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こんにちは、金次郎です。
皆さんは自分の「睡眠の質や時間」について、満足していますか?
厚生労働省は
・成人については、1日6時間以上の睡眠時間を確保
を推奨していますが、睡眠時間が6時間未満の人は、若者から高齢者まで各年代とも3割から5割もいるそうです。
参照元:(厚生労働省)健康づくりのための睡眠ガイド 2023 (令和6年2月改定)(pdf形式13ページ)
睡眠時間が短いと、肥満や糖尿病、さらには認知症の発症リスクが高くなります。
でも、ただ単に長く寝れば良いと言うものでも無く、年齢毎に理想とされる睡眠時間が有ります。
1 | 子供 | 小学生:9時間~12時間 中高生:8時間~10時間 |
2 | 成人 | 年齢や性別また職業によっても違いますが、おおむね6時間以上を目安に 必要な時間 |
3 | 高齢者 | 寝過ぎは、逆に病気に罹るリスクを上げてしまいますので、8時間を超え ない程度に |
睡眠は私たちの生活を健康的に送れる様に、適切な時間を取らないといけませんが、今「睡眠」で悩んでいる人が多くいるそうです。
それは、皆さん「どの科目の病院に行って相談すれば良いのだろう?」と迷っているのです。
そこで新たに「睡眠障害」の名を冠した診療科目を作る事で「眠りの悩み」を解決しやすくしようと言う動きが出ています。
今回は、新たな診療科目「睡眠障害」について書いてみます。
一口に「睡眠障害」と言っても症状は色々有るし、診療科目も違う
「眠れない」とか「寝つきが悪い」と言うと、直ぐに「ストレスをため込んでいるんでしょう」とか「生活習慣が乱れているのじゃ無いの?」と言われてしまいそうです。
しかし、眠れない症状によっては重大な病気が隠れている場合が有ります。
どの様な症状の「睡眠障害」では、どの診療科目に行けば良いのでしょうか?
・不眠症
・内科・精神科・心療内科
なかなか寝つけない、眠りが浅い、途中で目覚める、予定時間よりも早く起きる
・過眠症(ナルコレプシー)
・神経内科
十分な睡眠時間を取っているのに、日中に眠気が続く
・概日リズム睡眠障害
・精神科・心療内科
体内時計が正常に働か無くなる症状(夜型生活や交代勤務の方に多い)
・睡眠時無呼吸症候群(SAS)
・いびき外来・耳鼻咽喉科・呼吸器内科
睡眠中に何度も呼吸が止まったり、いびきや昼間の眠気、集中力の低下
・睡眠関連運動障害
・脳神経内科・心療内科
睡眠中に無意識に手足が動く症状
レストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)など
・睡眠時随伴症(夢遊病)
・脳神経内科・心療内科・精神科・小児科(子供の場合)
睡眠中に行われる異常行動を示す疾患の総称
成長過程の神経系が未発達な子供に起こる事が多いですが、稀に大人もあります
参照元:(医療法人社団 紡潤会 いびきメディカルクリニック)睡眠障害は何科の病院に行くべき?疾患ごとでどこに行けばいいのかをご紹介!(2025年02月06日)
「日本睡眠学会」の要望
この様に、「睡眠障害」と一言で言っても症状によって受診する診療科目は様々に分かれています。
・眠れないけど、どの科目の病院に行けば良いのか分からない
と言う事で、ほっておいてしまい睡眠不足が重症化してから受診すると、総論に書いた様に睡眠障害だけでなく糖尿病や認知症も併発していたなんて事になりかねません。
それで、今般「日本睡眠学会」は厚生労働省に対して
・睡眠に関するあらゆる相談に乗れる科目ですよ
と言う事が分かる様に、科目名に「睡眠障害」も表示できる様に要望書を国に提出しました。
参照元:(NHK)NEWS WEBトップ|「睡眠障害」診療科名に追加を要望 「睡眠障害内科」など想定(2025年4月30日)
良質な睡眠を取るために
上記NHKニュースの中に「【Q&A】日本人は睡眠不足?睡眠障害ってなに?専門家に聞く」と言うリンクが貼ってあります。
このページの一番下に「“不眠症”チェックシート」なるものがあります。
これは書かれている様に、世界共通で使われている:正式名称「アテネ不眠尺度」と言うものです。
以下に、自分でチェックできるページがありますので、質問事項の回答文前に有る「〇」の部分をクリックして8つの質問に回答して行きます。
最後にページ最下部の「睡眠セルフチェックの判定結果へ」をクリックすると、あなたの睡眠の状態が分かります。
参考元:(株式会社ジャパンEAPシステムズ)睡眠セルフチェック(アテネ不眠尺度)
終わりに
過去記事に書いている様に、私は若い頃の入院時から「睡眠導入剤」のお世話になっております。
しかし、去年辺りから処方されている薬の量だと寝過ぎてしまう事が多発するようになりました。
それで先生にその事を相談すると「ちょっと薬の量を減らして見て、それで6時間以上寝れるか試して見ようか?」と言われましたので、現在は睡眠導入剤の減薬に挑戦中です。
また、睡眠の質を上げる為に以下の事を実践しています。
・起きている時は、室内にこもらずになるべく外出して動き回る
・夕食後は、お茶を含めてカフェイン飲料は飲まない
・床につく時間を毎日同じ時間にして、夜更かししない
たかが睡眠、されど睡眠。
眠る事をおろそかにしてはいけませんよ。
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