理してまた長期で体を壊したら元も子もない。」と思っていました。

休みはするけれど、必ず次の日には復活する。ということを心がけ、お休みをいただいた日は、家事もなにもせず寝ました。

あと、行政サービス(ヘルパー、訪問看護)をフル活用して、お手伝いしてもらいながらの生活をしています

私から伝えたいこと

今、私は一般就労を目指しています。

勤務時間は、フルタイムで8時間。

今より、さらに2時間増えます。

しかし、あまり不安はありません。

多分、最初はきついだろうと思います。

けれど「無理はしない。」という心持ちでいこうと思っています。

行政サービスの利用時間なども調整しなくちゃいけないし、帰宅時間がさらに遅くなるのであれば、夕ご飯も宅配などを利用してもいいと考えています。

これから一般就労を目指す方に伝えたいことは、無理はしないでほしいということと、事前準備(残業できるのであれば、残業をしてみる)や、勤務時間が増えてからのルーティーンワークを少し想像してみること。

一人で無理はしないこと。助けてもらえるところは助けてもらう!

今年も猛暑で、仕事以外でも体に負担が大きくかかります。

まずは、体調を崩さないように心がけましょう。

それがあなたの第一歩かもしれません。

女性の日常生活を描いたイラスト

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